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2015年1月19日月曜日

「あるフレーズとある歌」




こんな歌があった。いつも考えさせるフレーズだ。

♪〜殴るカナヅチより殴られる釘の方がいい。
削るカンナより削られる木の方がいい。
隣の人の腕に銃弾が当たっても自分は痛くない。
隣の人の足に銃弾が当たっても自分は痛くない。
隣の家の子に銃弾が当たって死んでも自分の家の子は元気に遊んでいる。

熱い、死ぬほど熱いといっていた人をクーラーでギンギンに冷やすと、寒い、寒い人を凍死させる気かとわめき散らす。
人から借金ばかりしていた男が最後の100円で1000万円を儲けた。
男はトイレに入り金をあちこちに入れて隠した。そしてトイレから出ると人に金を貸してくれと頼んだ。この国はものすごい速さで70年前に向かっている。

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」という歌がある。
♪〜王妃ジェーンの陣痛が始まってすでに丸9日以上 お付の女たちは疲れ果てて その場を離れてしまった 国王陛下 ヘンリー様 どうかお願いです 私の右の脇腹を割いて 赤ん坊を取り出して ヘンリー王子は嘆いた そんなことが出来るものか 英国の花を失えば 枝も失ってしまうだろう フイドルの音 祝いのダンス ついに赤ん坊が生まれた日 だが哀れな王妃は愛されながらも 石のように冷たく横たわっていた 銃弾が隣の人をよけあなたの体に当たった。痛いと思う間もなくあなたは横たわるだろう。そんな銃弾の弾よりこの国は70年前に向かっている(富国強兵へ)。
生まれた赤ん坊をあやす楽器を鳴らそう。

自分たちだけの幸せを望んだ人たちがそのまま幸せになった例は実に少ない、その逆は実に多い。何か人のためにやろう。

2015年1月15日木曜日

「サワガシイコト」



昨年1230日、深夜の銀座の街角で久々に喧嘩を目撃した。
記憶にそって再現します。

若者(A32才位、若者(B34才位、私がそのことに出会った時は、若者(A)の頭突きとパンチで若者B)は血まみれでダウンしていた。
その男をめがけて強烈なストンピングを顔面に、高そうなメガネが壊れていた。

若者(A)ふざけんじゃねえよ、テメエの女がいるからって誘われて飲みに来たのに何でオレが払わなきゃなんねんだよ、ゼニの問題じゃねえんだよ、筋だよ筋。
男の世界の決まりは自分の女の店にお客呼んだら絶対に呼んだ男が払うというのが決まりだろうが、テメエ本当にチンケな男だな、係の女なんかただのバシタレじゃねえか、えっこの野郎と、足でキック二発、パトカーの男と銀座の黒服、野次馬も集まっている。
オイテメエラ、こんな野郎を銀座で飲ますんじゃねえぞ、今度銀座で顔合わせたら体持って行くぞ(殺す)と言った。
どうやら金筋者らしい。
若者B)はゲホゲホ状態で歯がガッツリ欠けて見える。
ガタゴト震えていた。

さて、築地警察のパトカーがやっと事件らしくなったと思ったらしくご到着。
大した事件じゃないと点数かせげねい。
マル暴担当はヤクザよりヤクザ的、オイ何だお前◎▲のとこの◯☓じゃねえか、ずい分しっかりシメたな。とりあえず救急に乗せっから、署に行って煙草でも喫ってろやといった。こんなことで刑務所に入ることはまずない、二日で終りだ。

自分の係のいる女の子の店で、自分以外の人に料金を支払わせるのは、男の世界ではいちばんの笑い者、遊び人の資格なしと厳しい掟で決まっている。
借金してでも自分で払うのが男の器量なのだ。

ピーポーピーポーとパトカー、救急車が走り去って行った。
街角で花屋のおばさんが赤いバラを手に持って立っていた。
男が口やら鼻から出していた大量の血と赤いバラが重なった。

銀座はこうでないとつまらない。男はこうでないと正しくない。
銀座じゃ喧嘩は事件でも犯罪でもない。ちょっと「サワガシイコト」だけなのだ。

2015年1月14日水曜日

「最低のオレ」




穴があったら入りたい、何かったら掘って入りたい。
プロとして恥ずべきことをしてしまった。

未だかつてないことがあった。
19日(金)12時から会社スタッフとのランチミーティングをキャンセル、330深水歯科をキャンセル、530浅葉克己さんの個展キャンセル、730フェルメール展オープニングパーティーをキャンセル、前日8日(木)ほぼ記憶なし、全身脱力支配、10日(土)ハリ・灸・マッサージの達人が来てくれたのだが背中に火がボーボー燃えているのに体がやたら寒い。

それ以降記憶なし、11日(日)大事な文化放送の立合いに行けず大迷惑をかけてしまった。12日(月)記憶なし、ずーっとふとんの中に潜り込んでいたので朝と夜が分からない。なんで夕方の4時にNHKの朝イチが映っているんだ、何だこりゃとやっとこさチャンネルを切る。何だか変だ、体が重く動かない。

トマトカップスープのみだから腹に力が入らない、立てない、動けない、階段からドドっと落ちる、一体何があったのか、それはいろんな原因が分かっているので書けない。

ともかく猛省、反省である。
優秀な友人やスタッフが全てフォローをしてくれたのが何よりであった。
12日(月)夜、ハリ・灸・マッサージの達人が急ぎ来てくれた。
体に少し力が出て来た。家中が煙だらけになった。

煙の中でふと思った。
ところで、まだ「キラリトギンザ」3Fオルハショップにお越しになってくれていない方々、ぜひお立ち寄り下さい。きっと期待を裏切ることはありません。
銀座四丁目交差点交番前、おせんべいの名店「あけぼの」の細野一美社長(元は東大出のコピーライター)がこぢんまりやさしい文字でオルハショップに行って来ましたよ、と年賀状に書いてあった。とてもウレシかった。

商人の苦労は商人が分かってくれるのです。
今度行くつもりですと口先ばかり調子のいいヒトビトが多いのがこの世の中ですからね。「今度とお化けは出たことはないのです」行くつもりだったという男ときっと行くつもりだった女が結婚して成功したケースは少ないのです。何しろ結婚したつもりだからです。 

14日(水)午前一時半、頭が動き出した。皆さん本当にすみませんでした。

2015年1月9日金曜日

「シネマな一日」




一説によると日本海海戦で日本海軍がバルチック艦隊に勝利したのは船の整備にあったという。日本海軍は軍艦を徹底的に洗い清め、舟底に付くあらゆる異物を取り除いた。

一方バルチック艦隊は長い旅をして来たので舟底にはビッシリ貝殻などの異物がへばりついていた。また船の整備も日本の軍艦に比べようもないほど劣っていた。
これにより軍艦のスピードが全く違った。バルチック艦隊は国交を交わしてない国に寄港ができなかった。疲れきって日本海に現れたのだ。
日本海軍の有能な参謀たちはそれを読み切って待ち構えた。

で、何がいいたいかというと、人間も同じで一年中働き続けていると、身と心にビッシリと異物がへばりつくのだ。疲労とストレスという何千、何百種の貝殻が。
そこで1231日で一度寄港し下船して、へばりついたものをお正月で取り除くのだ。

17日七草粥に小さなおもちを4個入れて食した。
寄港は終りまた一年間の旅路に出港する。私という船は夢をエンジンにして荒波に立ち向かって行く。ケ・セラ・セラの心境だ。レット・イット・ビーだ。
新しいブランドを立ち上げるために全力投球していたので昨年は映画館に全く行けなかった。1230日こりゃマズイと丸の内ピカデリーの最終回で「ゴーン・ガール」を見た。デビット・フィンチャー監督2時間半、つくづく女性の恐ろしさを味わった。

私の場合体中に付いた異物を取り除くのには映画を観るのが一番の方法だ。
そこで正月休みの一日を全て映画を観ることにした(レンタルDVD)朝から朝までだ。

①「ウィズ・ネイルと僕」ビートルズのジョージ・ハリスンがプロデュースに参加した英国の伝説的映画。何度観ても文学的で最高作。
②「スティーブ・ジョブズ」役者が役不足、通俗的で全然つまらなかった。
③「西鶴一代女」溝口健二監督、何十回観ても女性の運命は哀しい。
④「パークランド」ケネディ暗殺後の4日間を描くのだがイマイチだった。オリバー・ストーンのドキュメントにはかなわない。
⑤「ウルフ・オブ・ストリート」マーティン・スコセッシ監督とディカプリオの株屋の金儲け話、ナゲエ、ツマンネエ、二時間半、ファックユーを連発、薬、酒、セックス(会社の中でもやり放題)ゲイ、そしてまたファックユーの連発。最低の作品。
⑥「渇き」中島哲也監督、役所広司主演、ひたすら目茶苦茶であった。やはりクスリ、セックス、暴力、高校生たちと大人の血だらけの関係にうんざりの作品。
⑦「OLDBOY」、韓国映画「オールド・ボーイ」のリメイク、韓国の作品とは比較にならずダメ作品。
⑧「熱波」ポルトガル映画、ミゲル・ゴメス監督作品。モノクロームの映像、アフリカの大地、男と女、植民地解放。哲学的、文学的、民族的、宗教的、音楽的、超難解の作品だった。いつかじっくりもう一度観る、何しろ分からない。ただ一つ主役とおぼしき女性のヌードがやたらに美しかった(無修正)

これだけ見た後にいつものグラスで飲んだハイボールが抜群にうまかった。
体にへばり付いた異物がかなり取り除けた。

オット、いちばん面白かったのを忘れていた。
⑨「超高速!参勤交代」本木克英監督、とにかく眠気が飛んでしまうドタバタコメディだ。この監督は凄い才能の持ち主だ。シネマで死ねば本望だ。

2015年1月8日木曜日

「美しいバカたち」




「美しくも愚かしいこと」竹林に吹く風は人間の小ささを笑っている。
世界も日本も戦いに明け暮れた時代、藝大を創った岡倉天心はこんな言葉を語り残した。戦っている者同士しばし共に茶でも飲んだらどうだい、みたいなことだろうか。
「美」と「愚」が一つのフレーズの中で見事に融合している。

私たちは日々働いている、その姿は美しい。私たちは日々余計なことを考えている、愚かなことを考えている。あのバカ、あのアホ、あのヤロー、あんちくしょう。
いかなる高尚な人も実は日々愚かなことを考えている。
そこで、あのバカとお茶でも飲むか、あのアホとお茶でもするか、あのヤローとあんちくしょうとお茶でも、と思う心を持つとずい分と世の中はゆったりするはずだ。
私ごとき人間にはそこまでの達観はない。が、それを実践しようと心掛けては来た。

昨年1226日、やっと30分の短編映画が出来上がった。
みんなでお金を出し合い、いろんな人たちのご協力をいただき、みんなが忙しい中時間を作り合い、牛歩のごとく一歩一歩いろんな映画野郎の才能を得て出来上がった。
青山の編集室でとりあえずの完成試写をした。拍手、拍手だ。

私は映画は「美しく愚かなこと」の代表だと思っている。
絶対に儲からないことを承知で一分一秒も無駄なきようにスタッフや出演者が頑張る、その姿ほど美しいものはない。年末みんなヘトヘト、ヘロヘロなのだが、仕事の合間を縫って集まり、自分たちの手で作った映画に拍手を重ねる。

映画史上誰も考えなかったある食べ物を出す。神聖な食事として。
213日、正式な完成試写会をする。そして日本、いや世界の映画界をオドロかしてやる。映画のベースに岡倉天心の名著「茶の本」を生かしている。

皆さまにもいずれ観ていただく機会を作りたい。超低予算映画だが、美しさと、愚かさに満ちている。目茶苦茶に忙しい中でこそ作る意義がある。
私は映画バカになっている時がいちばん精神が安定するのだ。
東京乾電池の名優「ベンガル」さんがシナリオを読んで出演してくれた。
そして信じられない食べ物を日々食べるのだ。































2015年1月7日水曜日

「バチカンにカンカン」




謹賀新年、2015年が皆々様にとって実り多き年でありますように。
そのためにある戒めを書きます。

以下書くものは昨年1222日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が枢機卿らに向けたクリスマスのあいさつです。
「自らを批判し、改善できない法王庁(バチカン)は病気だ。その官僚主義的体質を厳しく批判しています。バチカンの聖職者たちがあまりに乱れまくり、マフィア化、官僚化、ホモ化してしまい、救いがたいことへの戒めです。あるいはバチカンへのカンカンの怒りです」フランシスコ法王が語った。

「バチカンが患う15の病気」1224日朝日新聞(原文ママ)です。
①自分たちが不滅で不可欠だという感覚「自らを批判し改革できない法王庁は病気だ」
②働き過ぎ「仕事をしたら休むことが必要」
③心が石のように頑固になること「泣いている人共に泣き、喜ぶ人と共に喜ぶ。人間的な繊細さを失うのは危ない」
④計画しすぎること「計画を変更しない方が楽かもしれないが神のみ心に従う自由を失ってはいけない」
⑤調和なく働くこと「和が乱れれば、雑音が混じる楽団のようになる」
⑥精神的な「認知症」神との出会いを忘れた者がいる
⑦張り合ったり虚飾に走ったりすること
⑧存在の「統合失調症」「現実の人と向き合わず、官僚主義的な仕事に収まっている」
⑨陰口を言う「はっきり物の言えない臆病者の病気だ。『陰口というテロ』に警戒心を」
⑩上司を神格化する「出世第一主義と日和見主義の餌食だ」
⑪他者への無関心
⑫お葬式の様な深刻な顔「伝道者は喜びを伝えなければならない」
⑬物欲
⑭閉じられた「内輪」を優先する
⑮世俗的な利益を求め、見えを張る。

とまあ法王がここまでいわなければならないほどバチカンは乱れに乱れ切っているのだろう。さてと自分に当てはめて見ればいちいちあたっているではないか。
こんなことで新しい年を過ごしてはいけないと思っている。
皆さんはいかがだろうか。

世界が乱れ狂って来ていることをしっかりと見定めなければならない。
年末はボクシングを見て、年始は駅伝をテレビで見た。青山学院大学に大感動をした。
為せば成る、ひたむきに努力をすれば。

1231日までゴソゴソと仕事をしたがやり残したことが山盛りにあり、正月は殆どゴソゴソの続きであった。青山学院は確かキリスト教(?)、そんじゃと1224日に切り取ってノートに貼ってあったローマ法王を戒めを2015年「400字のリング」のはじめとした。
キリスト教徒でない人でも法王の戒めに当てはまる人がいるのではないですか。
一年中気が付かないでいると、トンデモナイことになりますよ、ウァハァハァハハハ…と「笑うせぇるすまん」が指差しています。

モーゼは「十戒」であったが法王は「十五戒」にした。
私といえば二十いや三十戒が必要であろうか。

2014年12月24日水曜日

「良いお年を」




1224日クリスマスイブです。今年最後の400字のリングです。 
17日頃から再開します。

朝のモーニングショーは大韓航空の「ナッツ姫」の話でもちきりです。
ニュース枯れというやつでしょうか、たいしたネタがないのでしょう。
ナッツとくればゲッツ坂野、ゲッツとくればガッツ石松、ガッツとくればメッツの松坂、なんで横浜ベイスターズに来ないんだよと思うのだがどうでもいい話ですね。

今年の十大騒動ニュースをやっていました。
つまんねえ話にマスコミが群がる姿の方が“重大”なんです。

私にとっての理想のテレビは、今日は何事もない無事な朝ですといって画面はずーっと美しい景色。今日は昼になっても何事もない無事な昼です、といって画面はずーっと美しい景色。夜になると今夜は何事もない無事な夜です、といってずーっと美しい景色。
年末年始が穏やかでありますように心より願っております。

待っててごらんウールだよ。良いお年をお迎え下さい。

2014年12月22日月曜日

「みんな、みんな」





おじさんは一年中手焼きせんべいを焼いている。
お兄さんは一年中うなぎの串を刺している。
おばあさんは一年中古い着物を売っている。
おっさんは一年中果物を売っている。
親と子は一年中ラーメンをつくっている。
おねえさんは一年中有機野菜を売っている。
みんなみんな一年中同じことをしている。

靴の修理、ペットショップ、とんかつ屋、お蕎麦屋さん、花屋さん、整骨院、お弁当屋さん。みんな一年中同じことをしている。
人間の営みとは日々同じことを繰り返すこと。
急いでやろうとすればケッつまづいたり、自転車で転がったり、ナイフで手を切ってしまったり、火傷したり、せっかく作ったお弁当を床に落としてしまったりする。

天皇陛下も我々市井の民も時間は平等だ。
一日は24時間なのだ。仕事場の真ん前で何やら大工事をしている。

ガードマンが3人棒を振っていた。その内の一人に1年中大変だねといったら、今日で2日目ですといった。それじゃ一日がなげえ~だろといったら、一日が1週間くらいに感じますといった。

今年も残すところ10日となった。26日で仕事納めの会社が多い。
この季節は借金トリという意地の悪いトリが弱い者からなけなしの金をむしりとっていく。
借金トリという位だからピーピーと鳴く相手から容赦なく取り立てる。黒いママチャリの前のカゴに大きい黒いカバンを入れた男たちが目につく。銀行や信用金庫の人たちだ。お~元気にやってるかと知り合いの融資課の人間に声をかける。

何かと気ぜわしくなって来たのを肌で感じる。
今から10年前の仕事場付近の写真を観ると同じようだが8割以上の店が変わっていた。夫婦でずっとやっている小さな喫茶店に入ってモーニングサービスを頼んだ。
メニューはモーニングだが頼んだのは1時過ぎ、その名をトーストセットに変えてあった。
ゆで玉子をおでこにゴツンと当てて割った。赤と黄色のジャムが私を見ていた。焼けたトーストと一緒に。

2014年12月19日金曜日

「天野教授と作家椎名誠さん」




愛読するアナーキーな「日刊ゲンダイ」を読みながらウトウトしていた。
昨夜はNPOの人と友人の広告代理店の人と後輩と私、合計5人で仕事場の近くの安くて旨い!イタリアンレストランで食事をし、白ワインを二杯飲んだら酔いが来た。
体が酒を拒否していた。

食事の後仕事場に戻り、一人ゴソゴソと残していた仕事をやり、セブンイレブンにより愛読紙を買った。140円を出すと胸に中国語の名前を付けたお兄さんが、アリガトーゴザイマース、リョウシュウショウイリマスカーといったので、いらないよといった。

東京駅までタクシーに乗り、車の中のほの暗い灯りの中で新聞を広げた。
私は車の中で何かを読むのが大好きで、何時間でも楽しめる。
お客さん気持ち悪くなりませんかとよくいわれるが、ゼーンゼンとこたえる。

日々生活している寝床がほの暗い。五本ある蛍光灯はずーっと前から三本だけになり、その内の一本は半グレの状態でビシッとしない。

さて、ペラペラとめくると、ドカンと見出しに「睡眠薬の常用が一番困る」飲んでいる人は手術がしにくいと天皇陛下の心臓を手術した天野篤教授の記事がバーンと1ページ書いてあった。そうかそんじゃオレはまず心臓の手術はダメだなと思った。
喫煙者もダメと書いてあったがタバコは喫わない。

パラッとめくると椎名誠さんという作家がバーンと1ページ、僕は眠れない「不眠症35年」という新書を出したとか。椎名誠さんは読んだことはないが、不眠症仲間だという親近感を持っていた。世界中旅をしながら不眠と戦うというか実験的試みをしたことが書いてあった。日本は日々雑誌の見出しに不眠という文字が出ている世界でも稀な病的社会とも書いてあった。

ワインの酔いが少し残ってウトウトしながらなので流し読みだが、私と椎名誠さんも共通しているこれはいけないというのをやっていることがあった。
お酒と睡眠薬を飲むことだ。椎名誠さんは35年、私は20年だ。
一度ぜひお会いして不眠談義をずーっと眠らないで語り合いたいと思った。

私がお世話になっている東洋羽毛さんの本社のショールームにバーンと大きな文字があるのを思い出した。「無薬快眠」だったと思う。なんとすばらしいキャッチフレーズか。
最高の羽毛ふとんは薬を無くしてぐっすり眠らせてくれることを表現している。
椎名誠さん、キラリトギンザ3Fオルハショップに、そのフレーズを生んだ人が睡眠改善インストラクターでいますのでぜひ訪ねてみてください。
許されるならぜひそこでお会いしたいものです。

2014年12月18日木曜日

お知らせ

このたび12月13日(土)に東本三郎の書籍、「若者よ、天下を取れ。」が上梓いたしました。


全国書店にて販売しております。
ぜひお手にとってください。