ずっと、ずっと会わずにいた人が凄い人になっている事を知りました。
それは私の不覚が原因でした。その人はかつて「具秀然」として私の前におりました。
月日が経ち、その人が今をときめく「グ スーヨン」さんであったとは映画を語って来た人間として恥ずかしい事この上なしです。
具さん、いやグ スーヨンさんはかつて広告制作会社の名門中の名門、サン・アドという処にいたのです。
サントリーの名作の殆どを制作している会社です。
「グ」さんにはCMの演出をお願いした事がありました。
それから幾星霜。
丸の内東映の画面には、松田翔太主演の「ハードロマンチッカー」、その監督がグ スーヨンさんであったのです。
10年前に一本、その後一本、そして3作目なのでした。
新聞で、雑誌で大好評。
それを読んでいて又、写真を見て、えっ、この銀髪の人が「具さん」、グ スーヨンさんと知ったのでした。
まあ、凄い青春を過ごして来た様です。下関での大暴れがまるで肉体言語、視覚言語の様、暴力のファッションショーの如くです。
ウジウジしている男達よ、ぜひ観てグ スーヨンさんに乾杯をして下さい。
私もお気に入りのバカラグラスにジンをなみなみ?と入れ乾杯です。
私の映画の虫が騒ぎ始めました。