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2016年6月17日金曜日

「両国の思い出」




日本国政府は2020年東京オリンピックに、外国人観光客を4000万人は呼びたいと計画しているらしい。さてこの外国人たちをどこに泊めるかとなると名案がない。
規制緩和によって民泊をかなり認めているが旅館業者は民泊に大反対!だ。

都市ではバンバン、ジャンジャンホテルを建てたり改装をしているが、ホテル不足は深刻なのだ。で、考えているのがラブホテルへの融資の緩和というか政府系金融機関に、もっと金を貸してやれやというススメだ。

ラブホテルのオーナーは言う、アテらラブホテルには銀行は金を貸しまへん、メガバンクなんかホンマ貸し出しません。ラブホテルの平均稼働率は50%位なんだとか。
外国人にとって日本に来る目的の一つにラブホテルに泊まりたいが、ベスト5に入ったりしている(?)確かな調査ではない、私的推測だ。

ラブホテルに融資をして、マットウな形式に改装させて観光客を泊まらせる。
この愛ある一次方程式をお堅い官僚が考えたとしたら、相当な取材を重ねたのだろうと推測する。政府の偉い人を説得するために文字通り、カラダを張ったのかもしれない。
もしかして役所の異性とか同性と。一人では積極的に泊まれない。
Oh!ゴージャス!Oh!ブラボーなんたるパラダイスなんて嬌声を発したのかもしれない。

フツーのホテルとラブホテルの違いは何か、
(一)18才未満はラブホテルに泊まれない。
一)フツーのホテルに休憩というちょい貸しはない。
さてどうなるのでしょうか、たった3週間位の東京オリンピックが終わった後、ホテルやラブホテルは愛を失った男女のようにスッカスカになるのだろう。
宴の後はむなしいものなのだよ。

天地左右前後舛添一色だったテレビは次のターゲットを探し、頼りになる「週刊文春」のスクープを待っている。テレビのニュースやバラエティは週刊文春サマサマなのだ。
オリンピックの巨大利権、巨悪の構図がいよいよ週刊文春によって書かれ始めた。
歴史は夜つくられるという格言がある。

ホテルにはラブがあり、ラブにはホテルが必要だ。
“ご休憩”の時間の中で様々なスキャンダルは生まれているのだ。
それにしてもラブホテルの平均稼働率が50%位とは少なすぎるのではないかと思う。
20代の50%位は童貞だというし、恋人はいないし、恋愛に興味ないというではないか。
「遊びをせんとや生まれけむ」古しえの人の教えを大切にして人間力を生んでほしいものだ。何!お金がないだと、休憩代位なら出してあげるぞ。

私が先輩に誘われて7人の会社の一員になった時、仕事場は両国であった。
目の前は友綱部屋であった。
その頃私は独身で練馬区土支田という所の畑の中の小さな建売住宅に母と住んでいたのだが、毎晩徹夜作業で帰れない。両国から練馬は遠すぎる。
で仕事場の道路の斜め向かいにあった怪しい旅館(?)の一部屋を月極で特別に貸してもらった。座敷あり、座布団あり、風呂あり、テレビあり、出前有り、通勤地獄なし、快適この上なしであった。疲れて眠い時、休憩しに旅館に帰った(徒歩三分位)。
後にも先にも私しかいないと旅館の主は言った。

ピカッと発想したら即実行するのが私の迷惑行動なのだった。
大相撲好きはここから始まった。あーあドスコイ、ドスコイ。
今日は花の金曜日、酒も女性も学校だから若者よ“ラブ”から学びたまえだ。

2016年6月16日木曜日

「事件防止CM」

ACジャパンHPより



昨夜遅く見たテレビ番組は一つだけ。
20年前に起きた大学生殺人事件の被害者の父親が出ていたものであった。

ある駅で大学生が一人の男に殴られ倒れた時に後頭部を激しく打って死亡してしまった。100人以上が見ている中で起きた事件であったが未だに犯人は捕まっていない。
似顔絵が貼りだされたのを憶えている。

人の記憶というのは実にあてにならない。
目撃者情報が正しいとは限らない。
息子を殺された父親は駅に立ち続けて事件への協力を頼むためにビラを配り続けた。
この事がキッカケとなり、殺人事件の時効が無くなったと知った。

この頃駅で乗客が駅員を殴ったりする暴力行為が多発しているという。
またスマホを見ながら歩いている人とのイザコザの結果、暴力沙汰になるのも多発している。昨夜私はその当事者になりそうになった。
人と待ち合わせをしている場所に行くために銀座を歩いていた。
スマホを見ながら歩いている男が私にぶつかった。30代位だった。
何も言わない(シカト)のでこのヤローと思ったが、公共広告機構のCMを思い出した。

ぶつかったらどっちかがやわらかくなったらいい、そんなCMだった。
そうかやわらかくかと思い怒りを収めた。
夜遅い駅の近辺には、ムカムカやイライラやヘベレケが集まる。
この歳になって自分がずい分とやわらかくなっている事に気付いた。
いいCMは事件を防止する。作者に敬意を表したい。

昨夜、ホセこと保勢さんこと「ホセ桑田」さんの超絶ギターに心が洗われた。
失くしたと思っていたメガネを持って帰った。ホセさんの店に落としていたのだ。

2016年6月15日水曜日

「白だし」

コープHPより



英語ならThe End、フランス語ならFIN、日本語なら終り、ある世界では“御名御璽(ギョメイギョジ)”という。天皇が押す印のことをいう。
どんなことがあっても、オイ御名御璽だと言われたら絶対それに従わなければならない掟である。

東京都知事舛添要一はあろうことか自分の子どもがイジメられている(自分のせいだろ)、なんとか九月まで待ってくれと泣きを入れ命乞いをしたという。
学力だけを頼りに生きてきた学者には答案用紙の点数が全てであり、それ以外は何物の価値はない。
鉄面皮、恥知らず、恩知らずと言われようと権力への野心と野望にしか関心はない。
きっと心を許す友人もいないのだろう。
人間の持っているカルマ(業)を表立ってこれほど露出した男は未だかつていない。
自らの保身のためには、下手な作り話をしゃべる。

自分以外はみんなバカにしか見えなかった男は、人という人を裏切り、寝返り、白痴(コケ)にして生きて来た。私が常日頃言う勉強ばかりしていると本当のバカになるぞの見本となった。
東大法学部を首席(?)で卒業した国際政治学者は、人間界のケジメの取り方という問題が解けない、点数0点の答案用紙を出した。
舛添要一が私の相談室に早く相談に来ればなと思った。
見苦しい姿も、私から見ると一興の芝居である。
私はきっとこうアドバイスをするだろう。オマエのすべては病気なんだと。

森に住めなくなった熊の親子たちを追うマタギの銃口が火を吹く。
生活の少しの足しにでもなればと森の中に入って筍を取る老人たちは、行き場を失った熊に襲われて命を落とす。

マスゾエを“マキゾエ”と言った議員がいた。
この議員もまた東大卒であった。マキゾエを生んだ人間の一人であった。
私たちはマキゾエの時代にいるのも確かだ。

駅のホームを歩く時は真ん中を、信号はちゃんと青になってから、スマホを見ながら歩かない、赤信号みんなで渡れば怖くないと言ったのはツービートの北野武だったが、今では青信号で立ち止まっていても危ない。
人のふり見て我が身を正せの教え通り、マスゾエとマキゾエを学ばねばならない。

テレビに出まくっている元知事たち、北川正恭、片山善博、東国原英夫たちがマスゾエをエサにギャラを稼ぎ、マキゾエをこの時とばかり楽しんで顔を売っている。
食えないヤロー共だ。確か前の前の東京都知事は海外視察は大名旅行だと攻め立てられたら、ウルセイなどとひと言で片を付けた。

この差は一体何なんだろうか。
やっぱり遊びを学んだ違いではなかろうか(?)ここ一番の喧嘩をする時は、言葉を多く発したら負ける。黙々として殴られ、黙々として殴り返すのが極意である。

このブログを書き終え明け方ウーロン茶だと思って冷蔵庫の中の物をゴクッゴクッと飲んだら、ウヒャーCOOPの白だしだった。チクショウウーロン茶と同じ色だった。
なんで白なんだと一人で声を出した。(文中敬称略)

2016年6月14日火曜日

「虎ノ門にて」


ハングリータイガーHPより


自分の金を自分の口座に振り込むのに、自分であることを証明せよと言われて、結局自分が自分であることが証明できずに振り込めなかった。

六月九日午後二時四十五分頃、私は虎ノ門の交差点のところにある銀行に行った。
六月十日に自分の口座に振り込みたいことがあったからだ。
溜池から歩いたせいか、その日がかなり暑かったせいか銀行に着くと汗をかなりかいていた。一階に中年男の係員が立っていて気持ち悪いほどていねいに本日のご用はと言った。

この銀行に来たのは何十年振りかであった。むかしは富士銀行だった。
中はずい分変わっていて振り込みをしたいのだけどと言うと、どちらへと聞くから横浜銀行へと言った。
金額はというから◯×万円と言うと十万円以上ですねと言う。
機械入力の仕方はというから知らない、やったことはないと言った。
それではお二階へとエレベーターのボタンを押してくれた。

二階に行くと中年の女性が来て気持ち悪いほどていねいに一階で聞かれたことと同じことを聞いた。保険証とか、運転免許証とか公共料金の請求書はと言った。
あっそう保険証のコピーを取ったのがあるよと汗をふきふき、バインダーを開いてポケットの部分から出した。
ちょっとお待ち下さいと言ってカウンターの方へ行って何やらゴニョゴニョ話をして戻って来て、保険証のコピーでも大丈夫ですと言って振込用紙の書き方を教えてくれた。
私どもに口座はというからないよと言った。
横浜銀行のカードはと言うから持ってない、家の奴が持っているよと言った。

振込用紙を書き終えた時は三時少し前であった。
袋に入ったお金を出して一枚二枚と数えて出したところ、四十代か三十代の終り位の細い女性がスミマセン保険証のコピーでは駄目なんですと言ってきた。
なんだよさっきこの人がコピーでいいって言ったじゃないかと言うと二人揃って気持ち悪いほどていねいに誠に申し訳ありませんと言った。
歯医者さんはコピーでOKだよと言うと、私共は歯医者さんではないのでスミマセン、何か本人確認できるものはと言うから、またバインダーを出して広げた。
飲み屋の請求書や寿司屋の請求書や映画のチラシとかがザクザクと出て来たが役立つものはない、もしかしてカードを入れている財布の中に何かあるかもとそれを出す。
いつも使用しているカードや忘れていたようなカードやTSUTAYAのカードや松屋のカードやらが何枚も出て来た。まるでトランプをしている様であった。

すでに三時を回っていた。ゴッツイ男が二人私を見ている。
女性客が二人いたのが帰り支度をしている。
こういう事が一人で全く出来ないので散々な目にあった。
オレオレ詐欺が多いので厳重なチェックをするらしい。

結局次の日の朝、愚妻が横浜銀行へ持って行った。
なんだこれがいちばんカンタンで早かったじゃないかと思った。
自分が自分であることを証明することを携帯しないといけない、銀行預金に残がなくなるので。電気料金の請求書があった、これだなと思った。
虎ノ門の銀行のカメラにきっと不審者として残っているだろう。
何しろ風体もフツーじゃないアロハな男だったから。

虎ノ門といえば“ハングリータイガー”というパスタ超ウマ、超安、超行列、超手順スムーズ店を最近知った。是非オススメです、行列していてもアレよアレよとお客は回転する、それを体験するだけでも行く価値あり、お店のプロフェッショナルたちの動きを。
銀行とはえらい違いだ。