週末土日、YOROZU相談室は辻堂にその場を移し、多忙であった。
土曜日午後二時~四時、鍼灸マッサージの達人が平塚から来てくれて、鍼をブスブス、お灸をボーボー、全身のマッサージをグイグイとやってくれた。
これは治療ではなく工事ですと言う。
佐賀出身のこのヒトは温泉地で修行しながら独立をした。
体がブワン、ホワン、ボーとしていたのだが、電話が数本入った。
一本は金を借りたいという。
ある訳はない、それに前に貸したのを返してもらっていない、で終わり。
一本は就活の相談。昨年卒業したが未だに就職が出来ていないとか。
で、日曜日昼、辻堂の星乃珈琲店で本人とご両親と会った。
23才にもなってしっかりしろと言ったら、目が三角になった。
大学で教師の資格らしきものを持ったらしいが、自分を教育できないのに人を教育できるのだろうか。
エッ、オイ、キミどーなのと言えば、じっと黙ってオレンジジュースをストローですすっていた。ご両親はかなり疲れていた。
午後二時過ぎ駅前のデニーズへ。
離婚危機の報告。夫婦でなく妻一人で来た。
私はグラスワイン白二杯、妻の人オレンジジュース一杯。
夫は来なかった(人事異動になってしまったとか)。
夫は多分というか絶対浮気、三才の男の児が一人。
生活費を入れない、外泊が多いとお決まりのパターン。ところがやや事情が違った。
妻はパート先の病院で、レントゲン技師と出来ちゃったとか。
レントゲン技師は時々バイトでやって来る。このケースは深入りするとヤバイ。
で、私にはどうすることもできない。
三才の男の児の将来に何が大切かを考えなさいなどと言ったが当たり前過ぎ、医療事務の資格をとったばかりに。
三才の男の児は一生懸命ガチャガチャをやっていた。
五時過ぎ、湘南モールの中の喫茶店に。
この男グチる、チクる、ブーたれる。私の大嫌いなタイプ。
転職相談なのだが、MEイズムの典型、自己愛主義、自分は正しい主義、だから上司も仲間もみんなダメ関係となる。
でキミはとキツク言うと、少し泣き出した。ミックスサンドに涙が落ちた。
私のモットーはチクって、グチって、ブーたれた人間は信頼はしても信用はしない。
会社や仕事に対する好奇心や熱量が著しく低下するからだ。期待しても無駄花となる。
長い経験上きっと期待するだけシラシラ、ヒラヒラ、スカスカとなる。
で、相談相手にキミを使ってくれるところは〇ゼロかもしれない、〇ゼロからやれるかと聞いたら、家賃と生活費で切り詰めても17万かかるという。
奨学金の返済も40才まであるんだとか。
うーむ、キミはバカになれるかと聞けば、(?)(?)(?)バカじゃありませんと言われた。まあいいや、何か食べなさいと言ったら、ビーフシチューを頼んだ。
私はハイボールを頼んだ。
月曜日ブログを読みなとみんなに言ったら、いつも読んでますと言った。
書いていいかと聞いたらいいですというから書いた。
嫌、嫌生きることはない、人生は広くそして長い。
やることは、やる気さえあればいくらでもある。
但しMEイズムは社会に適応できない。アタマを使ってバカになるべしだと言った。
さじを投げられても食いつけよと。さじを投げた相手には私ほどキツイ人間はいないだろう。
守るべきものを守るためには、鬼にも蛇にもなる。
花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ、嫌な会社、嫌な上司、嫌な結婚、嫌な相手。ところがキミが嫌と思う以上、相手もキミを嫌がっている。
人生とはそんなもんなんだ。
「元気ですか~、元気があれば何でも出来る!」アントニオ猪木さんの気合を思い出していた。