「これでいいのだろうか?」
今年は一人一人一度そう思ってみたらどうだろう。
牛丼※写真はイメージです |
オトーチャンは240円の牛丼の昼ご飯、私はホテルやレストランで1500円のランチ「これでいいのか」。
借金しているのに車はBMW「これでいいのか」。
1500円のランチ※写真はイメージです |
朝は二日酔いで、昼はルノアールで、夜は一杯飲んでカラオケ歌って元気一杯「これでいいのか」。
どう鏡で見ても泉ピン子風、体型は寸胴、足は練馬大根、でも高級化粧品にジム通い、エステで足もみ一日30,000円「これでいいのか」。
エステで足もみ※写真はイメージです |
最近ノーメイクが主流になり始めているのは逆化現象、化粧はホステス以外シンプルになっていく。
自分が全く出来が悪い頭なのに子供は家庭教師や塾通い「これでいいのか」。
酒を飲んでいる時は気合いを入れて上司や会社批判だけで面と向かうとゴマスリヨイショ「これでいいのか」。
自分はテレビの前で横になり煎餅ボリボリかじっていながら子供には行儀よくしなさい「これでいいのか」。
練馬大根※写真はイメージです |
等々世の中は「これでいいのか」を反省する時に来ている。
何のために生きているのか「これでいいのか」をしっかり求めて行かないとただ呼吸している生き物に過ぎなくなる。
私の尊敬する人で、ある大手の会社を退社し確か65歳まで司法試験に挑戦し続けた人がいた。
ある年たった一点が不足して不合格になった。しかしその人が言うにはその一点の中にゴッソリとひしめきあっているのだという。この人はいつも「これでいいのか」を教えてくれた人だった。
そして70歳を過ぎた今も絶えず前を向いて生きている。あまりに仕事が出来すぎて上の人達から疎まれた役員であったが間違いなく私の人生で知り合った中でも人生の達人であった。
残念ながら司法試験は年齢制限で挑戦出来なくなったが今なお闘志熱烈である。
桜※写真はイメージです |
今一人外資系大手コーヒーメーカーの人は「桜」の木に魅せられた。そして充分な地位を捨て山に一本、又一本と桜の木を植え続けた。20数年たった今、名前も「桜木」と変え四国に「桜の国」を作りあげている。
ご紹介した二人とも黙っていればのんびり年金生活を送れる地位の人であったが、自ら「これでいいのか」と投げかけ挑み続けている。
ある哲人が人生で大事な事は「挑戦する不成功」だと云った。
私もこの言葉を胸に様々な事に挑戦して行きたいと思う。
そしてもうひとつ「これでいいのか」これはあくまでも私の願いである。
2億円当たったらどうします?※写真はイメージです |
年末ジャンボ宝くじに2億円当たった人がとうとう現れなかったという。
私は願う、その人はきっと当たりを知った、しかしその2億円を手にした自分とそれを取り囲む環境と将来を考え敢えてその当たりくじをそっと破いてゴミ箱に捨てた。
「これでいいのだ」その人はそう思った。
さてみなさんならどうしますか?2億円当たったら。