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2013年3月26日火曜日

「マッ苦」




100円マック、マック難民、朝マック、デフレ時代の勝ち組の代表であった。
そのマックが大苦戦をしている。安かろう経営方針マズかろうが定着した結果だ。

深夜になると外国人のバイト店員が多くサービスが雑だ。
店内の汚れも目立つ、終電に乗り遅れマック1個で始発を待つ人。
マック1個で一晩中パソコンを使用する人、マック1個で寝所代わりにしている人。

 マックは家庭料理のない米国文化の象徴だ。
その米国人は今マック太り(マック+コーク)が国家的問題となっている。
日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸会長兼社長の役員報酬は31700万であったが(有価証券報告書より)業績不振の責任の証なのか半減して16800万になっていたと明らかになった。
原田泳幸会長兼社長はデフレ化の中で勝ち組代表としてマスコミに出まくっては天狗のように鼻を高くして独自の経営論をのたまわっていた。

だが満月はそう長くは続かない。
業績不振を挽回せんと様々な奇策、怪策、愚策を重ね更に傷口を深くしていってしまった。それでも16800万年間報酬をいただけるとは、大人物、大経営者なら一年間は100円の報酬でいいと言って欲しかった。

三月二十三日(日)藤沢駅南口で人に会うため街を歩いていると大行列が二箇所あった。そこはカラオケ店兼食事処であった。聞けば出前もとれるという。
老若男女が順番を待っていたのだ。昼食をしながら唄うという寸法が流行っているらしい。低価格競争、サービス合戦に敗れた店は潰れているとも聞いた。

時計を見ると午後十二時十一分七秒であった。
カラオケ店のすぐ側のマックは二階まで見通す事ができた。
そこには行列はない。昔日の面影はなくガランとしていた。
ガラス越しに見える主婦が何やら答案用紙の採点らしき事を黙々とやっていた。
フライドポテトがテーブルの上に散乱していた。
目と目が合った気がした。誰かに似ているなと思った。
そうだ脚本家の橋田壽賀子だ。まさか?

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