おーおヤバイ俺も食べたぜ、私も食べたわ、いやーだ、いやーだ、トイレ近いの、お腹ゴロゴロすんの、あの店のユッケ思い切り安いから何か変と思っていたのよ。
食べたのかよ、食べたわよ、何言ってるのアンタと一緒じゃない、そうだったないつだっけ?二ヶ月前よ、じゃあ大丈夫だよ、大丈夫。本当?当たっていたら今頃死んでるよ。
などと話しているのは一組の若者カップル。
場所はココスというファミレスです。友人のドキュメンタリー作家が被災地を回って来たというのでその話を聞きに昼会っていたのです。全く言葉に出来ない衝撃を受けていました。
私は生肉はほとんど食べませんが、家族の中では時々食べる事があります。
もっともその店は「トザワ」といって湘南で一番上手いお店です。値段はリーズナブル。
特にカルビスープは全国一いや韓国にもトザワ以上はありません。しっかり辛くてしかもほんのり甘い絶妙の味。
何か秘伝の隠し味を使っているのでしょう、他では絶対味わう事が出来ません。赤い色のスープを飲む程に味わい深くなり汗と一緒にあまりの上手さに涙が出ます。
半分くらい飲んだ頃に茶碗一杯のご飯を投入すると同時にキムチも投入する。これでカルビクッパとなるのです。
カラウマ、カラアマウマウマの世界に至高の喜びを感じる。ただし翌朝のトイレでお尻の穴がヒリヒリする。
このヒリヒリが実に先日の忘実感を思い出す。
すいません、すいません。
もう死にそうな感じで土下座する焼肉店グループの若い社長、クッパじゃないヤッパ100円で生肉はないでしょう。
正価でも280円、こんな事が許されていた方が不思議でならない。
この国では肉の世界は闇の世界、とてつもなく恐ろしい世界なのです。
国家権力も簡単には口出しできません。野放し状態なのです。
私の知り合いのタクシーの運転手さんは8年間肉問屋に勤めていたそうです。サイコロステーキとかコロコロステーキ、合い挽きと書いてあるハンバーグなどは気をつけて下さい。合い挽きとは何でもありですからかなりの確率で赤犬を入れてますだと。
どうりでこの前買って帰ったコロコロステーキを食べた夜、遠吠えみたいな大きなイビキをかいて寝ていた様だ。うぉーーーーーん。うぉーーんと。