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2019年12月6日金曜日

「田中珍彦(ウズヒコ)」さん「お別れの会」

本日午後2時から4時。渋谷東急文化村内において、元東急文化村社長、田中珍彦さんの「お別れの会」があった。私にとって、小学校の頃は野球の上手いお兄さんでありずっとかわいがってもらった。中学校では野球部の大先輩であった。長じては、その素晴らしい男としての器量に、最大限の敬意を持ち、憧れ敬愛した。そしてずっと付き合って来た。今、渋谷は再開発が進んで街が変わって行く。が、世界の文化と交流する「村」を都会に生んだ、故五島昇さんという希有な経営者がいた。そして田中珍彦という一人の男のロマンと、世界の文化を日本に呼んだ、行動力を忘れないでほしいと願う。「バイロイトのオペラ」を呼び、「コクーン歌舞伎」を生み「ドゥマゴ文学賞」を創った。その功績は数知れない。「オイ! 男はなぁセンスだ」が私に対する言葉だった。センスとはファッションだけではない。男はケチな金の話をするな、仁義を大切にしろ、道を外すな、責任は自分で持て、美味しいものを食べて、才能ある人間とつき合え。21世紀の“坂本龍馬”であった。みなさんどうか「田中珍彦(ウズヒコ)」を忘れないでください。渋谷に行ったら、東急文化村に足を運んでください。「お別れの会」は大行列であり、なつかしい人たちと会った。大ホールは満杯で入り切れないほどであった。まるで日本中の文化人が集まっているようだった。でも、先輩はシャイな人なので、あの世で照れているはずだ。(合掌)
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