賢人曰く、便利さが新たな努力を麻痺させる。
世界、自然という大きな書物は、人間の心と同様、連続出来ない。
じっくり読み込み、心、技、体を充実させたい。
即効性の対策はすぐに化けの皮が剥がれ、水漏れする(偉い人の話はちと難しい)。
早い話、この世は便利過ぎてしまって、本来すべきコツコツした努力を失ってしまった。新聞を読んで切り抜きをし、ノートに貼ったり、本を読んでいい個所があったらノートに書き写したり、分からない事を百科事典や辞書で調べたり、色んな土地を歩いたりという地味な努力をしなくなってしまった。
機器の進化と共に人間は退化を始めてしまった様だ。
森羅万象の変化に気づかず、大自然と語る事もなく、人間が自然の一部である事を忘れて来たような気がする。何か一大事が起きて慌てて対策を講じても手遅れとなってしまう。
時間を敵にするか、味方にするか、いよいよ来たるべき大事のために備えている。
やる時はやる。何もしないと決めたら何もしない。メリハリをつける。
何かを世に出す時は自然体ではないとほとんど使えないものしか浮かばない。
酒を飲んだらウマイと思い。食した時は何でもオイシイなと思い。
青い空を見たらキレイだなと思い。夜空の星を見たらそれと語らい。
荒ぶる波を見たら静かになってとお願いし。
犬や猫や金魚を見たら元気で長生きせよと声をかける。
美人と出会ったら心を踊らせなければならない。
自然の心を大切にと心を新たにしてコツコツ努力を積み上げる。
決してゴツゴツしない。あくまでもコツコツが基本だ。
大事の前の小事にしっかりと対処する。
そのために知らない事は知る努力をだ、オイ分かっているのかトウモトサブロウと自らに気合を入れる。一月十三日成人の日、二十歳に戻ったつもりで青年の主張を書く。
清く、貧しく、美しく。それと新しくだ。
高校生のサッカーの決勝戦をTVでみていてつくづく思った。
勝負は最後の一秒まで分からない。素晴らしい試合だった。
121万人の成人たちよ、まずは遊べ、飲め、恋愛せよ、夜の世界で鍛えられよ。
人間を知るには酒という学校に入学せよだ。
コツコツ貯金をしますなんて決して思うなよ。若い内の苦労は買ってでもしろ!というからな。
年を食ってからの苦労は結構シンドイ、そのためにも嫌な事、面倒な事を買ってでもするんだ。
祝!成人式、ごっそりリタイヤした大人たちよ、成人式を迎えた時の自分を思い出そう。人生は毎日がスタートラインという。やる事は山ほどある。
こたつに入ってスマホなんてイジっていてはダメ、パソコンと睨めっこばかりしていてはダメ、ダメ、ダメだ。