後味の悪い映画を観た日は何を食べても後味が悪い。
「冷たい熱帯魚」や「愛のむきだし」の監督、園子温の作品なので初日の初回(10時から)を観ようとわざわざビジネスホテルに泊まってテアトル新宿に行った。
舞台挨拶があるとかで9時に行くと長い行列、しまった前売りを買っておくべきだったと舌打ちをした。
中はギッシリ満員。何年振りかで通路に座った。
宿泊用に持っていたTシャツやパジャマを入れた布袋が座布団代わりとなり役に立った。
渋谷の円山町で起きた東電OL殺人事件に園子温がインスパイアされた作品だというので評判を呼んでいたのだ。
映画の題名は「恋の罪」、なんかゆるゆるの題名に?をつけていた。
ロマンポルノみたいな気がしていたのだが、いざ上映開始となると作家の妻、変態の女刑事、大学の助教授の女性、三人が大乳、中乳、小乳をむきだしにして○△×をしまくるだけ。
おい、おい園子温、どうしたどうしたと思いながら長い時間に耐えたのです。
その日は1日中マズイ日でありました。