ページ

2025年7月20日日曜日

400字のリング 「老人と山/凄いの山」

赤い口紅が暑さと流れる汗と、叫びつづける涙で酷いことになっている。そうでなくとも、決して整っているとは思えない顔を変形させている。助けてください、厳しいんです。あと一歩、背中が見えて来ているんです。両手のマイクをでかい口で飲み込みそうだ。グァ~ン、キーンとした音響が駅前の、暑い36度近い広い空間に鳴り響く。30人近い聴衆たちは、ガンバレー、バンガレー(ガンバレーが変化)これからだぞーと七十五歳位の老人が、ガリガリ君みたいなのをカジリながら応援。新聞の予想では四人が当選のところの、六番手であるバカ者は選挙の時だけ小型車に乗って、そうでない時はガレージの奥にはBMWを隠している。どこが貧しき者の味方だっていうの、俺はこういうセコイ人間が大嫌いだ。どうせならロールスロイスに乗って、庶民の味方ですとやって見ろと言いたい。ウソつきばかりが次々とやって来る。俺はちゃんとお墓に参っているのかと野次を飛ばす。奥さんをDVで自殺させたと言われている奴が、ニッカニカ笑って手を振っている。ある議員の選挙カーが新橋SL広場に来た。いつもは街宣をやっている右翼たちが、車を移動した。筋金入りの右翼なら絶対移動などしない。リーダーたちは側にある“天然たい焼き”の店に行って、それを食べる。右翼の若者に、“昭和維新の歌”でも流せばと言った。自分の判断ではと、かわいく笑った。選挙はまい日コツコツと議員活動をやっている人以外は、ウソ八百、泣き八百、お願いを八万回位叫ぶ。俺は妻子に隠れて不倫を重ねていた、「玉木雄一郎」という国民民主党代表が、ヘラヘラした笑い顔で(コイツはいつも笑っている)東大法学部卒だが人間社会のルールを知らない政治家があろうことか党の代表として。一部の人間たちは(オバチャン多い)奇声を発して応援する。コイツの奥さん、お子さんたちはどんな心境なのだろうか。人間には無くて七癖がある。残念ながら決して治らない(ビョーキだから、)のか(一)盗癖(一)性癖(一)虚言癖の三つと言われている。(精神科医の間で)サントリーの「ロコモア」は罪な商品だ。ウソ八百八橋だ。本当に効いたという人の言葉を、未だ一人も聞いたことはない。CMのヤラセ出演者(シルバーモデル)だけだ。「ロコモア」が本当に効いたら、三年間学校で学び国家試験をパスして来た、鍼灸の先生たちは全員失業だ。やたらバキボキやって大ブームだった“カイロプラクティック”はどこへ行ったの(?) お茶を飲んで血圧が下がるなら、お医者さんはいらない。責任者出て来い! なのだ。政治家も「ロコモア」と同じだ。イテェ~、イテテテと泣きが入っている人々は、“ロコモア”や、“ロコモア”的、機能性商品とオサラバスベシ。確実におこづかいは増える。メーカーはウハウハ、ウハウハ大儲けなのだ。“どうせ広告だから”と言われるのが、俺は悔しいのだ。追伸、玉木雄一郎は必ずまた不倫するだろう。「国宝」「メガロポリス」「ブルータリスト」を観た。ラストのロールスーパーのデザインは最高だった。合計約十時間、役者さんは凄い、F・コッポラさんは86歳で製作費180億円の自主映画(?) やはり凄い。何だか分からないのを、分かっているのが凄い。天才中野裕之監督が参加しているのが凄い。現代社会はローマ帝国のように滅亡する。愚かな為政者によって。きっとその通りになって行くだろう。ところで「トクホン」はどこに行ったの? やっと芥川賞と直木賞、該当者なし。この先もずっとなしだろう。下手クソばかりだ。(文中敬称略)










0 件のコメント: