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2016年6月1日水曜日

「ガリガリ君」




爆弾をしょっている(背負っている)裏社会では執行猶予の事をそう言う。
爆弾三年なら三年間ずっと耐え忍ぶ。
バカにされコケにされても手出しをしない。

時として爆弾が恐くて極道やってられるかと、本来の凶暴性を発揮する者も多い。
新しく起こした事件も執行猶予中だと裁判官の心証を悪くする。
10年なら12年とかになり、執行猶予の三年が加算されるので15年となる。
本来なら10年で済んだものが5年多くなる。

“返し”という言葉がある。借りたものは返す。
世の中には借りたものはもらったものという図々しい奴も多い。
今の世の中は貸した者より、借りた者の勝ちとなっている。
返したいけど返せないと言われるとそこまでとなる。
やられたらやり返すのを“返し”と言う。返しをしなくなった極道は堅気になるしかない。

裏社会では引退し堅気になった人間には手出しをしないという暗黙のルールがある。
それ故現在極道をやめて正道(?)に向かう人間が加速度的に増えている(?)。
だがマフィア化しているので実態は分からない。ちゃんと貸した金を、ちゃんと返せよ終いには怒るぞと強い調子で言うと、脅迫罪になったりする。

“吹かし”という言葉がある。
あいつは吹かすから気をつけろ、つまり平気でホラを吹く人間を“吹かし屋”と言う。
我が国のリーダーが更に吹かして行くとコメントした。
エンジントラブルを起こさないよう願いたい。
日銀史上最低の吹かし屋黒田総裁は、吹いても音の出ないラッパとなってしまった。

山口組(?)が神戸山口組の金庫番的組織のNo.2を射殺した。
その銃声は正しい極道(?)のヨーイドンの号砲であり、警察が待ってましたの号砲でもある。市民にとっては怖ろしい号砲だ。

原和博に執行猶予がついた。
裁判長が最後に言った言葉“あなたは決して一人ではない”その言葉を宝に再起してほしい、中学2年と小学5年の子どものために。パパは英雄なのだ。
プロ野球界も再起を願っている。

世の中は“水素水ブーム”だとか、ある学者は水素水が病気を治すなんて、体にいいなんてありえないと書いていた。
ミネラルウォーターを買う必要もない、日本の水道水はミネラルウォーター以上だと。ちなみにオナラの大部分は水素なんだと。
野党が出した不信任決議案はオナラほどの威力がなかった。


昨夜、先日持って帰って来てしまったお品書き(メニュー)を返しに、赤坂の“しみず”に行った。仕事仲間四人と共に。日本酒2.5合、初めは一ノ蔵、次は男山にした。
長い間努めてくれた男が近々独立する、その祝酒だった。
家に帰り、赤城乳業のガリガリ君をガリガリした。クールダウンには最適なのだ。
ガリガリ君の値上げのコマーシャルは面白い。
海外でもガリガリ君の値上げはトップニュースなのだ。

もう一つ、リクルートの松本人志のコマーシャルシリーズは15秒の逸品だ。
バイトするなら…、きっと耳に残っているはずだ。
何!テレビは見ないってか、それはウラヤマシイ。いよいよアロハの季節となる。
トッポイファッションで行こうと思っている。

2016年5月31日火曜日

「衣替え」




ヒトは怒りまくって話をすると唇がワナワナと震える。
男女の区別なく震える。

杉並区のとある公園に保育園をつくる。
一方は大反対、絶対反対。一方は賛成、大賛成。
泣きながら子を持つ親の身になってと、ワナワナ。

消費税二年半延期に反対、大反対、筋を通すなら解散総選挙だと口をへの字にしてダミ声を出した。一方は一度延ばすも、二度延ばすもどうってことはない。
ずっと嘘ばかりついて来たのだから。
麻生に谷垣に、稲田(目をかけてやったのに)、役立たずたちはいずれ落とし前をつけてやる。否、それぞれ役割を決めて芝居を打っているのだろう。
次の総理、その次の総理、次の幹事長、次のと空手形の乱発で結局ムニョムニョで終り。

これらの手形は必ず不渡手形となる。
野党が揃って不信任案提出をなんてイキガっているが、集まった岡田、志位、小沢、吉田たち野党全部を足しても支持率は15%位、生活だ、社民だなんて10%位しかない。
内心は解散総選挙が恐くてビックビクしている。

今は亡き将棋の達人、米長邦雄の実兄が東大であった。
米長は兄貴はバカだから東大に行った、私はおりこうだから将棋指しになったと言った。東大の現役学生たち数人が酒を飲んで女子大生をマンションに引っ張り込んで、全裸にしてカップラーメンをぶっかけ、ドライヤーで体に熱風を送った。
ワイセツな行為の常習者たちであった。
バカな元東大生が永田町、霞が関でタイセツな行為を忘れ乱暴狼藉をして国をメチャクチャにしている(勿論有能な方々も沢山いる)。
“学問のススメ”をススメたいと思う。

昨夜あるプロデューサーと食事をした。
すっかり日本を代表する映画プロデューサーになって来た。
十五年前は自主映画ばかり作っていたという。ナンバーワンになるようなすばらしい映画を何本も作っている。私は映画バカがいちばん好きで大尊敬する。
二時間半ミッチリ映画の話をした。

家に帰りテレビをつけると、KABAちゃんというバカみたいなヒトが、男から女性へ本格的に変化させている。豊胸手術中(?)で少しふくらんだのを、ゲストの一人に両手でモミモミさせている、中居正広の指示で。
まあ、カバちゃんがバカであろうがなかろうが、男が女になろうが本人次第だ。
かなり声がつぶれていたのが気になった。

韓国の銀行が建て替えるので、なんと9000億円の現金を移送したとか。
朝鮮戦争の時、北朝鮮に300kg近い金塊と莫大な現金を奪われた事があるので大変な移送だったようだ。一億円位バラ撒いてくれたらいい映画が作れるのになぁと思った。
二、三千万でもいいのになぁ〜、映画作りたいなぁ〜。
二、三百万でもいいのになぁ〜、映画作りたいなぁ〜。

余りといえば、甘利明がずい分と長い間“フケ”ていて(逃げていて)検察に任意聴取されていた。で、立件できず不起訴だと、秘書たちも。バカみたいな話だ。
“石が浮かんで木の葉が沈む”とかくこの世は理不尽なものだというのを思い出した。
政界も財界もマージャンでいえば手の内(ハイパイ)はバラバラ(シーサンプチュンという)、もう一度やり直しができる権利がある。
ガラガラポンにした方がいいので、解散総選挙を歓迎せよだ。

さて、今日何が起きるかお楽しみなのだ。
アメリカではトランプとヒラリーがネガティブキャンペーンの真っ最中、二人共下ネタばかりだ。トランプどぼんを予想しているのだが、ヒラリーも酷い。
暗殺の国アメリカで銃口から火を吹く日があるやもしれない。
全てはビジネスの国だから何でもある。

早いもので五月は今日で終りだ。明日は衣替えだ。
不正義を正義に衣替えだ。勝負はやってみなくては分からない。
背中を向けたらオシマイになる。(文中敬称略)

2016年5月30日月曜日

「地下ライブとホープ軒」




先週金曜日(27日)、夜八時四十五分を過ぎた時、いよいよその日の主役が登場した。
場所は大塚駅から徒歩で五分位の処の地下であった。
ドラムの激しい音、ベースギターとサイドギターが頭天をギューン、ギューン刺激する。ドラマーは上下左右に頭を動かしながらスティックを叩きつける。
ペンライトを持った150人ほどのファンが両手を振り上げてリズムをとる。

そこに白い服を着てエレキギターを持った主役。
みなさんこんばんは、ありがとう、私たちの新しいアルバムの発表パーティーにありがとう、イェーイ、ズギューン、ダダダダーンと激しい音と同時に唄い出した。
ステップを踏む若い男女たち、ワンコイン500円の地下ライブ会場、地下アイドルがファンと接する処であった。
私はその夜の主役のお母さんと高校時代の同級生であった。
ぜひ来て下さいと娘さんから新作のCDと手紙を受け取っていた。

その日午後二時から四時までお世話になっている会社のスタッフと淵野辺本社で打合せをした。その後町田→横浜→新橋→仕事場に行った。
ステージは八時半から主役登場と聞いていたので、仕事場で資料に目を通したり整理をした。その後近所の中華店で五目中華を食べて、東京→大塚へと向かった。
菊鳳という店の五目中華は抜群に美味い、それに具材の配置が美しい。
安くて美味いので有名だ。

八時二十分頃地下ライブ場に着くと、おっ、来たのと高校時代の同級生。
そいつと話をしていると、おっ、来たのかともう一人の同級生、キャー来てくれたんですかと娘さん、その一人娘を愛してやまないお母さんがありがとうと言って来た。
知ってる?と言って三人の女性を紹介された。
私は知らない、相手は知っている、やはり高校一年の時の同級生だった。
少女はすっかり変わっていた。

そこへ一人のステキな男性、主役のお父さん、私の同級生の旦那さんだった。
この人はミュージシャンであり、このライブハウスのオーナーでもあった。
もう一つ持っているとか、ずい分私より若いなと思ったら、ずっと年下であった。
娘がお世話になっていますとごていねいに挨拶された。

ライブの会場はバンドの人やスタッフの人、男も女もそれぞれ個性的。
メイクもファッションもコスプレも、白いカーテンのような服を着た十四・五才の女の子のグループがCDにサインしたり、握手したり、ハグしたり、記念撮影などをしている。
ギッシリ満員だ。鉄の扉が二重になっているので外には激しい音は聞こえない。

年配者は私たち同級生だけ。
後はすでに出演を終えたバンドやグループの熱烈なファンたちであった。
ここで私はある事件を思い出した。
地下アイドルをストーカーしてそのアイドルを刺した最近の事件を。
一人孤独に生きている若者が地下ライブに来れば大切なファン、アイドルたちにとってファンは大切な人、だから精一杯のサービスをする。

格闘家をしながら役者をしているという男性や監督を目指している若者を紹介される。
二人共いい顔をしていた。きっと仲間たちが主役を守ってくれているのだろう。
ガンガン音が激しくて曲のフレーズがよく聞こえなかったが、これが地下ライブなのだろう。
若いっていう事はなんてエネルギッシュなんだと思った。
ウラヤマシイが、一歩間違うと何が起きるか分からない独特の空気を感じた。

外に出るとやけに空気が美味しかった。主役の名やバンド名は書くことは出来ない。
いずれスーパースターになると信じている。イエーイ、ガンバレ。
な、なんと大塚駅前にホープ軒があった。若かりし頃毎夜のごとくみんなで食べた。
疲れに効くラーメンなのだ。私の体は吸い込まれた。

2016年5月27日金曜日

「泣く女」




“インド人もビックリ”というフレーズが流行ったことがある。
インドで国内最高51度を記録した。地面に卵を割って落とせば目玉焼きが出来るかもしれない。熱波で死者440人以上が死亡している。

夕張メロン2玉が300万円で競り落とされた。
私の隣で一個150万円のメロンを食べている奴がいたら、バカヤローと言って、そのメロンを頭突きで割って食べてやる。

フグが大好きでシーズンになると神田明神下で二、三度は食べる。
フグ通は猛毒のあるトラフグの肝を食べるという。
痺れるほど美味く、スッポンや沖縄のハブ酒より精力増進効果があるとか。
大阪にある会員制専門店でそのフグの肝を食べさせていた店の関係者8人が捕まった。
有名人御用達であったようだ。命がけで精力をつけていたのだ。

昨夜新橋から沼津行の列車に乗った。
九時二十七分発であったが、三分遅れで入線してきた。
グリーン車の切符を買っていたのだが横浜まで座れなかった。
横浜で10人位降りたので席が空いた。

後から六番目、窓際に四十代後半(?)の女性が乗っていた。
乗っていたのはいいんだが、スマホを見ながらシクシク泣いていた。
なんだいこの女性はと思った。顔をガクッと下に向けているので髪がバサッと顔を隠していた。突然、何、何、何と口ずさんでスマホを見ていた。

列車は戸塚に向かっていた。そこへ女性の乗務員がすみません、グリーン券を見せてくださいとやって来た。混んでいたのでいつもならすぐ来るのにずい分と遅く来た。
私はグリーン券を持っていたので見せた、やけにでかい女性乗務員であった。
シクシク泣いたり、何、何を言っていた隣の女性はグリーン券を持っていなかった。
乗務員がすみません、グリーン券をと言ったら、ウルサイワネみたいな感じで払うわよと言って、ボサボサになった髪の中から怖い顔を出した。
足下のバッグの中の財布を探すのに手間取った。キツネ顔であった。

私といえば、夕刊紙を読んでいた。
その中にインドのことや、メロンのことや、フグのことが書いてあったのだ。
列車は大船に着いた。窓際の女性がバッグを持って降りる体勢になったので私は立上がった。バッグと紙袋とスマホを持った女性はムスッとした顔で降りて行った。
その女性は戸塚、大船の二駅だけに1240円のグリーン券を買ったのだ(駅で買えば980円)最も横浜をすぎるまではタダでグリーン車に乗っていたのだ。

官公庁のキャリア官僚のようであり、区役所の窓口にいるようでもあった。
紙袋の中に食べかけのサンドウィッチがあり、飲みかけのオランジーナがあった。
近々一個300円の切り売りのメロンを食べようと思った。