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2018年11月14日水曜日

「カラダは正直」

先週金曜夜、長い間手掛けていた仕事の「打ち上げ」みたいな会があった。 招待客は六人、 記念品、お土産、帰りの車の手配、店との細かい打ち合わせ、ワイン好き、日本酒好き、ウイスキー好き、相手の好みを調べておく、画龍点睛を欠くというから、初めから終わりまでしっかりしてなければならない。事前に女子スタッフに頼んで協力してもらって、いろいろ運びこんでいた。徹底的にやるのが私の流儀なのだが、先々週タクシーに乗っていて、事故にあった。大したことじゃないが、顔と足の甲を傷つけた。少年が自転車でいきなり無点灯で飛び込んできた。タクシーの運転手さんにミスはない。が、足の甲の部分の損傷が思いの外深く、特に足を曲げる時にそこを使うので、やたらに痛い。タクシー会社には黙っていた。で、ずっと片足を靴から出している。まるで痛風の人のようになって歩いていた。大事な会は楽しく、終わってみんな満足してくれた。(?)が、やはり若くはない、体は正直であった。で、次の日に平塚の鍼灸の達人に来てもらった。あ〜これぞ天国だ。鍼千本でも、一万本でもブスブス刺してよと思った。それからど、ど、どっと疲れが出て華厳の滝に落ちたみたいに、ふとんの中に撃沈した。気がつくと13日(火)となっていた。この日はある映画監督と、一人の画家を埼玉県飯能のアトリエで撮影する日だ。しかし起きようにも、起き上がれない。体に力が入らない。ヤバイ、ヤバイ、と思うが動かない。プロとしていちばんやってはいけない、過ちを犯してしまった。"生きてたの 死んだのかと思ったわよ。ずーっと眠りっ放しよ”その声が頭にかぶさって来た。結局カメラマンに今日はすまない、もう間に合わないのでヨロシクとなり、監督にも謝った。人間記憶を失うというほど、不気味なことはない。長い文章を書いたなと断片的には思い出すのだが、まるで夢の中のようである。大反省している。ということで400字のリングは休筆していた。

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