粘着テープをシュレッダーして、暗い空から落とし続けるような嫌な雨が降る。心も体もベトベトする。人類すべてがマスクをしている。(アマゾンの原住民もアフリカの民族も(?))ふと、ある映画のシーンを思い出す。確か大岡昇平原作の映画か、火野葦平の映画だった。敗戦間近の南方戦線のジャングルの中、飢餓地獄の日本軍兵士たちが、動く物なら何でも食べると食物を探す。一年中雨のような熱帯雨林の中で育った、かたつむりは大きい。フランス料理のエスカルゴも、日本兵士たちには、悲惨なかたつむりでしかない。(でんでん虫ともいう)連合国には空から陸から食料が次々と補給される。戦争の勝敗は、兵站(食料弾薬、武器)の差で決る。日本軍の作戦命令は、“現地調達せよ”であった。つまり現地で略奪しろという事であった。太平洋戦争の戦死者の60%以上が餓死であった。木の皮、木の根を、サラミか、ビーフジャーキーのように思い、待っている人のために生きようとしたのだ。飢えた日本兵は、ハンニバル・レクター博士のようになっていた。敗戦から76年目、世界大戦の中にいる。新型コロナウイルスが、世界共通の敵となっている。戦争は武器商人たちにとって、これ以上ないビックビジネスである。世界各国の財閥は戦争によって生まれた。当然日本の財閥も戦争成金である。2021年現在日本国民は“かたつむり”の代わりに、ワクチンを必死に求めている。このワクチンは正しくは、ワクチンではなく、“新薬”だと世界の科学者は言う。治験も経ていない新薬(ワクチンと称しているだけ)を求めて、配給米を支給されるが如く列をつくる。人間は一度必ず死ぬが、ずっと生き続けたいと思う生き物である。過度に発達したIT社会の中で、日本がIT後進国であった事を知る。(私は全くITオンチ)ワクチン注射の予約がとれない、つながらないと今、後期高齢者たちは怒る。この国はホントダメ、菅政権はサイテー。黒岩サイテー(神奈川県知事)と、ご近所は大合唱する。悪夢のような民主党政権時代と、安倍首相はよく言ったが、今や悪夢の上を行くのが菅政権だとの声が、鳴門海峡の渦より大きく広がっている。今ではワクチン敗戦国の大見出しが夕刊紙に、週刊誌に踊る。すべてはオリンピック開催のための作戦も、かつての日本軍司令部の机上の空論のように、あてが外れまくる。織田信長だったらどうするか、豊臣秀吉や徳川家康だったら、西郷隆盛や大久保利通、江藤新平だったら。大村益次郎や秋山好古、真之兄弟だったら。児玉源太郎や後藤新平だったらを研究していない。私が最も尊敬する吉本興業の“アホの坂田”さんにお願いするしかない局面になっている。坂田利夫さんは、本当は凄いインテリ(?)なのだ。このままだと、米一揆ではなく“ワクチン一揆”だ。世界を仕切る新薬マフィアの高笑いが聞こえる。バチカン銀行の口座には、上納金がしこたま振込まれるはずだ。悪魔はいつも微笑している。名画“モナリザの微笑”は、レオナルド・ダ・ヴィンチが、女装した自分を描いたのではと私は思っている。ダ・ヴィンチはジョークが好きだったとか。ミサイルなどの武器や弾薬にも使用期限があるらしい。で、在庫一掃セールのように、イスラエルとパレスチナなどが、ドンパチして新兵器を買う。武器マフィアの売り上げは上々となり、バチカン銀行に上納金が入る仕組みなのだろう。コロナワクチンという新薬は、ずっと先きの先きまで日本国民みんなの腕には注射されない。(二度打てというオマケつきだ)今はガチンコ勝負だが、かつて大相撲の世界では、八百長をすることを注射を打つと言った。どの国の誰がウイルス菌を創り、大儲けを企んだか、八百長を仕組んだ胴元が、いつの日か分かるだろう。「五輪一大感染イベント」に米の権威、延期を促す(ニューヨーク=共同)米国感染研究の権威の一人、バンダービルト大のウィリアム・シャフナー教授は、CNNのニュースで東京五輪延期を語った。バイデン大統領は、科学的に安全・安心が証明されない限り、と言っていた。五輪中止を勇気を持って決断したら、菅義偉総理は歴史上の大人物として後世に語り継がれるだろう。さもないと敗戦のA級戦犯、東條英機となる。私の好きな、河竹黙阿弥の言葉(花街模様薊色縫~十六夜清心)。「一人殺すも千人殺すも、取られる首はたった一つ」。ある戦史家が、同じ武器を持たせ、同じ人数で戦ったら、日本人が世界で一番強いと言った。みんなでゆずり合ってコロナと戦って行こう。最高司令長官は、アホの坂田こと、坂田利夫元帥だ。作戦名は“エスカルゴ”。あせらず争わず前へ。梅雨の季節は、天才中野裕之監督のピースな映画作品を見よう。日本全国雨は降っていない。(文中敬称略)
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