「表」の世界では決して裏切ってはならない者、恩を忘れてはならない関係がある。
例えば長年連れ添った「糟糠(そうこう)の妻」とか影でそっと支えて尽くしてくれていた愛人とかであるのだが、この人達と道を外した別れ方、金を渋った別れ方をするととんでもない不幸へと向かう。
「裏」の世界ではあいつとは砂を食った仲というのがいる。何も食えずカップ麺を二人で食べワンカップを分けて飲む、一枚の布団に二人でくるまって寝た仲だ。いつかきっと男になってやる、そう思った仲だから決して裏切りは許せない。兄弟分の盃は交わしてなくても命懸けの仲なのだ。
井戸を探した人、井戸を掘った人、その井戸の水を飲む人がいる。
仁と義、武士道の世界では、探した人、堀った人の恩は命を懸けても守らねばならない決まりとなっている。今の政治家でいえば、民主党の井戸を探したのが鳩山由紀夫一族、井戸を掘ったのが小沢一郎一家、その井戸の水を飲んで腹を下しているのが菅直人グループである。
※週刊新潮より |
前にも書いたが私の数多くであった政治家で菅直人程の低レベルの人物はいない。
人の目を見て話さない、基本的な挨拶が出来ない、時間にルーズ、携帯を二つ持ち外へ、戻ってはメールを打ち外に出ては怒りまくり戻ってはところで何だっけと言う。ひっぱたいてやろうと思ったがその価値もない人物と見て取ったので他の議員と共に呆れ返ったものだ。
一年前は小沢宅へ行き作り笑いをし、今年は小沢切りをしますと突然躁状態となった。
野党はあらゆる攻め手を用意して政局を動かそうとしている。必ず政変が起きる。
※週刊新潮より |
人間持ち慣れない物を持つと不幸になる。400人を越す国会議員、権力の味、お迎えの車の座り心地、側にいるSP達。民主党は元々寄せ集めだから浮かれて情報がボロボロと流出する。官僚達はしたたかだ。
「孫子の兵法」に「知り難きことは陰の如く」という。大事な事は見せるな、語るなだ。そもそも政党などというのは大臣や党の人事ポストを巡る永遠の戦いなのだ。
コソコソ浮気をしていたり、チョコチョコつまみ食いをしていると酷い復讐を受けねばならない。
過日、孫達が回転寿司が食べたいというので江の島の寿司屋、三浦三崎港に行った。三度目である。
※三浦三崎港店内イメージ |
丁度テレビで本マグロ一本3249万が競り落とされ「久兵衛」が三年続けて香港の寿司屋チェーンと組んで落とした。赤身や中トロを一貫2,400円から4,000円で出すという。
一貫4000円!!※写真はHPより |
目の上の回転してくる中トロを見てコレは二貫で462円だが見た目はマグロによく似ているではないか。サラリーマンや家族連れが楽しそうに回転を楽しんでいる。合計で11,200円、あの本マグロなら赤身五貫しか食べれない。我が家はこれでいいのだよと一年の計をみんなに語る。
シンプルライフ、楽しいことが大切なのだ。仲良い事が一番なのだ。日本国もまず回転寿司に返らねばならない。「美しい貧しさ」を創るのだ。そこから再生は始まる。
その夜改めて受けた恩は決して忘れない様にと心に決めた。
最後に「孫子の兵法」に「将に五危あり」という。一番危ういのは「必生は虜にされ」とある。
自分が生きる事ばかり考えている将はやがて敵の捕虜となるという事だ。
菅直人は見事にこのケースとなるだろう。リーダー達よ、自ら先頭に立って前へ向かう事だ。
みんなで楽しく回転寿司を食べるが如しだ。寿司と思えば立派な寿司なのだから。
「久兵衛」の親父はやはりしたたかだった。話題作り、こうしてテレビで盛り上がれば一ヶ月はお客が来ますからねだと。食えない親父だぜまったく。
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