オリンピックのテーマソング(風が吹いている)を歌っている「いきものがかり」という若者3人がどうしてこんな大変な係を受け持つ名を付けたのかをある記事で知った。
小学生の頃、金魚たちを守る「生き物係」だったからだとか。
とある学校のプールに500匹以上の金魚が投げ入れられていた。お祭りかなんかで売れ残った。
正しくは金魚すくいから逃げ切った幸運な金魚たちが大人達の手で捨てられたのだ(結局不運だった)。
その学校のプールは金魚の釣り堀化しているという。
小学校ではフナ、メダカ、タナゴ、カメ、ウサギ、ニワトリ、文鳥や十姉妹(ジュウシマツ)みんな生き物係の子供達が守り育てた。
近頃小学校から百葉箱がなくなってしまった。
白い箱の中に毎日毎日ワクワクする季節のドラマがあったのに。
子供達がオリンピックを見ていて、マラソンの金メダルと競歩の金メダルはどっちが偉いの?
体操の金メダルとアーチェリーの金メダルはどっちが偉いの?と聞いてきた。
どっちも偉さは同じだよといった。
ずっとむかし、こんな広告があったのを思い出した。
「数学の5と体育の5はどっちが偉いの」
数学5、英語5、理科5でも、かけっこも出来ない、サッカーも出来ない、逆上がりも出来ない。
それでは健全な子供とはいえない。
オリンピックは体育が5だった人の祭典だ。
大人はもっと子供の個性を伸び伸びと育てないといよいよマズイ事になってきた。
「私の学問は全て砂場で学んだ」といった哲人がいたが、砂場で真っ黒になって遊んでいる子供達がいない。
私の家の前は公園で砂場もあるのだが、子供達はあまり入らない。
あっ○□ちゃんそんな処入って遊んだら駄目、砂だらけになってしまうじゃない!洗濯すんのが大変なんだから。
こんなお母さんが公園にタムロしてヨタ話をしている。
ネェー、ロングブレスダイエットの美木良介っていいじゃん、私も今やってんのよ、こうやってこうずーーーーーーっと息を吐くのよ。お母さんは股を広げてカンフーの様な事をしている。
ギャー何してんの、最悪!自分の子供に雨で湿った砂の固まりを投げつけられたのだ。
しっかりしろってんだよ。いきものがかり達よ。