大小の違いはあるが人間の頭の大きさは大差ない。
大差があるのは脳ミソの中味だ。
ノーベル賞を受賞する天才もいれば、何人も人を殺す者がいる。
宇宙の中に地球に似た星が七つあると発見する天才もいれば、カレーうどんを作る名人もいる。
人類は小さな魚のようなものから進化したのだという天才もいれば、老人をだまして詐欺を働く悪人がいる。
天才とバカは紙一重というが、どうもそうではないと思う。DNAが違うのだ。
このDNAをずーっとさかのぼると、ルーツはアフリカになるらしい。
首飾りなんかを作るのが上手だったDNAはジュエリーデザイナーになったり、住む場所を作るのが上手かったDNAは建築家になったり、やたらに凶暴であった者のDNAは殺人者になったりする。
モメ事を金にするのが上手い者のDNAはヤクザ者や法律家になった(?)。
食物を集めて来た人間のDNAは商人になり、それを料理したDNAはシェフになった。
突然変異的にDNAと違う人間も出るが、根っこは同じはずだ。
電話帳の職業欄に載っている以上に人は職業を持っている。そのルーツはアフリカなのだ。
八百屋さんもメガネ屋さんも、役人も先生も、社長も組長も、バスの運転手さんもストリップの女性も、落語家もファッションデザイナーも、みんなアフリカなのだ。
腹が減っては行きていけない、人間は食べ物を求めてアフリカから世界各地に散り散りになりながら旅に出た(グレート・ジャーニー)。旅といっても決してのどかではない。決死的な旅だった。
そして食べるために進化をして行ったのだ。
人類が人間になって行った。食べ物は争いを生む。
腹が減っては戦が出来ない、更に食べ物を求めて争う。
気の合った者たちが結団する。
結団は種族となり自分たちだけが分かり合える記号とか信号を生む、それはやがて言語となる。
進化の上で習性が生まれる。いつまで裸じゃいけないとファッションが生まれ化粧も生まれた。
そんな中で文明を拒否した種族が世界中に未だたくさんいる。私たちのルーツの人たちだ。
私は憧れる文明を拒否した人たちに。一度ヤキトリでも食べながら一杯飲みたいと思う。
特にファッションとヘアメークがすばらしい、色彩感覚がフツーの人間の比ではない。
一度ぜひお寿司でもご一緒したいと思う。
人類は食うために人間になったが、人間は食べ過ぎてしまった。これからは退化して行くのだろうと思う。
私はどんどん退化している。
問題解決を明日からやればいいと先送り、卵が先か、ニワトリが先かと悩んでいると、キミは何をやっていたんだと、お声がかからなくなる。一年なんてあっという間の365日だ。最近の発見!天才と呼ばれている人の頭はとても小さい。その人たちは行動力にあふれている、好奇心と向上心の塊だ。
優れたDNAを持つ脳ミソで味噌汁なんか作って飲みたいものだ。ネギとおトーフを入れて白味噌なんかと合わせて。
かまやつひろしこと「ムッシュかまやつ」さんが亡くなった(78)、歌が上手くない天才だった。
いい人の天才だった。♪~あの時君は若かった…。
父上は有名だったジャズシンガー「ティーヴかまやつ」さん。
DNAは引き継がれていた。(合掌)