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2011年8月23日火曜日

「ジャージーとお尻の割れ目」



たった一人のチャイナヒゲの中国人料理人が、顔は笑いながらも飛び散るナスやキャベツや八宝菜で火傷しつつ限界に挑戦している夜だった。そこはまるでかつての料理番組、料理の鉄人を一人だけでやっている厨房だった。


八月十三日、娘たち息子たちそして五人の孫たち十一人(一人は四ヶ月の赤ちゃん)と老林という中華店に行った。

凄く美味しいのに場所が離れている上、駐車場に三台しか停められなく、いつもはよくて三分の一位の入客であった。

お盆休み、まあもしかしたらと思い一応予約しておくかと息子が六時半にと予約を入れた。四時頃に電話した。


で、六時半に店に行くと何やら人がたくさんいるではないか、階段を上がり二階に行くとお客さんは大盛りで溢れているではないか。六人から十人座れる長方形のテーブル十台がギッシリ。

入口のキャッシャーの前に短パンにTシャツの眼鏡を掛けた萩本欽一さん風のおじさん(60歳位)、その奥さんらしき人、娘小学四、五年生位一人、それとゲストだろうかトンガ人みたいなでっかい男とその妻風、やはり小学生位の男の子一人と女の子二人がまだかまだかと待っている。他に三人組と四人組どうやら予約を入れたのだが店がミスをしたらしい。


そこへ私達一行が入ってきて奥の十人掛けに直行した。

フロアには中年太りの五十五歳位のおばさん(石井ふくこ風)と黒いトレーナーが動き回ってお尻の割れ目が出てしまっている四十五歳位の日本人女性(現代の山本リンダ風)、もう汗びっしょり、あんまり役に立っていない子豚の様な二十五歳位の日本人(ピンクの電話の太い方風)座っているお客は、もうこれもこないあれもこないのシュプレヒコール。


我々の隣には中年の女性四人と全員アロハの男性六人。やはり今か今かと目が血走っている。

な、なんでなんだ、オ、オ、オレはナ、ナ、ナカダなんであっちの人間が先に座ったんだと凄い怒声。

石井ふくこ風がノートをめくり確認する。予約入ってませんが、何、何いってんだオレが電話したんだバカヤローふざけんなとなった。


そこへ厨房から大ブタの様な三十くらいの男(松村邦洋風)、耳に変なピアス、手には野菜の束を持っている。

オイ、生ビールまだ?すいませーん、ピータン、ザーサイ、焼きそばマダァ?青菜チャーハン、回鍋肉、鉄板餃子、小包、五目おじや、カタ焼きそば、麻婆豆腐、紹興酒、白ワイン、焼酎ロック、シーフードビーフン、ダック巻き、酢豚、八宝菜炒めマダァ〜?マダァ〜?マダァ〜?と隣の男女。出っ歯で出しゃばり、仕切女(泉ピン子風で酔っ払っている)陽灼けした色黒の女たち、まあよく頼んだ事。オーダーしたメモを読み上げる。


入口ではもういいバカヤロー、二度と来るかとトンガの家族を連れて出て行く萩本欽一さん風泣き声になっていた。

こうなると愚妻や娘、息子が私が隣に向かってウルセイババァ静かにしろという事当然状態となり高校野球の話など持ち出して私の気を紛らわす。孫の手前がありじっとこらえる。仕方なく自分で頼んだ生ビールを入口の方に取りに行った。


周りはアロハにジーンズ、ビーチサンダルの人相のはなはだ悪い男が一気に厨房に向かったので固唾を飲んでスワッいよいよかと視線が集まった。厨房の中では料理人が中華鍋で大量のチャーハンを作って手で少しつまんで味見をした。

そして私と目と目が合った。汗びっしょりの顔で笑いながら「イッツモアリガトウゴゼイマス、キョウハオキャクサンタクサンウレシイノコトヨ」みたいに言った、ずっと昔他の店に居た時からの顔見知りだった。


料理人四人が放射能が恐いと言って帰国したまま戻って来ないのだ。

「燕」さんといった。スイマセーン子供がお腹空いたって泣いているんですけど早くシテヨォーと大声がした。黒いジャージーの女性のお尻の割れ目が更にクッキリとしてきた、一人で店内を走り回った。ますますゴムが緩んでしまったようだ。我々が料理を口に出来たのは八時十分であった。孫たち五人は寝てしまっていた。みんな待ちくたびれて食欲を失っていた。


隣ではウルセイ、ダセイ、胃袋みたいな女共がよくまあ食べるものだと感心する程食べまくり、飲みまくり、ダベりまくり、笑いまくっていた。その後どんな寸劇が起きたか私とは思えないお盆休みの始まりであった。


ご想像におまかせします。湘南鉄砲通り始まって以来の事が起きたのです。

主犯は決して私とは限りません。

2011年8月22日月曜日

「洗濯物注意報」



「時間ですよ」と「痴漢ですよ」の違いを長い人生の間ずっと疑問に思ってきた。

久世光彦演出、森光子主演の大人気ドラマがあった。劇中必ず女性の入浴シーンがある。

私は女性の全裸の姿を見る趣味はないが、銭湯に行く習慣はあった。


ドラマの主人公の商いは銭湯であるからして当然入浴シーンがあってよいのだが、番台に船越英一郎が座って女性のオールヌードをずっと見ていても全く「痴漢ですよ」にはならない。

又、女性達も番台にどんな男性、例えば2代目のお兄さんとか、いかにも助平そうなおじさんとかが座っていても一つの物体にしか見ないし気にしない。


銭湯の番台に座っていた主人が痴漢でパクられたという話は聞いた事がない。

しかし番台の横から左とん平かなんかがお金を払いながらチラッと見ると「痴漢ですよ」となってしまいお巡りさんなんかにこっぴどく叱られる。女性の心理とは分からない。


後輩の家が東京の井荻という処で銭湯を経営していた。お前の変わりに一度座らせろと命じたらそれだけは勘弁してくださいと泣きを入れられた。


もう一つ分からないのが「水着」と「下着」の境界線だ。

下着ドロボーなんていうのが近代史の中で誠に多い。最近流行っているのは女性を脅して何と下着を脱がしそれを持って逃亡する。捕まえると、教師、自衛官、警察官が上位に位置する。


家の近所の海岸を歩いているともう露出狂みたいな水着とも紐とも区別のつかない女性達が多い、しかも日焼けをするためにほとんど外している。

ずっと立ち止まって見ていると怪しい奴と思われるので横目チラリズムである。


ビキニの水着とブラジャーとパンティの犯罪的差異はどこにあるのかと思ってしまう。

洋服の下につけているから下着なのだろうが両方の形は全く同じなのだ。むしろ水着の方が年々際どくなっている気がする。もし水着を洋服の下に付ける「水着下着」という事なのだろう。


なんだか長引く残暑で頭の中が「水」と「下」の区別もつかなくなってしまった。

一人の下着ドロボーが警察にパクられた、その数なんと3000着。中には水着も沢山あった様だが警察も区別が付かないので途中で諦めたとか。Tバックみたいな水着も多いからだ。


そのドロボーの手口は釣り竿の糸の先にフックをつけて目にした物を引っかけリールで巻いていたという。釣りは魚を釣ると決まっているのにとんでもないドロボーだ。

釣り人風の格好をしていればばれなかった。釣った下着はアイスボックスの中に入れたという。その日の釣果は克明にノートに記してあったそうだ。そのドロボーでさえ、変態の俺が言うのもなんだがこの頃は水着と下着の差がよくわかんねんだよ、最近の女性は見せたがりの変態じゃなんて開き直ったとは実は聞いていない。


かつて吉展ちゃん事件や三億円事件で有名になった警視庁の名物刑事平塚八兵衛が書いていた。その家の女性や奥さんの性格や生活を見るのは洗濯物の干し方と下着の色と柄と形と幅の広さ、薄さでハッキリ分かるんだと。信号旗みたいな派手な下着をダラしなく外から見える様に平気で干しているのは××だとかあーだこーだとか、お育ちと躾のいい家に育った女性は洗濯物と洗濯物の間に見えないようにするとか、室内とかお風呂場にそっと干すんだとか。


アレ釣り竿とアイスボックスを持ったおじさんが家の物干し場を見ながら歩いているぞ、釣り人か否か下着ドロボーか。家には既にビキニみたいな下着をつける女性はいない、いるのは一人のバアバアだけだ。そして夏はだんだん終わっていく。


新聞に連日信じ難き下着ドロボーの記事が載っている。

何故か水着ドロボーの記事はない。「寄せて上げるワコール」は私の大親友の名文だ。

下着ドロボーは捕まった時警察官に「見せてあげる」と言ったとか。その警察署の柔道場はビッシリと「見せてあげる」の一代現代アートの世界となったのであった。

中には男のブラとか男のキャミとかがあったそうです。


すいませんつまらない下ネタでした。猛暑のせいで上と下の関係も分からなくなったのです。いずれ「上着ドロボー」の話も書きます。残暑お見舞、洗濯物注意報でした。

2011年8月11日木曜日

「レオクリビ→オレビックリ「毛」ビックリ」



遂にというか、いよいよ来たかという事が起きた。

「毛沢東」や「周恩来」があの世で聞いたらそんな真っ赤な赤旗もびっくりする様な事がある訳はないだろうと老酒をガブ飲みするはずだ。



何しろ中国共産党の国にいるはずのない女子プロゴルファーが日本のゴルフトーナメントで優勝したのだから。

ゴルフなんて資本主義社会に於けるブルジョアたちの最たる遊び、何てこった。


おい「周恩来」よ一体どうなってんだ。体操や水泳や陸上は体力向上や国威高揚にいい。

どんどん記録を伸ばし日本帝国主義や米英仏伊独を負かすのはたまらなく老酒が旨くなるのでいいがゴルフはどうかと思うぞ。それに勝った何とかといったな、そうファンファンみたいな「フォンシャンシャン」という女子選手優勝インタビューを英語なんかでしやがって俺様が生きていたら公開処刑ものだ。なあ「周」よ、そうでんな「毛」さん。


でももーどうもならへん中国は科学的社会共産資本主義国家に向かってしまっているんだわ、かつて我が国の舎弟だった韓国なんてみんな焼肉店の娘みたいだったがすっかり美人ばかりになって日本のゴルフ界で勝ちまくっているんだ。

我が国はなんといってもパクリの天才国家、ゴルフだって航空母艦だって朝飯前のお手の物だ。


米国や日本は国債格下げで右往左往だ。ゴッソリ買ってやってんのにしっかりしろといいたいな、そうだろ「毛」さん。

もう少しで世界の支配者になれるな「周」さんよ、あんたには随分と酷いことをしたがよく俺様の独裁に耐えてくれた。

俺様なんて人民を騙す嘘の天才だからな。重い癌だったのにコキ使ってしまった。


歴史上帝国と名の付いた国家は全て滅亡した。ローマ帝国は飴とサーカスで、つまり享楽に濡れ過ぎた。

肥満人ばかりの米国も同じ運命さ。資源がまるでなく外国頼りだというのにまるで外交術がない日本も同じだ。最もこのまま行くとわが五星旗の国旗の国も同じ過ちを繰り返すな、まさか飴とサーカスまでパクる事はないのだ。

中国人に似合うのは苦力(クーリー)なんだからな。


しかしなんだな、やけに国が広くて数が分からない位人間がいるっていうのも考えものだな。

いずれそれが命取りになるって事だ。中国人女性はフランス女性と甲乙つけがたい程「アレ」が大好きだしな。俺様も「江青」には手を焼いたものさ。あの女は何から何まで名前の通りアーセーコーセーと口を出して来たのでマイッタよ。

「毛」さんどうやらあの高速鉄道の事故もかなり我々がやった手口と同じ権力闘争の仕掛けらしい。

手の込んだ「ヤラセ」だ。北京の胡一派と江沢民と習近平たち上海派が暗躍している。

江沢民なんてきっと死んでいるはずなのに隠し続けている。


来年は権力が変わるからな。胡と温家宝たちが進めた高速鉄道で大失敗すれば上海一派にとって大きな成果だ。

色々裏が有りそうだな。脱線から車輌を直ぐ掘って隠し、又直ぐ掘り出し直ぐ運行をやらせた。乗客はもちろんみんなヤラセ用に集めた苦力たちのへ変装させた姿だ。誰が事故の直ぐ後に乗るものか。何だか面白そうだな。とあの世のゴルフ場でハーフを終えた「毛沢東」と「周恩来」がビールを飲みながら話している。


ところで「周」よ、いくつで回った。何(38)だって、凄いな俺様は(46)だ。えっ(48)だって何でだ。

OBの2打を過少申告しているだっていいじゃないかそんなささいな事。駄目だっていいじゃないか握ったチョコレート分はちゃんと支払しますよ、英国人ってやつは本当に掟の厳しいものを作るな。


ところで後の組のスターリンに打ち込むなちゃんとルールを守れって言ってくれいつもあの野郎達は後から攻めて来るんだから。汚ねえ奴等だよまったく。チャーチルとルーズベルトはどうかな、今日こそ負かしてやる。

だから「周」よ、次のハーフは(34)で決まりだそうすればパープレーだ。はじめからスコアブックに書いておくとしおう。


今日のキャディの東条英機とやらはパットラインが全く読めない奴だな。元々政治オンチで使い物にならなかったからな。

上がったら処刑だな。

2011年8月10日水曜日

「朝日とサヨナラ」



そしてどこも見せなくなり、どこも書かれなくなり、誰もいなくなった。

賢明な人はもう分かっていると思う。感じていると思う何か変だと。


毎日出ていた原子力専門の御用学者達は何処へ行った。

朝日新聞は民主党べったり、反小沢だ。今や超親菅直人となり反菅的記事は載せない。

政治部は開店休業状態、次の権力に取り入るために洞ヶ峠を決め込んでいる。

救いがたき朝日だ。そして秋山太郎社長が念願の新聞協会会長となった。

朝日の部数減は特に激しい。


むかし朝日インテリ、読売ヤクザ、毎日ノンポリといわれた。

朝日新聞は、インテリや一言居士はうるさいのでアエラや週刊朝日やテレビ朝日へ出してしまいもっとインテリは地方に飛ばしてしまう。茶坊主記者ばかりがよってたかって菅民主の側に立っている。NHKには全く期待出来ない予算を権力に握られているので手も足も出ない。テレビは今や脱原発一色、放射能汚染の一色、再生エネルギー一色となっている。


アンポン(安本)こと孫正義氏なる希代の借金王が虎の尾を踏んだ。

今やCIAや公安は孫正義氏のスキャンダル探しだ。

そして親中となった田中角栄、竹下登、金丸信のように一服もられる事だろう。

原発はアメリカにとって金のなる木、簡単には手放さない。孫正義氏はおそらく小佐野賢治とか堤義明(福田派にどっぷりなり過ぎた)みたいになるだろう。世の中が一服した時(菅が退陣)その45年後テレビのテロップにニュース速報としてソフトバンク孫正義氏急死なんて事になる可能性が大だ。


CIAにとって孫正義氏は居てはならない存在となってしまった。

「策士策におぼれる」という。孫正義も田中角栄と同じ貧しい生活の中から這い上がってきた。CIAは成り上がりが大嫌いなのだ。次の首相がなかなか前原誠司にならないのは彼も又、貧しい中で育った、つまりエリートではないからだ。


吉田茂、佐藤栄作、岸信介、池田勇人、大平正芳、宮澤喜一、鈴木善幸、福田赳夫、安部晋三、麻生太郎、福田康夫たちはみんな超エリートであった。

CIAは超エリートが大好きなのだ、コントロールしやすいからだ。


途中の繋ぎの様な海部俊樹とか村山富市とか小渕恵三(この人はいい人物であった)、森喜郎、宇野宗佑等はどうでもいいのであった。


最もCIAにとって可愛い存在は中曽根康弘と小泉純一郎であった。

それ故長期政権となった。

アメリカという国は恐い、全ては金儲けだから利権を守るためなら何でもやるのだ。

この国の人々のほとんどは東北の被災者の事を忘れてしまった。

テレビ、新聞、雑誌、なでしこジャパン一色だ。あれ程大騒ぎした沖縄基地の問題なんか話題にもならない。やっぱり8月で朝日新聞とサヨナラだ。

2011年8月9日火曜日

「深夜の中華丼」


その夜私は会社の側の小さなホテルにいた。


下手な原稿を書いている内にお腹が減ってきた。

近所にファミリーマートがあるので何かを買いに行った。サンドウィッチでもと思ったがいまいちそそらなかった。

午前三時頃であった。


冷凍のコーナーにエビグラタンがあったのでそれをチンしてくれと頼んだ。

その時私の前に一人の女性が中華丼のチンを頼んでいた。年の頃は45歳位、涼しげな薄いねずみ色の着物を召していました。

しかしいかんせん午前三時、着物はややはだけ首には汗がしっとり、髪は少し乱れ気味、きっとどこぞのママ風情である。

何故ならバッグの中の売上帳が見えている。ママはきっと一通りのお付き合いをこなし、私が働く会社の側のマンション辺りに帰るのであろう。絶望と疲労と観念と諦めとが後ろ姿にしみじみ出ている。


すみません、これ温めてください。顔を見ると美人ではないがそれとなく色香がある。

丁度由美かおるが年をとってママになった感じだ。いい着物を着ている、チンし終わった中華丼はビニール袋に入れられた。

丁度正三角形の様であった。私が新聞を買って外に出ようとすると少し体が接触した。

おやすみなさいとママ風の女性、声はすっかりまったりしている。心もちか胸がはだけている。

どを?銀座はと声を掛けるとかなりキツイですよね、やっぱりあれだけの震災の後ですからと。来年には少しよくなるよというと、来年まで持つかわからないですよと笑った。


内股で歩く後姿、正三角形のビニールの中の中華丼のうずらの卵の位置がズレていて妙に気になった。

私はこんな空気がたまらなく好きである。落ちるか上がるか。思わず頑張れよと後姿に声を掛けた。



部屋に戻りエビグラタンを食べた。少し火が通ってなくガッカリした。夜の仕事をしている女性とは16歳の時から関わりがある。みんな淋しがり屋だ。みんなヤキモチ焼きだ。みんな過去を背負っている。それがまた愛おしく可愛いので通うのだ。


17歳の時京都の寿司屋の娘と一緒に暮らしていた。着物がよく似合う器量よしだった。

一週間おきに私の母親から手紙が来ていた。「ウチオカアハンツライワ ソッチチャントガッコウイキナサイ」などという。

いまさら高校行ったからってどうしようもないよと応える。「ウチオカアサンヌキヤネン ヤサシイワー コレオコズカイハイイトルワ」といって封筒を出した。何か服でも買えよという。


六畳一間簡易ベッド一つ、扇風機一台小さな茶箪笥一つ、茶碗二つ、湯呑み二つ、二合炊きの電機釜一つ、小さな小さなスペースにガス台一台、共同トイレ、何も会話しない、何もしない。ただ一緒にいるとホッとする。


実はこのときの同居人が店で酔客にいいよられ怪我をさせられた。それを知った私は店に駆けつけしたたか男を打ちのめした。

10日間留置された。私自身コレを機に別れようと思った。

2011年8月8日月曜日

「プレイ・ファースト」




やはりプロはプロと思わせる一文を読んだ。

中島常幸プロの全英オープンゴルフ観戦記だ。それは何故石川遼選手はボロボロになってしまったかであった。私は何年やってもゴルフは上達せず、又正しくスコアもつけられぬ失格者であった。


過少申告という事だ。税金でも過少申告には厳しい罰則がまっている。

石川選手はかつて神の子といわれたS・ガルシアと世界ランク一位のR・ドナルドと一緒の組であった。中嶋は解説する。S・ガルシアはとにかくプレイが遅い、何度も何度もグリップを確かめてそれでも打たない。又、グリーン上で極度のパット恐怖症で固まってしまう(イップスという)。一打ごとに大声でGO,GO,GOと発する。


つまり一緒に回る人間にとって最悪の相手で自分のリズムをボロボロにされるのだ。世界一位のR・ドナルドも石川選手と同じくボロボロになって予選落ちした。

成る程、深夜テレビを観ていたがサッパリ分からなかった。あんまり遅いとペナルティが課せられるがそのギリギリでプレイするのだろう。


私のゴルフ自慢といえば数少ないがたまに当たったらメチャクチャ飛ぶという事だけ。

後は人のジャマにならない様直ぐ打つ事位だけだった。


そんな一文を読みながら少しHな話を思い出した。それはオヤジギャグで私が好んで使う言葉、オレはサブローだが君はチローなんだってというサムーイギャグ。あるご夫人がイチローはモノ足らないけどチローはご勘弁といった。イチローを主人に持つご夫人は私今度結婚するときは絶対チローがいいという。それじゃジローはと聞くと、犬みたいで感じ良くないという。そんなんじゃいっそサブローでしょうというと全然H感がないという。

何贅沢いってやがんだと思った。


早いの遅いのゴルフのプレイじゃあんめいし、四の五のいってんじゃネェっていうんだよ。健全な男は思いをやっと遂げた女性なら時速300kmですぐ発車なの。マグロみたいにゴロンと横になっている様なのは徒歩徒歩のスペースでやっとこさの義理果たしなんだよといいたくなったが当然止めた。



奥さんならきっと新幹線だよとお世辞を言った。

堅気のアラフォー夫人は何より下ネタ話が大好きなのだ。

これも仕事の内とサムーイギャグで笑わせ続けた。あーあ、知的美人に会いたいとつくづく思った。



あのマリナーズのイチローも年のせいか動体視力・動体反応がかなり衰えている様だ。

それが証拠にライト方向へのヒットが極端に減った。差し込まれているからだ。

ロッテに居たサブローがいつの間にか巨人の大村になってしまった。なんでサブローのままがいけねえんだよ、などと思う。ホント巨人という組織は訳が分からない。紳士たれなんていってもヒゲも駄目。ロングヘアーもスキンヘッドも駄目。阿呆らしい集団だ。酔狂な親がいて生まれた子供に「遅郎」と名付けたとするときっと巨人軍にはどんなに凄くても入団できないんだろうなと思う。



話がスッカリフェアウェイを外し林の中やバンカーに入ってしまった。

今日で禁酒六日目、お酒を飲まないと寝れない悲しい体。

寝不足は頂点に達し頭の中がOB連発状態だ。品位のない事ばかり浮かんでしまう。ジントニック、冷えたビール、オイルサーディンを肴にチーズやクラッカーとかもいいな。

ワンカップ大関でスルメイカ+マヨネーズ+唐辛子でもいいのです。


そうそう本物のチローの人の話を思い出した。

新婚の夜、二人は愛し合った。ダンナがあまりのチローのため新婦はそのまま大イビキをかいて寝てしまったそうです。その後二人はどうなったか。詳しく知りたい人は私サブローに。

プレイファースト(早くしろい)あの白州次郎がゴルフプレイヤーに必ず言っていた言葉です。

2011年8月5日金曜日

「国定忠治と赤城しぐれ」




赤城の山も今夜を限り、生れ故郷の国定の村や、縄張りを捨て国を捨て、可愛い子分の手めえ達とも、別れ別れになる首途だ。加賀の国の住人、小松五郎義兼が鍛えた業物、万年溜の雪水に浄めて、俺にゃあ生涯手前という強え味方があったのだ।

とまあこんな名調子はご存知「新国劇」の定番中の定番「国定忠治」の名場面、演じるのは辰己柳太郎大先生だ。大、大、大好きだった。そしてもう一人の大先生は島田正吾だ。

大、大、大超大好きだった。仕事でヘロヘロしていた若い頃仕事の合間時間をつくっては「新国劇」の国定忠治を観に行った。動の辰己、静の島田、動の長嶋、静の王の様な日本の歴史に残る名コンビだった。

で、何故こんな話をかというと五人の孫達が夏休みで家に泊まりに来ている。その孫たちに近所のサークルKに行って何か好きな物買っていいよと言ったら五人とも「ガリガリ君」と言ってアイスのケースに向かった。みんな大、大、大好きなのだ。

お店の人に聞けば人気ダントツNo.1だというではないかい。で、このガリガリ君の製造元が群馬県の赤城乳業だ。このガリガリ君の広告は昔私のところで手伝っていたが今は一志亮氏という私の処に居た優秀な男が他所の会社でどんと立派なり見事に仕切っている。

悩みと言えば売れすぎて広告をしない位とか(世の中上手くいかないものだ)で、更にこの一志亮氏の兄貴分だったのがやはり七年程わたしの処に居た赤城廣治氏だった。

今や超売れっ子の男、やがてこの国の広告界のリーダーになるであろうと思っている。何だか国定忠治が「赤城」というキーワードで繋がっている。孫と一緒にガリガリ君をガリガリ食べながら思わず上手いネーミングだなと思った。

私は「やわらか赤城しぐれ」が中でも好きだ。地方には地方の名品が沢山ある。これからは広告活動も道州制になって行くだろう。中央集権的戦法はもう古いのだ。これからは古いのが新しい。遠いのが近い存在となるのだ。新国劇の国定忠治は弱い農民をいじめ抜くお代官をブッタ斬ってお訪ね者となった。今も昔も泣く子と地頭には勝てないと諦めて年貢を納めて来た。魯迅はいう、中国人は何があってもいつも芝居を観るただの観衆だと。

なにやら日本人もそうではないかい。全く無様な中央集権に対し怒りを表さないただの観衆の様だ。出て来い現代の国定忠治よ。又、又、年貢の数が増えるのだ。電気、ガス、煙草、お酒、消費税。稀代の悪代「菅」往生際の悪い男をブッタ斬るのだ。そして刀こぼれした刀で首をガリガリと切り落とすのだよ。

2011年8月4日木曜日

「ちゃんと報道しろ」



飲食店勤務の27歳の女性は人を殺し逮捕された。

しかしまだ容疑者だ。報道は生まれから現在までいかに悪者的であったかの大報道。


一方殺害された昼はパチンコ店、夜は高級クラブで働くホステスさん27歳、こちらは元キャンペーンガール、店では一番明るくていい娘と大報道。



未だ取調中、裁判も何も行われていないのに報道はいつものパターンでタレ流しだ。

いつも事件の度に気になるのだが職業に上下や差別があってはいけないのだ。

飲食店とか、クラブとかバーとかスナックとかホステスというと何かいけない職業のニュアンスで伝えられる。


実はどうしようもない女子大生とかだらしないOLとかより家族を守るため遙かに人生を一生懸命生き抜いているのに。又、配管工とか左官工とか塗装工とか施盤工とか建築工とか「工」の字がつくと妙に差別したニュアンスで語られる。


私の息子は17歳の時から建築工だが真っ黒になって働き30歳にして3人の子供を育ててる姿は誇らしい。出来の悪い親にも「親工々」だ。逆にデザイナーとかキャスターとかジャーナリストとかヘアメイクとかカメラマンとかカタカナ文字だと急にニュアンスは一目置くようになり、弁護士とか公認会計士とか弁理士とか「士」が付くとまさかあの人が風に見える。「工」と「士」はほとんど似ている一文字なのに。

この頃特に悪い事を起こすのは、教師、医師、整体師とか「師」が付くのが多い。

日頃のストレスがなんていうがストレスはみんな等しく抱えているのだ。

無職といえばほぼヤクザ者と決まっている。

現実には無職士というか無職師というか無職工というプロの職業なのだ。


報道の方針は被害者重視主義、例えば二人殺して逃げている男が逃亡先で返り討ちになると一時は○○さんとか表現される。まるで工夫されていない。

正しくは××事件の殺人容疑で逃亡中の○○は、逃亡先でメッタメタに刺されて殺されました。これでいいのだと思うのだが。○○さんは何者かにより何カ所も刺され殺害されました。○○さんはかねてより××事件の殺人容疑で指名手配中でした。と、こんな記事になるのです。本来は記事や報道の頭に必ず未だ事件の解明が済んでおりませんとか現在裁判中ですとか表示しないと人権問題なのだ。



東電OL殺人事件の容疑者ゴビンダ氏は時にゴビンダであり、時にはゴビンダさん、あるいはゴビンダ氏と裁判のたびに変わった。


報道の自由とよくいうが、報道の自由過ぎとか不自由とかを正直にいってほしい。

国会の委員会で泣きじゃくった海江田通産大臣の映像をその夜のNHKニュース9も、報道ステーションも流さず、その他もほぼ同じであった。



現職の大臣が泣きじゃくり、言葉を失い、目を手で覆い隠した前代未聞の姿を何でちゃんと報道しないのか。

古舘伊知郎風でいうなら、おっと海江田大臣、菅の裏切りチョップと嫌みキック、お得意のハシゴ下し固めで悶絶しております。な、なんと手のひらに忍の一文字があります。

耐えています、苦しんでいます。おーっと菅夫人がタッチなしの掟破りでリングに上がっています、とんでもない事です。菅とその夫人の夫婦でのウエスタンハリアット、ガバッと喉元に決まり全く言葉が出ません。マット上で泣いています、泣いています。立ち上がりません。リングサイドの観客から菅夫婦にキタネェゾーの大喚声!なんて感じでしょうか。


この国のジャーナリズムはテンカウントのゴングを聞いてしまったのでパーフェクトに終わりです。歴史的に当たり前有名人になったら盗聴に気をつけてなんとなく常識のイギリスの盗聴もヒデーけど。


もうよく分からんらんらんと、眠いけど目はらんらんとしているのです。

報道ステーションから古舘伊知郎が消えたら一杯、二杯、三杯奢ります。

正義の押し売り屋は大嫌いなんです。古舘伊知郎お前は何も戦っていない。

2011年8月3日水曜日

「闇は見えない」



コインに表と裏がある様に世の中には明るい場所と闇の世界とがある。

裏社会はおぼろげに見えるが闇社会は見えない。



なでしこ、なでしこで毎日うんざりしている時、ある人物二人と出会った。

このある人物とは、一人は旧満州で関東軍にいた老人である。

年は91歳だ。近所にある二つの公園を綺麗に掃除してくれている。

背格好は私より少し低いから170㎝位だろうか、よく陽灼けしている。


陸軍大学を優秀な成績で出て中尉として満州に従軍し、終戦時は上海にいたというあの自殺した甘粕正彦憲兵大尉の下でハルピンとの情報活動をしていたらしい。

中国人を拷問で何人も殺したと最近になってやたらという。家族や周りの人は頭が変になっているのでとまともに聞かないでという。

自分が中国人に酷い拷問されたからその逆を思ってしまっているのだとか。



もう一人の老人も一緒だった。その老人は元陸軍中野学校出身であった。

やはり上海を舞台に諜報活動をしていたらしい。年は93歳だ。しかし見かけは75歳位にしか見えない程シャンとしている。戦後はS・商行という日本橋辺りにあった武器商社の顧問をしていたらしい。この人はいまミッション系の幼稚園の創立者として地元の尊敬を受けている。小柄だが目が決して笑わず、時として獲物を追う鷹の様になる。日頃の癖なのか爪を噛む。



老人二人と私が何故に海岸のレストランカフェにいたのか、それは老人達のひ孫が揃って自殺したからである。



死んだ二人共官僚であった。

一人は38歳外務官僚、一人は41歳警察官僚であった。二人共その原因は鬱病によるものとされ二人とも密葬にされ解剖もされぬままこの世から消えた。

二人が知り合い同士であったかは分からない。

私が鬱についてあるイベントをしたのを誰かに聞いたのだった。



何故心配しているのか、それはひ孫の子がはやり鬱っぽいのでという。

一人は13歳の女の子、一人は15歳の女の子とだという。共に私立の有名校に通っている。

コーヒーを飲みながら「あかるい鬱」について少し教えて欲しいというのだ。


私達はもう長くない命だけどあの子たちに父親の様な事になって欲しくない。

いろんなカウンセリングを受けたが効果は出ずらしい。

私には素人考えしかありません、私はただただ一番苦手だった歩くという事を十年一日も休まず行ったんです。丁度この目の前のサイクリングロードを行きは江ノ島に向かい、帰りは富士山に向かって。チキショウ、チキショウ負けてたまるかといって。ただそれだけですよ、13歳と15歳の女の子ですか、丁度ホルモンのバランスが崩れる年頃だしなんで父親は自殺したのかなんて関心がわき、聞いたり調べたりするんですよ。



私ら二人この辺りでいろんな噂をされているのか知っていますよね?ええずっと前からいろいろ聞いていますけど噂は噂ですからそれだけの事ですよ。

私らはね、むかし人の命を一個の石とか一本の小枝に例えたりしたんですよ。

官僚の世界は闇のまた闇ですからね。そう警察が自殺と断定した人の数%は間違いなく闇が動いて消したんですよ、見えない真っ暗闇の命令で。

あの石ジャマだからどかせとか、その枝そろそろ切った方が景色が良く見えるとか、ずーっと深い闇から丁度山の中で獣同士が合図し合う様に。


裏社会なんて闇の闇から見たらどうという事はない。

手のひらの中のちっぽけな生き物ですからと、そこへおじいちゃんなにやってるの?こんなところで、又二人で訳の分からないどこかで聞いたような話をしてるんだから。

すみません、本当にご迷惑をおかけしてと60代のご婦人。さ、帰りましょう本当にすみません。何もかも聞かなかった事にしてください、みんな作り話ですから、さあ○○のおいじいちゃんも一緒に帰りますよといってレシートを持った。

私が払いますよと言ったらいけませんと言って勘定をしてしまった。



店の外にはご主人と思われる人がBMWのハンドルを握っていた。

そしてご婦人と老人二人は車の中に入りエンジン音を出して平塚方面に消えていった。



その日からほぼ二ヶ月、夏の兆しが肌に感じて来た頃あのBMWを運転していたご主人らしき人が山手線に飛び込み自殺をした。56歳であったとか。

なんと通産省の高級官僚でありかつて原子力担当であったという。

自殺した?次の日大好きだったゴルフの予約をしていたというではないか。

又、美しい愛人がいてその女性は伊豆の宿泊付ゴルフ場でずっと待ち続けていたという。


女性の勤務先は大手商社であった。その女性は上海万博担当だったらしい。

闇社会のお告げとか命令はいまもかつての上海関係の闇から出るという。


みんな嘘かもしれない、みんな本当かもしれない。私の真夜中の作り話かもしれない。

利権の側にいる人は高い所に登らない様に、ホームの端は歩かない様にしましょう。

ラストコーションとい映画は面白いですよ。

2011年7月29日金曜日

「一夜漬け」


ズルイ、正直自分はズルイと思い日々反省する。

又、ウソつきであり、ホラ吹きである。

「反省だけならサルでも出来る」と高名な文章家が書いたがサル以下であろう。


学問のない人間にとって一日一日を乗り切るには「一夜漬け」という漬物を作らねばならないのだ。講釈師、見てきた様なウソつき。というが正に講釈師と同じなのだ。

人にこの意味知ってると一夜漬けの話をする。相手は知らないとか、知らなねぇよとか、知らないわとか、知んねえべえとか言えば実はこうなんだよと話す。

深くその先を聞かれるとウヤムヤ、ムニャムニャにする。クイズなどは知っている事だけ出すのだ。嫌な奴だなと思われているのは充分承知の上で講釈師を演じるのだ。


時々この一夜漬けの知識がビンゴとなり大勝負に勝つ決め手になる事がある。

一夜漬けでも漬けた者勝ちという訳だ。街を歩き、人間を見物し、楽しそうな相手とみれば話をはずませ人の迷惑を顧みず漬物のネタを探す。



歯医者さんでアーンしながら治療を受けている間も何か思いつくと水しぶきを浴びながら歯の手入れをしてくれ純粋な女性(多分バージン)歯科助手さんを困らせる。

歯医者さんには秘密を知られているので頭が上がらない。(銀座鳩居堂裏の深水歯科は素晴らしいですよ)


芸能人がヘアメイクの人を大切にするのは美人だけどハゲがあるとか、イケメンだけど付け毛とかみんな知られているからだ。


本屋さんは一夜漬けのネタの宝庫だ、小一時間ほど店内を歩き本のタイトルや表紙を見ていると邪な講釈師の血が騒いでくる。デパ地下の食品売り場も宝庫だ。

勝負をかける相手が好みそうな料理のコースを考えるのだ。


前菜からデザートまで。美しいケーキを見ればそれを口にする女性のセクシーな姿や大声を上げて喜ぶ子供達の顔が浮かぶ。塩せんべいや歌舞伎揚げを見るとおじいちゃん、おばあちゃんの顔が浮かぶ。お総菜コーナーに行くと手料理を怠けている人達の姿が浮かぶ。


一人暮らしの女性の生活を垣間見る。チンして食卓に出されるコロッケやメンチを口にする主人の顔が浮かぶ。オーイソースなんていうと、自分で出してなんて言われてお終い。私にとって勝負をかける相手とは一夜漬けを買ってくれる大切なお客様だ。

その人達のお陰で今日まで食べ繋いで来れたのだ。


デパ地下で絶対近づかないコーナーがある。漬物コーナーだ。

ココへ行くと自分の一夜漬けがバレてしまうからだ。さて家の中から本が全て無くなった(断舎離)ネタが浮かばない。深夜で本屋もデパ地下もやっていない。

しかし12時間後どんな事をしても一夜漬けを作り上げていなければならない。

一睡もしなくても相手にはさとられない様ずっとむかしから知っていたかの様に特上の漬物をひけらかすのだ。そして終了と同時に強い自己嫌悪に陥るのだ。


講釈師が一席終わった後、楽屋でガックリしている様に。