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2015年3月12日木曜日

「最高のデザイン」




昨日三月十一日、魔の日本列島の映像や、今後の原子力発電問題や核燃料などの最終処理問題について、各界各層の専門家が日本列島の地図の形を指しながら語った。

私は常々思っていたことがある。
地球上で最も絶妙なデザインは「日本列島の配置」である。
手を大きく開いた堂々たる形の北海道、そこから鳥が飛んで行っている様な、歯舞、積丹、国後などの北方領土、本州の頭は陸奥湾を斧で守るような下北半島、本州全体は龍が如くの形となっている。

間延びしそうな位置に緊張感を出す能登半島、その先には佐渡ヶ島がある。
千葉や伊豆半島は全体を美しく保つ、琵琶湖に一服させ下に広がる紀州の形、中国地方の横長を絞まらせる、離島の島後、島前。くびれて割れた下腹を支える四国四県。
中国地方との間を取り持つ淡路島、本州の尻尾はなだらかに細る山口県、そことつながる九州はまるで拳を強く固めたようである。

入り組んだ有明を抱きかかえる島々、五島、対馬列島は大陸への句読点のようである。
九州の先端には、鹿児島湾、明日への希望を放つような種子島や屋久島。
そして美しい南西諸島があり、沖縄が他国文化への入り口のように配置されている。

これ程の絶妙なデザインは地球上の如何なるデザイナーやクリエイターでも不可能だ。
四方八方海の中にあるこの国を今は原子力発電所が囲んでいる。
大自然が与えてくれたこの国を、大自然を滅ぼす原子エネルギーが抱え込んでいる。

私はこの皮肉をずっと考えていた。地球儀を見てほしい。
日本国以上に美しい絶妙の国はない。3.11を風化させてはならない。
それはこの国自体を風化させて行くことになる。
思想信条は別にしてみんなで守っていかなければならない。
しばし日本地図を見つめてほしい。

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