古来より決して決着をみないのが「嫁姑戦争」。
いかなる教養人、知識人、人格者といわれる人たちも嫁と姑との諍いにはお手上げとなりました。
母親は自分の生んだ子は自分が一番知っているとの大いなる誤解があり、その誤解に従う事が親孝行と思うアホンダラ息子?が多いのです。
結婚してわずか六ヶ月どうしても離婚したいと泣いて相談に来た新妻がいます。
一人っ子のダンナは結婚したらお母さんの側にいてあげたいとバス停二つの処に新居を買いました。
ダンナは仕事から帰りがけ必ず母親の家へ、そこで食事をし、フロに入り、洗濯物も母親へ出し続けたのです。
母親は息子に毎日言ったのです。あの嫁は出来の悪いオタンコナスよと。
一年近く付き合っている時は全く素振りがなかったとか。
イケメン、金持ち、高学歴、スポーツマンの四拍子。結婚式の祝辞は会社のホープ、未来のキャプテンと大絶賛?だったのです。
新妻は涙を拭いて言いました。
私が面食いで馬鹿でした。そして、こう言いました。あの、マザコンを観るのも嫌だと。
気持ち悪い、吐き気がすると。
これは私が勧めたお酒を飲み過ぎたせいです(あしからず)。
当然離婚したと思うのは実は早計だったのです。「嫁姑戦争」は複雑にして怪奇なのです。