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2015年5月22日金曜日

「数字とカラムーチョ」






市場調査とか世論調査とか、GDP数値とか景気回復動向調査とか、街角景気動向調査とか日本国は調査大国だ。

私は調査は好き勝手に作られているのであまり信用しない。
特に調査会社の調査はズルが多いのでアテにならない。
莫大な費用をかけて調査する、その調査上の数字に従って商品を企画開発し、市場に出して予想通りヒットしたものは少ない。ほとんどないといっても過言ではない。

ある年ある新商品の調査に立ち会った。
そこにはコンビニの柵がソックリ作られていた。
隣の部屋には警察の取調室のように大きな透明の窓。
そこから各年代層の人がどの商品を選ぶかを覗き見る。

調査する対象の人たちは実はこんな調査に参加することをアルバイトにしている人たちで、いわばリサーチへの参加プロ。専門会社から参加を依頼される。
一日に何カ所もハシゴする人も多い。

こんなことは分かっていたがビックリしたのは、その調査会社が同じ場所で同じようにライバル関係の商品を調査していたことだ。
つまり秘密もなにもあったもんじゃねえか、ふざけんなよ、こっちは死にもの狂いで開発してんだよと頭に来てしまった。
更に調査会社の社長と担当者がメーカーの担当者にどんな風にデータを作り上げましょうかと相談する始末だ。

メーカーの担当者は自分の手柄を上げたいのが当たり前だから、自分の考えが色濃く出ている商品がいいスコアになるように八百長を支持するのだ。
このバカヤローとなり、私はこれ以上やれませんと、私を起用してくれた人に断りを入れた(心から申し訳ないと思っている)。

成功は失敗からというがその通りでヒット製品やヒット商品、ヒット曲やヒット作は、お前バカかそんなもの当たる訳ないだろうとか、よくもまあそういうことを考えるなとか、これで失敗したら誰が責任を取るんだよ、だけど何だか新しいやってみるか、そんな中から歴史的なヒットが生まれてきた。

株価が上がった、GNPも上がった、時価総額も上がった。
政府の発表する数字は上がった、上がった、上がったばかりだ。
日経新聞をよく見ると、ベタ記事でほんの小さく実質賃金は下がり続けていると10行ほどで書いてあった。黒田日銀総裁が丸八真綿のコマーシャル(2枚、2枚)みたいに。
2年で2倍、2%と大見得切って数字を語ったが、今やその姿はショボくれてしまった。
二枚舌だったのだろう。約束の二年はとうに過ぎてしまった。

物価上昇2%のために、値上げ、値上げのラッシュ攻撃だ。
日本の上場企業(一部・二部)はわずか2500社位、日経平均はその中の255社からだ。
日本の会社のほとんどを占める中・小・零細企業はカラムーチョのヒーヒーおばさんみたいにヒーヒーしているんだ。

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