“インド人もビックリ”というフレーズが流行ったことがある。
インドで国内最高51度を記録した。地面に卵を割って落とせば目玉焼きが出来るかもしれない。熱波で死者440人以上が死亡している。
夕張メロン2玉が300万円で競り落とされた。
私の隣で一個150万円のメロンを食べている奴がいたら、バカヤローと言って、そのメロンを頭突きで割って食べてやる。
フグが大好きでシーズンになると神田明神下で二、三度は食べる。
フグ通は猛毒のあるトラフグの肝を食べるという。
痺れるほど美味く、スッポンや沖縄のハブ酒より精力増進効果があるとか。
大阪にある会員制専門店でそのフグの肝を食べさせていた店の関係者8人が捕まった。
有名人御用達であったようだ。命がけで精力をつけていたのだ。
昨夜新橋から沼津行の列車に乗った。
九時二十七分発であったが、三分遅れで入線してきた。
グリーン車の切符を買っていたのだが横浜まで座れなかった。
横浜で10人位降りたので席が空いた。
後から六番目、窓際に四十代後半(?)の女性が乗っていた。
乗っていたのはいいんだが、スマホを見ながらシクシク泣いていた。
なんだいこの女性はと思った。顔をガクッと下に向けているので髪がバサッと顔を隠していた。突然、何、何、何と口ずさんでスマホを見ていた。
列車は戸塚に向かっていた。そこへ女性の乗務員がすみません、グリーン券を見せてくださいとやって来た。混んでいたのでいつもならすぐ来るのにずい分と遅く来た。
私はグリーン券を持っていたので見せた、やけにでかい女性乗務員であった。
シクシク泣いたり、何、何を言っていた隣の女性はグリーン券を持っていなかった。
乗務員がすみません、グリーン券をと言ったら、ウルサイワネみたいな感じで払うわよと言って、ボサボサになった髪の中から怖い顔を出した。
足下のバッグの中の財布を探すのに手間取った。キツネ顔であった。
私といえば、夕刊紙を読んでいた。
その中にインドのことや、メロンのことや、フグのことが書いてあったのだ。
列車は大船に着いた。窓際の女性がバッグを持って降りる体勢になったので私は立上がった。バッグと紙袋とスマホを持った女性はムスッとした顔で降りて行った。
その女性は戸塚、大船の二駅だけに1240円のグリーン券を買ったのだ(駅で買えば980円)最も横浜をすぎるまではタダでグリーン車に乗っていたのだ。
官公庁のキャリア官僚のようであり、区役所の窓口にいるようでもあった。
紙袋の中に食べかけのサンドウィッチがあり、飲みかけのオランジーナがあった。
近々一個300円の切り売りのメロンを食べようと思った。
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