私がお世話になっている、ライターの方のおなかの“激痛”の原因が、やっと分かって来た。T病院でいろいろ検査をした。その後T病院では検査できないものがあり、S医大へ検査入院。そこでいろいろ検査をした結果、まず七転八倒の痛みの原因が、胆管の入り口近くに石があり、それが動き回ると激痛になる。つまり“ローリング・ストーンズ”なのであった。で、口から内視鏡を入れて転がる石を取り除いたとのこと。今は退院されて体力の回復を計り、来週の水曜日に再び検査をする予定との電話であった。声に張りがあり、食欲もあるとのことであった。まだ無罪放免とはならず、心配は残る。人間は2メートルを超す大男でも、おしりに画びょうが刺されば、痛え~と大声を出し飛び上がり、虫歯一本の痛みで大の男が泣きを入れる。深爪をちょいとしただけで、一日中痛さが気になる。特に私たち男は痛さには弱い。女性が絶対的に強いのは、3キロとか4キロ近い赤ん坊を、激痛に耐えて生み出す。三日四日激痛に耐える女性もいる。だから絶対に男は女性に勝つことはできない。コロナ、コロナの暗いニュースばかりだが、明るいニュースもある。小社の女性スタッフ二人が赤ちゃんを生んだ。産休に入った女性、少しづつ出社しはじめた女性、母になった女性は誇り高く見える。私の理想の会社はミルクの香りがする会社だ。いつでも乳母車やバギーに乗せて来ていいよと言っている。コロナで今はむずかしいが、いつか一緒に来てほしい。んぎゃ~、んぎゃ~という泣き声を聞きながら、仕事をしたいものだ。ライターの方は独身主義者のようだ。400字のリングは、リング上に鼻血が点々と落ちるように、しばし点々と書いて行く。人生は流転、これからどう転ぶかは分からない。私もローリング・ストーンズだ。
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