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2017年11月28日火曜日

「一杯のクリームシチューとあゝ、荒野」


十一月二十六日(日)~二十七日(月)広島へ行って来た。
少しばかりお手伝いをした。「ひろしま さとやま未来博」の最終日のイベントを見るためにである。
いろいろがんばってくれた後輩のアートディレクター三宅宇太郎君と共に。
日曜日眠らずにフランス対日本のラグビーの試合をテレビの生中継で見てから、シャワーを浴び朝刊をバックに入れて茅ヶ崎駅へ、小田原まで東海道線に乗る。
予定より三十分近く早く着いたので、名物の駅弁「こゆるぎ」を買っておく980円。
朝食を食べる習慣がないが何故か駅弁には心が動く。

午後一時二十分頃に、ソトコト編集長「指出一正」さんと、地域発展のためのプロデューサーで有名な「山崎亮」さんのトークショーがある。
それに間に合わせるためにいざ出発だ。
名古屋で乗り換えて広島へ。三宅君は新横浜から乗って来るので広島駅で待ち合わせ。
四十分ほど私の方が早く着いた。
駅構内のコーヒー店で待つ。で、二人揃って会場の広い広い公園へ。
入り口に制作した三点のポスターがイーゼルに大切にのせられて迎えてくれた。
ポスターの前で記念写真を撮っている人がいる。
うれしいね、このために寝ないで来たとも言える。
「横浪修」さんの写真のピュアさが外で見ると余計にgoodだ。
ソトコトの大石女史が笑顔で近寄って来る。
ドーモドーモとしていると、やはりソトコトのスタッフ、スティーブさんがカメラを持ってニコニコ笑って来た。

出店がいっぱい出ていて親子でたくさんの人出。
大きなステージの前はギッシリの男たち、AKBみたいな女子13歳~19歳の人気者が一曲唄うとか。
ステージに少女たちが現れ自己紹介するたびに異様な大声援であった。

ラーメン、お好み焼き、イワナ(?)の塩焼き、何十種類の出店があったが、夜にカキを食べようと決めていたのですべてパス。
やけに寒いのでビールもパス。
日本酒を探したが見つからなかった。

少女たちのコーラスの前、ステージに大拍手と共に指出さんと山崎さん、さすがに現代の日本を代表する二人のトークショーはとても勉強になる話であった。
後に人気者が控えているのでトークショーは予定時間ピタリで終った。指出さんが山崎さんを紹介してくれた。いつか一緒に仕事がしたい人だ。
酒も飲み交わしたい。

三宅君が寒いからこれどうぞと一杯100円のクリームシチュー。
加計××高校の女子生徒たちがつくっていて人気絶頂、行列ができていた。
列車の中でずっとウトウトしていたが、グッスリとはいかなかった。がクリームシチューで体がホコホコして来たら、一気に眠気が襲って来て危うく椅子から倒れて落ちそうになった。

今夜はどこに泊まるのと聞いたら、あそこのAPAホテルですと三宅君は言った。
これが新築で一泊一人キングサイズベットで5500円とチョイと、ビンゴであった。次の日朝、私はすぐに帰途についたが、三宅君は宮島まで行き、厳島神社に参りとても良かったと東京に着いてから電話をくれた。
いい仕事を文句も言わずによくやってくれた御礼だ。
地元の有名店の生カキ、カキフライ、カキのどて鍋より、100円のクリームシチューが美味しかった。

夕方四時頃帰宅し十一時頃まであるプレゼン用映像のシナリオを書き。
その後レンタルして来た、寺山修司原作の映画「ゝ、荒野」を一気に見た。
寺山修司が愛したボクシングを通しての人間ドラマ。
前、後編で約五時半の力作であった。「菅田将暉」という役者は間違いなく稀有の天才だ。
「でんでん」と「ユースケ・サンタマリア」も抜群によかった。
監督岸善幸この人もすばらしい。

気がつくとすっかり夜が明けていた。

ボクシングはウラミもツラミもない相手を、殺してやると思った方が勝つ。
合法的に殴り殺せるスポーツなのだ。
それ故キング・オブ・スポーツと言われる。アノヤローブチ殺してやる。
そんな奴がいる。
だが私の拳にグローブはついてない。
勿論私のことをブチ殺したいと思っている人は多い。


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