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2011年3月10日木曜日

湘南の嵐便り 「悪魔を見た」


キリストの示した七つの大罪。
1.大食、2.強欲、3.怠惰、4.色欲、5.高慢、6.嫉妬、7.憤怒がある。
その全てをうちに秘め更に1.大久保清、2.宮崎勤、3.宅間守、4.加藤智大、5.西口彰を加えた悪魔の様な人間に愛する家族や愛する恋人をバラバラにされたらあなたはどうする。

相手は悪魔そのものである。人間の中には大なり小なり悪魔性は潜んでいる。
だがしかし理性というオートロックで悪魔性を封じ込めている。

その罪と罰は法律という武器で悪魔を制す。しかし相手がその理性を遙かに超える復讐性を持つ野獣性を持ったらどうなるか。又、人間には見えない凶暴な野性が潜んでいる。

チワワやミニチュアダックスフンドもその昔は狼であった。
その人を愛する度合いは復讐心に比例している。どんなにいい格好していても自分の目の前で愛する女性が恥辱されるのを見て腰を抜かしてただじっとしている者が多い。
否殆どといっていい。


愛する人に命を掛けられないのだ。
そして相手は絶望し、失望して突然の復讐に向かう。



一本の映画を観た。韓国映画の「悪魔を見た」である。正にこの世にこんな人間がいるのか(実は何人もいる)という男と純粋に家族を愛し婚約者を愛していた男の復習劇である。
単なる残忍なものでない。その中に人間の持っているキリストの七つの大罪が込められている。

それは悪魔という人間と、人間という人間の果てしなき戦い。狩人と野獣とのデスマッチといえる。人間社会は生き残りをかけた狩りの現場なのだ。つくづく男はタフで賢くそして強くなければならないと思った。「暴力は最後の理性だ」という哲人の言葉を思い出した。


さて、自分に最後の理性はあるかと問えば、あっても花粉症で目はくちゅくちゅで痒過ぎる。鼻水は壊れた水道の蛇口の様に出る。クシャミは連発だ。コンタックの飲み過ぎで胃はムカムカ、不眠症で体はダルダル、チキショウと階段を駆け上がったら足がつって階段につんのめった。

その夜両足がつって更に眠れなかった。これじゃ愛する者達を守ってやれない。
最後の理性なんて発揮できる筈もない。
仕方なく布団の上に座り3㎏のダンベルで腕を鍛えたがどれだけ効果があるやら分からない、若さは遠くなりにけりだ。


韓国映画には復讐物の名作が多いので何本か紹介する。
「復讐は最高の健康法」という。皆さん理性と体を鍛えて下さい。


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