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2018年1月22日月曜日

「凄い人、嫌いな人」



私はこんな人たちを尊敬し、心から憧れる。
人間はこうありたいと思う。で定年になった後、3年かけて日本百名山を上り続けて、ついにあと一つの山となった人。
その登山とは遂に世界30カ国の深い深い洞窟に20日以上かけて下り続ける人、51才。片や頂上を目指し、片や地底を目指す。
世に博士はいくらでもいるが「大博士」の称号を手にした人がいる。
1997年に始まり約50万人が受けた歴史上初の人。
この人は日本史検定の1級に、10回合格すると得られる「大博士」となり、6年前日本史に続いて世界史でも獲得した。
電気機器会社で働きながら、平日は2~3時間、休日は15時間以上学び続けた。
78才の人だ。
80才から連載を再会するマンガ家の人。
83才で絵本を出版する人。
昨年97才でこの世を去った。
「囲碁の神様」の妻であり、囲碁八段の人は90才だが、公式戦の大局を続けている。
番付の差一枚が天と地の、十両と幕下、その境界線を何度も転げ落ちては、はい上がった力士、その数7回。
会場8度目の十両へ、給料がもらえる関取りとなった。
もっと凄い力士がいて、入内以降1勝しかできていない。
確か1勝70敗の序の口力士である。
茅ヶ崎出身の服部桜、人間はやっぱりすばらしい、その強い意思に感銘する。
その一方私が気に入らないナルシストの物書きがいる。
その名は、「五木寛之」21日(日)の新聞にトーハン調べのベストセラーランキングが載っていた。
一位五木寛之「孤独のすすめ」、四位五木寛之「健康という病」、八位五木寛之「百歳人生を生きるヒント」なんと三冊、この老物書きは、人の心のすき間を書き、講演して荒稼ぎをする。
かねてより「生きるヒント」とか「大河の一滴」とか、中味はほとんど同じものを手を変え、名を変え、出版社を変えて、人の悩みにつけ込む。
ずーとむかし、ある航空会社のキャンペーンを頼まれた時、仕事を依頼するために、氏の常宿である■のプリンスホテル(当時)に行った。
一階のカフェラウンジで待たされること6時間であった。
何とかは仕事を引き受けてもらったが、長く待たせて悪かったの一言もなかった。
それ以来私はアンチ五木寛之である。
使い切れないほど印税が入っているはずだが、世のため、人のため、特に老人のためなどに使ったという話は聞いたことがない。
その程度の物書きである。
これからでも遅くない、ソロソロあの世は近い(否こういう人は100まで生きる)と思うから、五木寛之財団でも使って若者たちの明日のために使ってほしいと願う。
「青春の門」で売り出したのだから、青春の門を広げてくれよだ。
昨日元東大教授の論客西部邁が多摩川で入水自殺した。
四年前に愛妻を失ってから、死を覚悟していたようだ。
男は女性に比べて孤独力が断然弱いという。
女性は厄介な男があの世に行ってくれると、断然元気になる。
保守派の論客の冥福を祈る。
「朝まで生テレビ」の常連であった。
(文中敬称略)


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