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2012年11月19日月曜日

「大学イモ」


※写真はイメージです 


私の家の前に小さな公園がある。
滑り台、ブランコ、木のベンチが二つある。
お日様がポカポカあたる日は小さなお子さんがお母さん、おばあちゃん、おじいちゃんに手を取られて集まって来る。トコトコ走る子、ヨチヨチ歩く子。

残念ながら私は幼い頃の公園での思い出はひとつもない。
父を早くに亡くし、母は一日中働きに出ていたからだ。
二歳の時から幼稚園に預けられていた。一枚の写真もない。

暗くなると母が幼稚園に迎えに来てくれた。
手と手を繋ぎ家まで母と歩く時間は何よりぬくもりのある時間であった。
貧乏であったが心は豊かであった。

寒い日今川焼きを買ってもらったり、大学イモを買ってもらった。
その味は生涯忘れないものである。
公園で遊んでいる親子を見るたび、この目茶苦茶になった国の将来を考えてしまう。

 1118日夜、橋下徹なる人間がテレビのインタビューで支離滅裂、理論分解、目茶苦茶な話をしていた。完全なる破綻気質だ。危険この上なし。
ああいえばこういう録。

縁日のテキ屋のお兄さんの口上とか競輪場の予想屋おじさんの口上を思い出した。
二万パーセント選挙に出ません!といっていたのに平気で出たのを忘れてはいけない。
コロコロ変わる“コロコロコミック”だ。二枚舌ならぬ二百枚舌だ。

利用する者はとことん利用してポイと捨てていく。
もし邪心を持って年長者の人々を使い捨てたとしたならその天罰は計り知れないものとなるはずだ。弁護士の初心にかえり弱者の側にたってほしい。一度小さな公園で日がな幼な子を見続けてほしい。国民をナメてかかるととんでもない事となる。

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