昨日は文化の日であった。
小学生に文化って何のことと聞かれて、うーむそれはいろいろあるといった。
いろいろって何色と聞かれて、うーむそれも色々なんだよと汗をかいてしまった。
で、ここに辞典があるだろう、どこでもいいからパッと開いてそこに出てくる文字に文化というのをくっつければ、そこに文化が生まれるんだよ。
ホラッといって辞典をパッと開くとそこは「新修広辞典・集英社刊」の九八頁“か行”であった(私は英語はコンサイスと日本語はこの辞典しか持っていない)。
頁のアタマから順に追い、それに文化を足して書くと“かいかい”から始まった。
開会文化、海外文化、外海文化、外界文化、皚皚文化、甲斐甲斐しい文化、改革文化、外郭文化、買い方文化、快活文化、概括文化、買い被る文化、貝殻文化、会館文化、怪漢文化、快感文化、開館文化、開巻文化、海岸文化、外患文化、概観文化、回忌文化、開基文化、会期文化、怪奇文化…と続き次に会議となった。
「かいぎ」【会議】会合して評議すること。
また、その評議・機関。カタカナでカンファランス、英語でConferenceとあった。
人間社会は会議文化である。
ヒトが少しずつ群れを成し、リーダーが生まれた頃から会議文化は始まったのだろう。
ある会社の社長は58歳、転職歴11社、現在あるデータシステム会社社長(マザーズ上場成功?)社員数120人位、この会社は会議に原価をつける。
時間あたりの人的コスト、会議室のコスト、照明や空調のコスト、資料のコスト、社長は会議は本当は全部なくしたいという。
会議に出ても何も話さない者、アイデアを持って来ない者、つまりその会議に必要のない者は出すな、呼ぶなという訳だ。
会議を仕切る者はこんな発生から会議を始める。
今日の◯×会議に出席する人は◯△人、誰と誰と誰。
会議コストは◯×万円、会議時間は一時間、延長なしとまあこんな感じである。
これは推測だが当然会議室にスマホや携帯は持ち込めないはずだ。
この会社はこのシステムというか、会議文化?を生んでから右肩上がりの成長をしている。日本で一番無駄な会議が有識者会議、一番恐いのが軍法会議であった。
文化の日の話が恐い話に近づいてしまった。
NHKの軍法会議で来年3月をもって「クローズアップ現代」を打ち切りにすると決めたらしい。社会派、硬派の番組でNHKの聖域ともいわれたが、国家権力にとって国谷裕子は目障りな存在なのだろう。
永田町では軍法会議?が夜な夜な行われている。
次は「報道ステーション」古舘伊知郎だ。
日本語辞典にある言葉に文化という文字を足してみるといろんな文化が見えて来る。
ちなみにオーラス(いちばん最後)八二九頁は“わ行”の「わんりょく」【腕力】①うでの力②うでずく。力ずく。であった。“腕力文化”の中に私たちはいる。