ページ

2016年3月2日水曜日

「ヨーガがあるなら」




去る日曜日の午後、ほんわりと暖かだったのである所に、ある人たちを見に行った。
ある所とはある会館、ある人たちとは「乙女なおじさん」たち。
ヨガサークルをしている友人から今頃のおじさんたちは乙女化してるんですよ、今度◯☓会館でヨガ、バレエ、フラダンスの同好会をやるからぜひ見て下さいよと言われていた。
場所が近所だったのでブラリと行った。

4060代位の男性が約20人、2070代位の女性が40人位、若々しい男女の講師が78人。ヨガ用の音楽とバレエ用の音楽、フラダンス用の音楽が会館の中でゴタマゼになって不思議なフュージョン音楽となっていた。

マットの上でイテ、イテ、イテテと格闘する太腹の人。
ゆっくりと前後屈をしたり体をひねったりして、イデ、イデ、イデデ―オと声が震える中腹の人。
ハイ、ハイ、ハイのリズムで足を上げるも上がらず、ヨロヨロして倒れてしまうメガネの太鼓腹の人。
つま先立ちをしようとして足をひねってしまう短足の人。
フラフープをやるように腰をくねくね回す、グレーのジャージ姿の人。

あんまりおかしいので外に出て腹を抱えて笑った。
マンガみたいな世界をおじさんたちは真剣にやっている。すこぶる本気なのだ。
ストレス解消、肥満解消、精神統一、心身解放。

パンパンのトレーニング姿の若い女性講師、胸が風船みたいに大きくてハチ切れそう、その若い講師にハイ!開脚と足を左右に広げさせられる、あっ、イテ、イテテと言う、ソーレの掛け声で背中と頭を押され顔を半開脚の中に埋めさせられる。
イテ、イテ、ダメ、ダメだぁー!体かたいですよと言われ、柔らかくなりますかねと見上げている前に大きなオッパイが二つ、きっとなりますよ、ハイ、もう一度、イテ、イテ、その先に斜め45度に手を上げ両足を交差させているヨガおじさん。
しまいには笑っていられなくなった。余りにみんな必死だった。

もっとも聞けば交流の場でもあるらしい。
やっぱり、どこか「乙女なおじさん」たちの目が泳いでいるのだ。
悪く言えば物色だ。
きっとたっぷり汗をかいてカラオケ店に行ってビールで乾杯!なのだ。
ピッチピチの講師も参加とか。

私は何しにそんな所を見に行ったかといえば、一度会いたかったヨガの老師が来ると言っていたので。だが残念ながら老師は来なかった。
あることを考えていたのだが、腹を抱えて笑っている内に、ある考えはダメだなと結論を出した。来なかった老師に、待っていたのにと電話で言ったら、ヨーガあるなら来いみたいに言われてしまった。ごもっともです。

0 件のコメント: