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2012年12月3日月曜日

「地球の法則」




脱原発が今回の総選挙の重要テーマだ。
私は勿論即脱原発だ。

この国の人間は、何かを実行してもすぐに止めてしまう習性がある。
節電、節油、節水、節紙。
かなり生活の現場、仕事の現場では徹底されて来ていると思う。

ところが何故コンビニは24時間営業しているのか。
スーパーでも、牛丼屋、ファミレス、またTV局は朝方まで通販の広告を流し続けている。大都会の街にはネオンが輝き続けている。

先日亡くなった名優、大滝秀治さんの出演したCMに“つまらんおまえの話はつまらん”というわずか15秒の作品があった。
“つまらん経済人”よもっと大きな心でこの国を考えてほしい。
あっちがやってるからうちもやれ、とか1日の売り上げ目標を達成せよ、とかを叫ぶのは止めだ。

吉野家の牛丼は大好きだったが、客の出入りが悪いので牛肉を煮過ぎて固くなり、独特の風味を出していたレシピの中のワインを減らしたのか質を下げたのか不味い味となった。近々250円にするともいう。
すき屋、松屋やなか卯も深夜から朝方までお客は一人、二人、パラパラだ。

私の家の側にあるコンビニに深夜二時、三時頃行くとお客は一人もいない。
店裏で万引きをビデオで見つける数台のビデオを見ていたオバサンは店主の奥さん、目は腫れぼったくなり、顔はボッタリむくんでいる。
缶ビール一缶とチーズを買ったら年齢確認の画面に「はい」の文字が出ているのでそれを押す。オバサンは超無気力状態。眠い、疲れた、ダルいのだ。

ある日の明け方、西友という海岸のそばにあるスーパーはガラガラというより誰もお客がいない。アイスホッケーの試合ができるなとか、ボーリングとかカーリングでも出来る状態だ。筆ペン2本とセロテープと茶封筒を2種類買って店を出た。広い駐車場に車はない。

なんで24時間営業する必要があるのか。
○△□×寿司という24時間やっている店がある。
ある日の深夜3時頃入ると、お客は私と若者二人のみ。入り口のネオンはキンキンギラギラだ。

なんでみんな、みんな24時間やってんのかと考えた時、そうか俺みたいな変な客が来る可能性があるからなのかと思った。日本酒1合、こはだ、まぐろ赤身、ヒラメを各一貫、かんぴょう巻を一本食べて店を出た。

ブクブクに太ったチェーン店の社長がマグロを解体する大きな包丁を手にして笑っている電飾看板が光り輝いていた。宿泊先まで歩きながら。解体せよ24時間営業と思った。

セブンイレブンは朝7時から夜11時まで。ようこそデニーズは12時まで。
他も同じだ。節電を徹底すれば人は家に早く帰り、家族の会話は増え、夫婦も仲良しになり子づくりだって始まるはずだ。朝は明るく、夜は暗い。男と女は愛し合う。
これは地球の法則なのだ。

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