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2019年6月7日金曜日

「今夜は男三人で天下を語る」

男の顔は履歴書、女の顔は請求書。こんな言葉があった。昨日私は、朝から晩までアッチコッチドサ回りし、アレコレ芸を売って歩いていた。その後、今後この異常な世の中でどう生き残るかなどを話し合い、気合いだ! 気合いだ! と銀座でいちばん美味しいと思っている「登三松」でウナ丼を食べた。フリーのライターの須田諭一さん(この人をきっと世の中に出す。その汚れなき性格は特筆物だ)とほぼ半日行動を共にした。いい人との時間はいい。何しろお金の話を一切しない。愛犬家の社長さんがわざわざ来社してくれた(今、あることを仕掛けている)。犬は飼い主に似ていくらしい。で、男の顔は履歴書だが、夜遅く帰宅すると、南海キャンディーズの山里亮太さんと蒼井優さんが結婚すると聞いてビクリギョーテンした。本人はブサイク顔と言われていたというが、全然そう見えない。キュートでチャーミングフェイスである。蒼井優さんは言うまでもなく、安藤サクラさんと共に現在日本を代表する役者さんである。その演技力は、いずれ田中絹代さんクラスになるだろう。暗い話、シンドイ話、イケナイ話、ウソ八百の話、救いようもない話、悲劇、凄絶な話ばかりの世の中で、久々にアカルイ話であった。男は顔じゃない。「本当の愛」を持っているかどうかだ。女の顔は請求書。蒼井優さんは今後女っぷりをアップ。仕事は続々と入る。で、請求書をバンバン書いていくことになるだろう。もちろん山里亮太さんも仕事の幅が広がるはずだ。「オイ、南海キャンディーズと蒼井優さんが結婚だってよ」と愚妻に言うと、「えっ何も知らなかったの、いいカップルじゃない。男は顔じゃないのよ」と言っていなくなった。人相の悪さでは、私は相当自信を持っている。まだ先があるかもなと思った。「須田さん、どこか旅に行こうぜ」とあるホテルのロビーでお茶しながら話した。大親友の旅友を失ってすっかり遊び旅をしなくなった。できればこの滅茶苦茶な島国からしばし出たい。人間がどんどん人間離れをして行っている。人間がどん詰まって、人間凶器化しているのだ。士農工商代理店、そこと我々は運命共同体。いいクリエイティブなくして、いい世は来ない。武士が日々剣を鍛える如く、クリエーターは全身から殺気を感じるようになるまで、日々、自身を鍛えねばならない。殺気あるクリエーターが、ほんのわずかしかいなくなった。今夜、その二人と日本橋でサバシャブを食す。山里亮太さん、よく知らなかったけど、オマエずい分いい男だよ。オメデトウ!


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