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2019年1月17日木曜日

「特効薬とは」

私は自らの体によってバカではないことを証明した。その理由は、記憶がある限り初めてインフルエンザにかかった。昔からバカは風邪をひかないと言われてきた。インフルエンザは風邪の中のエリートだ。体温は40度近く、ガッタガタに震えるほど寒かった。頭の中がガンガンズキズキ痛い。鼻水がポトポト落ち、ギャッファーンという咳が出る。愚妻は自分の部屋に避難した。薬箱を開けると、ロキソニンというのがあった。知り合いに聞くと頭痛に効くという。で、すぐに服用。30分もすると嘘みたいに頭痛が消えた。次の日は大切な撮影が六本木である。私は絶対に行かねばならぬ。二階から大野先生に行ったら木曜日は休診日だから、そうか今日は水曜か、でもって朝9時10分頃、自宅から歩いて数分のかかりつけ医の大野クリニックさんに。すでに満員。大野先生は投薬が実に的確であり、新薬に詳しい。とても評判がいい。順番待つこと約50分で呼び出され、いやちょっと風邪みたいでと言ったら、ハイそれではと長くて細い綿棒を鼻の奥に入れた。ツーンとして不覚にも目に涙が溜まった。世間話しを数分していると、看護師さんが何やらデータを持ってきた。あっA型のインフルです。でも予防注射を打っているから、そんなに酷くなりません。いい薬を2錠服用すれば、27時間で菌は死にます。マスクをしてできれば休んでください。と言ったが、行かねばならない。調剤薬局で、「ゾフルーザ錠」を2錠もらってそこで飲んだ。一日一回のみで十分とか。連休だった過日小二の孫が野球のチームに入って、練習しているからと言うから、ちょっと行ってみようと海岸側のグラウンドに行った。お、いたいた海風が寒くビュービュー。孫はすべり台の横に座り、ガタガタ震えていた。当番の奥さんが帰りたいと言ってるんです、と言った。私が帰りたいと言ったら、ウン帰りたいと震え声で言った。孫はインフルエンザにかかっていた。自転車を引きずりながら手を繋いで私の家に帰った。その前に中三の孫娘がインフルエンザになっていた。二人とも予防注射を打っていたので3、4日で復活した。昨夜眠れないので、ポランスキーの「告白小説、その結末」という映画を見た。これが実に良かった。私にとってやはり映画が一番の良薬で、なかった食欲が出た。私はスープが大好きなので、鍋にキャンベルのビーンズ&トマトスープを入れ温めて飲んだ。みかんを2個。クッキー3切れ。ドライフルーツのあんずを少々。ポランスキーはやっぱりすごい監督だ。インフルエンザも治してくれる。世話になっている知人オーナーが応援している。前田哲監督の「こんな夜更けにバナナかよ」が大健闘している。目標10億まであと少し、是非映画館に行ってください。


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