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2022年9月27日火曜日

つれづれ雑草「芝浜」

私のところのような米粒みたいな小さな会社でも、税理事務所のお世話になっている。公認会計士&税理士の先生は、アタマの毛は薄いがSEXは強いらしい。小社の創業メンバーの二人の同級生だ。月に一回時節を評じた一枚の葉書きが来る。今回届いていたのが秀逸だったので、この場を借りてぜひご一読をと思う。「罰金だらけですが、楽しんで生きましょう」と見出しがあった。働いたら罰金 所得税。買ったら罰金 消費税。持ったら罰金 固定資産税。住んだら罰金 住民税。飲んだら罰金 酒税。吸ったら罰金 タバコ税。乗ったら罰金 自動車税。入ったら罰金 入浴税。楽しんだら罰金 娯楽利用税。死んだら罰金 相続税。貰っても罰金 贈与税。老けても罰金 介護保険料。と書いてあった。税金は他にもたくさん発生する。有史以来、我々は税金を払うために日々働いている。その税金が我々のために役立つような仕組みになっていない。市井の民とは借金と税金に追われ続ける一般市民のことを指す。ところが税金ドロボーたちに罪はない。アッチコッチで中抜きする。特権階級たちである。金は金を生み、金持ちは大金持ちになって行く。ゴージャスなロココ調のリビングダイニングで、目刺しなぞを焼いて食べている。スキ焼きに玉子などもったいないと言い、その上牛肉はもったいないと豚肉だった。スキ焼きはシラタキと揚げ豆腐と、玉ネギに春菊のスキヤキのタレで食す。私はこんな事実を見聞したことがあった。ビンボー人はお金を使い過ぎるからビンボーなんです、なんて言われた。使うお金がないからビンボーなんですよと言ったら、それは違うビンボーな人は、ビンボーに馴じむように生まれて来ているんです。なまじお金を持つと馴じまないで使ってしまうんです。そのほうが気が落ち着くんですよ。落語の芝浜みたいなもんです。いつか金持ちになってやると夢を見ているほうが日々幸せなのです。取材先の人間は日本を代表するプロ野球の名監督であった。何日か経った時、その人から一枚の葉書きが届いた。美しいペン字であった。そこには「貧乏ほどの大敵はないですな」と書いてあった。私の取材目的は「成功とは何か」を聞くことだった。監督は成功とは金持ちなり、借金に追われていたら、いい作戦は生まれないからであった。こんなギンギラの部屋は女房の趣味、私はここでアジの開きや、目刺しを焼いて食べる。臭いが部屋の中を回るので文句ばかり言われていると言った。アメリカのある成功者に成功とはと聞いた時、たくさんの税金を払うことだと言ったのを思い出した。この人はピューリッツァー賞を受賞していた。私が納めた税金で国が富み、人が育てばいい時代になるからだと。どちらの人の話も「ホンマカイナ、ソーカイナ、エ~」であった。話が用意されたようによくできていたからだ。本音はどこにあるか、それはきっとサイフの中か、金庫の中であったろう。私は大きな家に住んでいる人は、大きな悪さをしている、と言っていたという亡父の言葉を支持する。本当に汗水たらして働いている人は、江戸時代の町人のようになる。私はその町人に憧れる。人情があるからだ。昨日久々に「男はつらいよ フーテンの寅」さんを見た。山田洋次郎監督も江戸時代の町人たちが大好きなのだろう。この映画には悪人がでてこないのがいい。徹底的に性善説なのだ。人情が映画になっている。山田洋次郎監督に、成功とは、と聞いたら、きっと寅さんに会えたこと、そう言うのではないだろうか。労働者諸君、今日も元気で働いているかと小さな印刷会社のタコ社長たちに声をあける。山田洋次郎監督は市井の民の味方、弱者の味方であり続けている。悪知恵を集める人間たちを嫌悪する。浅丘ルリ子のリリー役がよかった。キャバレーを歌って回る役だ。好きだった 好きだった 嘘じゃなかった……。寅さんは毎作純粋な恋心を持つのだが、正面切って言えないのだ。愛するって耐えることなのねと誰かが言った。この頃ではそうは行かない。別れる切れるの話になると、血の決裁が控えている。ゾッとするような事件が起き続ける。私は人情が消えゆく社会にこの国の明日の姿を見る。65歳以上の老人が約4000万人近くになった。2100年にはこの国は総人口約6000万人弱になる。私の孫が敬老の日を迎える頃は、人口が半分になっているのだ。変形したこの国はやがて国破れて人影なしとなるだろう。今夜は落語の名作「芝浜」を聞く。故立川談志のラストステージ物だ。夢を拾って、夢から覚めた話です。(文中敬称略)
通信機能不良のため、四日おくれの便りです。




2022年9月26日月曜日

つれづれ雑草「気狂いピエロ」

雨ニモ負ケテ、風ニモ負ケテ、毎日マスクニ負ケ、丈夫デナイカラダニナリ、政治ニウソオツカレ、右ニモ左ニモ頭ニキテ、海ニムカッテバカヤロート叫ビ、山ニムカッテ叫ブ。アンチクショウ、コンチクショウト怒ッテ、怒ッテ、怒リヌク、ソンナ自分ニナリタイ。モットモット馬鹿ニナリタイ。と思うのだがもともと馬鹿な人間は、馬鹿を極めるのは難しいそうで、結局生きている限りヒトビトに迷惑ばかりかけてしまう。この地球で平等なのは、世界中の人間に太陽と月が一つずつあることだ。それ以外は恐ろしく不平等だ。不平等は孤立を生み、孤立は憎悪を生む。メディアを支配して来たNHKや電通は政治の食い物にされ、ジャーナリズムを政治に売ったと言われる。読売新聞のボス・ナベツネこと渡邉恒雄は、未だ生きている。(現在入院中とか)このシブトイ人間がいなくなると新聞界はマシになると言う。スポーツ利権のボス・シンキロウこと森喜朗も悪い奴だからシブトイ。故安倍晋三という、プレッシャーから解放された警察庁や検察庁は、いままでのウップンを晴らすかのように、電通に一日かけたガサ入れをした。そこで宝の山のように情報を手に入れた。大変お世話になったAOKIの会長とその弟さんは、元電通のワル高橋治之に接近密着して、クサイメシを食わされた。高橋治之は生きてシャバに出ることはない。一審、二審、三審と進んで実刑となるからだ。森喜朗は軽口だから何でもしゃべって命ごいをするだろう。おそらく裁判が結審するまでにはあの世に行く。安倍派はチンコロ(密告者)合戦で、跡目候補の萩生田光一を潰した。統一教会問題は萩生田、下村潰しだから、おそらくチンコロは腰軽の西村康稔となる。この国は長い間人物育ててこなかったので、国を救うような経済人や、政治家が出て来ない。TBSの報道特集のメインキャスター金平茂紀がこの秋で降板させられた。辛口のジャーナリストだからだ。あとはいよいよ関口宏のサンデーモーニングだ。この国を徹底的に嘘ツキ国家にした故安倍晋三の国葬は、政局オンチの麻生太郎の入れ知恵だと言うが、思惑は大きく外れ、酷葬となってしまった。英国の王室といえば血の歴史、断頭台の歴史である。ロンドン塔は暗闇の塔だ。多くの王族が権力争いのために、首を落とされた。何人もの王妃たちも。故ダイアナ妃の謎の交通事故死を命じたのは(?) 英国の国葬はニギニギしい。NHKの大河ドラマ鎌倉殿の13もドロドロの権力争いだが、英国の比ではない。地球温暖化で大自然の営みがすべて狂って来たが、人類も相当に狂って来ている。完全にアブナイことになっている。金にセコイ汚い人間、ケチでチンケな人間はみんなに笑われブザマだが、金のない我が身はもっとブザマなのだ。ロシアのプーチンも習近平の前では借りてきた猫みたいだ。中国は必ず台湾を攻める。その時、アメリカは日本に莫大な金を出させるだろう。しかし中国とは戦わない。故安倍晋三銃撃犯はあっという間に精神鑑定に送られた。そしてきっと狂人をもっと狂人にして、この世から消すだろう。本当にあの男が銃撃したのだろうか。銃弾はいまだに見つからない。故安倍晋三の遺体は詳細に調べることもなく、すぐに焼かれてしまった。遺体の中にあった銃弾がもしライフルの弾だったらと思う。アメリカのCIAは何でもやる。9.11あのワールドトレードセンターは、内部から爆発させたという研究発表が、3800人近い建築の専門家たちが分析して発表しているという。ボーイングの特大ジャンボ機が突入しても、日本人建築家がそれに耐える設計をしていた。上部が壊れても、巨大ビルを解体するように下部に崩れて行くことはない。広島長崎に原爆を投下する国アメリカ、他国の紛争に介入して大儲けして来たユダヤ資本やアラブ資本は、3000人位の命、ビル二棟位どうってことはないのだ。9.11以降イラク戦争に進んだ。9.11のテロは戦争への大義名分だった。真珠湾を忘れるなを大義名分にしたように。日本の奇襲作戦は、すべて暗号解読されていた。飛んで火に入る夏の虫だったのだ。今年の夏モンシロチョウを一度も見なかった。セミの声も殆ど聞かなかった。アホー、アホーと私をコケにしていたカラスの姿がない、電線に何十羽も止まっていたスズメは数羽しかいない。マスク映えとはよく言ったもので、マスクを外したら、え? ウソーこんなだったのというヒトが90%だ。だから私もマスクをしている。このヤローと思ったらマスクを外す。効果テキメンなのだ。今、玉置浩二の田園を聞きながらこれを書いている。ファッションセンスは抜群であり、日本でいちばんの歌手だ。 生きていくんだ それでいいんだ……。と励ましてくれる。とはいえ私の命の先は一日一日だ。北海道は美しい声の歌手を生む。かかりつけの名医にもういつ死んでもおかしくないんですよ。朝起きたら死んでいる。そういう人が多いのです。分かりましたかと叱られハイ! 分かりましたと応えるのだ。死はOK!でもブザマに死にたくないからだ。少年野球の応援のために、アッチコチ行っていたら、足がビーチサンダルの形に陽に焼けていた。大尊敬していたゴダール監督が亡くなった。合法的安楽死であったと記事にあった。「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」は最高の作品だった。映画の作り方を劇的に変えた。私は勝手にしやがれとはいかずだが、気狂いピエロだ。ちなみに故安倍晋三の素顔は、とても気さくでいい人だったという言う人も多い。(文中敬称略)