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2013年12月18日水曜日

「非常ボタン」




大学生への過保護もここまで来たのかと思った。
大学生は朝食を食べない、それ故頭の動きが悪く、学業に影響するとか。
それを知った大学生のPTA(?)がなんとか朝食を食べさせたいと集まり、知恵を出し合い学食の朝食代を100円にした。
それ以前は270円だったから格安となった。

立命館大学での出来事なのだ。
小学校や中学校じゃあるめいし、大学にまで親がシャシャリ出るなよと言いたい。
100円朝食に行列が出来る様になったら、PTAのお母さんたちはウレシイと泣いていた。
こんな事をやっているから就活に失敗すんだよと言いたい。

かつて苦学生なんかは、一日一食おにぎり一個だけとか、ヤカンの水だけとか、友達のパンを半分もらうとかで学業に励んだ。

ある調査によると、大学生への仕送りは7万から10万円位とか。
それでもバイトをしたりして、しっかり学業に励むのならいいが。
ゲーム、マンガ、メール、合コン三昧。

十二月十七日(火)夜十一時頃、渋谷駅に向かって友人と歩いていると、大学生らしき男と女の子がハッチャメチャ。
大声を出すわ、泣いているわ、抱き合うわ、寝っ転がるわ、逃げるわ、追うわの大騒ぎ。それに負けず劣らず忘年会が終わった会社員の男たちと女たちがもうメッチャクチャ。

渋谷ハチ公前の交差点に立っていると、女がジワッと近づいて来て、「いい子いますからどうですか」と言った。韓国人のイントネーションだった。
バーロー、ウルヘイと、それを無視して歩き出した。
チキショウ、ナメラレタモンダ、きっと声を掛けて来たのは余程ワタシメにソノ気アリと感じたのだろう。未だ未だ鍛えが足らんのだ。

時間は経ち、場所は変わって大船駅停車中、列車内。
「業務放送、業務放送、タチカワさん、運転手さんが向かっています(?)」と男の声。「お客様に申し上げます、お急ぎのところ申し訳ありません、車内で体調の悪い方が出ておりますのでしばらく停車します」と若い女性の声。
で、しばらく停車、で何があったかと言えばベロベロに酔った若い男が非常ボタンを押してしまったのだと。


正体を無くした若い男を、ホームの駅員二名と車掌とおぼしき男と三名で車内から若い男を引きずり出したのだ。◯△大学と大きく印字されたスポーツバッグと共に。
デッカイ&ゴッツイ。きっと飲み過ぎて猛烈に気持ち悪くなったのだろう。

ビックリしたのはその出来事をOL風の女性が写メールをしていたのだ。
きっと家族か友人に実況中継をしていたのだ。

その夜、青山学院大学前、地下にある「青山食堂」という台湾屋台風の店で、カリスマ雑誌編集長とそのご友人とライターの方と四人で飲みながら打ち合わせをした。
長い長い屋台にはお客さんがビッシリであった。
お刺身盛り合わせ、ハムカツ、ポテトサラダ、ミートボール、ナマコの酢の物、編集長は何度か来ていたのだろう、次々と頼んでくれた。

私は初めて、へぇーこんな所があったんだ、いつもながら色んな店を知っている事に感心する。イカのゲソ焼きが出て来たらこれダメ、もっと焼きを入れなきゃと言った。
そして現在、過去、未来について論じあった。
ポン引きに声をかけられる自分自身にも焼きを入れねばならない。

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