雑誌「ソトコト」で有名な「木楽舎」から隔月で「孫の力」という雑誌が出版されている。編集長はその名も高き小黒一三さんだ。
♪〜なんでこんなに 可愛いのかよ 孫という名の 宝もの じいちゃんあんたに そっくりだよと…こうつづくのは名曲「孫」だ。
山形県の歌手、大泉逸郎さんの大ヒット曲だ。
私が大変お世話になっている社長さんも大泉勉さんという山形県出身の人だ。
作家藤沢周平を生んだ風土は大泉勉さんのように人に優しく、面倒見がよく、弱者には特にやさしい人を生む。
大尊敬をしている水彩画の巨匠麻生哲郎さんも山形県鶴岡の出身だ。
三月十八日〜二十四日まで京都御苑近くにある、虎屋京都ギャラリーで旅のスケッチ展「古都の春、老舗の華」がある。相変わらずの名文の案内状が届いた。
最終日の二十四日に行ってくる。
話は「孫」に戻る。
こんな記事を読んだ「孫離れうつ」近年目立つ/の大見出し、老年期から発症喪失感が引き金/のサブ見出しであった。孫は来てうれし、帰ってうれしともいう。
ずっと見ないと寂しいが、ずーっといられると疲れ切るからだろう。
孫の面倒を見ていた祖父母が、孫の成長と主にその役割を失い、うつになるというパターンがここ数年で目立って多くなっていると記事にあった(朝日2/27朝刊神奈川版)。
孫の世話を生きがいにしている愚妻には未だ直ぐ側に保育園児がいるので、あと10年ほどは生きがいを続けられるだろうと思う。但しポックリ逝ってしまうかもしれない。
ちなみにシニアの「生きがい」「やる気の源」ベストスリーは、(一)旅行などの趣味61%、(二)パートナー(妻・夫・恋人)43.9%、(三)子ども・孫43.3%であった。
あーもしもし浅葉ですがと浅葉克己先生。浅葉先生といえば卓球だ。
見た?世界卓球2016と聞かれたので勿論見ておりますと応えました。
超絶的卓球は最早格闘技のようで、ピンポンなどという表現が出来ません。
打つ、返す、打つ、返す、打つ、返す。バーンと打つ。
「孫離れうつ」の予防には卓球がいいのではと思った。
勿論温泉場にある卓球というかピンポンでいい、頭使う、体使う、足使う、手を使う。
きっといい汗をかける、うつを打ち返せるはずだ。
私の家では食事をするテーブルに小さな網を張って(ちゃんと売っている、2本の棒が吸い付く)ピンポン、パンポン、ピンポンを愚妻と孫たちがやっている。
三月九日、浅葉克己先生のデザイン展を観に京都に行く、日帰りである。
シニアのみなさん、木楽舎刊の「孫の力」をぜひご愛読してください。
元気が出る情報がギッシリ入ったステキな雑誌です。
この一冊を読めば、決して「孫離れうつ」にはなりません。