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映画チラシです。 |
六月二十八日(日)群馬県前橋市にて新作の短編映画(27分)の第一回上映会を行った。主役を演じてくれた一人が前橋出身の現役のムエタイの世界チャンピオンだからである。
その名をリヨン樺澤さんという。無敵の人だ。
そのリヨンさんの父上が空手家の樺澤春雄さん、国土會の総裁である。
若かりし頃、国士舘大学時代はケンカの鉄人といわれた人である。
父は息子を尊敬し、息子は父を敬愛する。
これぞ日本の親子なのだと思った。
樺澤総裁のご尽力でシネマまえばしの120席はほぼ満員となった。
心より感謝御礼であった。
制作資金の一部を出してくれた指宿豪さん、赤城廣治さん、内藤泰憲さん、恐くてステキなポスター11点をデザインしてくれたアドビジョン銀座の社長、前島一郎さんとステキな奥さん、映画初出演であった沖縄の仲里健太さんとそのボディーガード&ドライバーの方、それにプロデューサー&スタイリストの上原有美さんが前橋に来てくれた。
映画の題名は「狼の詩」、岡倉天心の名著「茶の本」を読んでインスパイアされ脚本を書いた。監督は新進気鋭の寺尾学ぶさん。残念ながら舞台演出中で来れなかった。
親分役のベンガルさん、親分の女役の美美さんもスケジュールが合わず来れなかった。
若頭役の赤城廣治さんは日本の広告界を代表するコピーライター&クリエイティブディレクターで若手のリーダーである。
日常生活では正義感の塊なのだがヤクザ役を頼んだ(抜群の演技)。
兄貴分役の指宿豪さんは、銀座でクラブを経営する一方、劇団を主宰、演出と出演をしている。また現在真言密教の修行中(すでに法名を受けている)
弟分役のリヨンさんは指宿さんとVシネマで共演したことがある。
若い衆役の仲里さんは食品関係の会社を運営中。
指宿さん、仲里さん、そのボディーガード(そこいらのタレントの数倍カッコイイ)には見事な刺青が入っている。何故でしょう(?)この人たちの礼儀正しいことこの上なし。
若い衆役の内藤さんの本業は鍼灸マッサージ師、その道の達人で週に一度私の体の手入れをしてくれている。優しいオトーサンが恐いオニイサンになってくれた。
何時も鋭い批評をしてくれる中野裕之監督に見てもらったら高評価をしてくれたのでひとまずホッとしている。それにグラフィックデザインの大巨匠井上嗣也さんも。
また日本の映画界で賞を獲りまくっているプロデューサーの星野秀樹さん、PARCOの文化担当金子学さんからも高評価をいただいた。手応えは十分ある。
次は東京で岡山(倉敷)で、ひょっとすると四国の四万十でも上映会をするかもしれない(友人が四万十映画祭をやっている)。
映画バカが集まって、お金を出し合って、仕事の合間を作って一年二ヶ月かけてやっとここまで来たのだ。
青山学院大学の学生時代アルバイトとして私のところに来てからずっと一緒だったチーフプロデューサーの奥野和明君は事情があって実家のある大阪に帰った。
心から御礼を申し上げる。誰か会ったらよろしくいって下さい。
タクシーの運転手さんになって大阪の街を流しているはずだから。
本人はこの方が性に合っているといっていた。バカな私を支えてくれた。
日本映画史上初めてのシーンを見ることが出来ます。拝金主義反対の映画。
正しいヤクザは必要なんだ(?)の映画です。協力をしてくれた多くのスタッフの方々のためにもきっと大きな評価を受けてその恩に報いたい。
私のような映画バカは死ななきゃ治らないのです。