サバの塩焼き→サハシオキ。
冷奴→ヒーヤコ。
イカの姿焼→イースーヤキ。
イワシのつみれ汁→イワーミイレ。
ご飯半分→コーハン。
昨夜新橋駅前ビル地下3Fで食べた私の夕食である。
長い間このビルに寄っているが地下3Fは初めてであった。
夜九時過ぎ、朝から食事をしていなかったので腹が減っていた。
家に帰って食事すると11時頃となる。
酒を飲みに行く気にならず、何かを腹に入れようと思っていた。
アレも食いたいし、コレも食いたい。
が、ソレは重いし、ソレは脂っこいし、ソレは…と思った。
なんとなく階段を降りるとおいしそうな写真が目に入った。
なかなか上手い写真だ。
サンマ塩焼き、サバ塩焼き、銀だら西京漬焼き、イカの姿焼き、ブリの照焼き、鮭ハラス焼き。
人間は腹が減ると焼きとか、揚げとかの文字に強く反応する。
その店は正面にカウンター二人掛け。
左右に四人掛けのテーブルが二つずつ、カウンターの奥が調理場であった。
三十代の女性一人と四十代の女性一人、調理場に四十代の男。
エーラッシャイ、おっ中国人か、オサケイル、うんイルイルと冷酒1.5合、ハッカーサンは八海山のこと。お通しにモズク、上にキュウリ二切れ(旨い!)サバの塩焼き、イカの姿焼き、冷奴を頼んだ。
女性は二人共中国人、ハイ、ハッカーサン、ヒーヤコトーソ。
ショウガとネギがのった木綿豆腐(旨い!)イースーヤキ。
ホイルの中にちゃんと腹わたまでついているではないか。
リングリングになったイカちゃんに腹わたをつけて食す(旨い!)1.5合が終わったのでサバの塩焼きとイワシのつみれ汁でその夜の食事、サバ半身ジュウジュウで焼色は上々、しょうゆをかけ大根おろしをつけて食す、旨〜い!ほぼ満点のサバの塩焼き。
ご飯が保温だったのでイマイチ。
でも中国人は二人とも気持ちいい人。ブリの照焼きもと思ったが今度にした。
地下3Fにあんなに食事処があるなんて知らなかった。
それにしても調理する人は只者じゃない。相当に修行を積んだ者と見た。
その名も高き流れ板かもしれない。
一人の夕食はアリガトーした、マタラッシャーマセ、気分は「孤独のグルメ」であった。