「地鶏」といえば一羽でもニワトリちゃんのこと。
「地取り」といえば犯人を追う刑事たちが徹底的に歩いて捜査すること。
「痔どり」とは痛い痛い痔を切り取ったり、焼き切ったりすること。
で、「自撮り」のことだが街中で自分を自分で撮影すること。
棒の先にカメラをつけて撮りまくる。
銀座和光横の御木本真珠店のところなんて自撮り屋で満杯だ。
そこに中国人集団が参加するからまっすぐに歩けない日がある。
昨日買い物をするため朝十時半ごろ和光から山野楽器、御木本真珠店前を歩き松屋方面に向かった時、バスが二台停まった。そこからどどどっと中国人が降りて来た。
爆買い集団だ、そして自撮り集団でもある。
中国人自撮り隊と日本人自撮り隊が御木本真珠店でゴッチャ混ぜとなった。
若い頃だとウルセイどけどけ歩けねえじゃないか、道をあけろい!であったが今は大人しい私なのだ。仕方ないから少しばかりヨケチャイナと中央通りに出て集団をよけた。ミャーミャー、ニャーマー、マーマー、猫の大集団だ。
着物を着た三人の中年女性がハイチーズなんてやっていたら集団に巻き込まれていた。
日本経済は中国人で持っているといっても過言ではない。
とにかく銀座中もの凄いことになっている。
鏡のたくさんある店で空いている席に座ったら自分が見えることがある。
そこでラーメンとかタンメンとか、チャーシューワンタンメンなんかを頼んでそれを食べている自分の顔を見ると気持ち悪くなってしまう。
なんてブザマな顔なんだと思いずっと正面を見ないで麺ばかりを見て早々に店を出る。
自撮り屋集団は大名行列のように移動する。
午後5時半から7時頃まで銀座oluha(オルハ)ショップで打ち合わせをさせていただき我が社の社長と外に出た。昼コンビニのサンドイッチ二枚しか食べてなかったので腹ペコ。で、銀座アスターの本店に入り、久々に五目焼きそばを食べた。
社長はビールと焼売と小籠包。ここの五目ソバ絶品だ。
午後八時そうか今日はボクシング山中慎介の世界タイトルマッチがある。
で、社長とお疲れさんをし仕事場に戻る。結局なんやかんやをして帰った。
アタマに浮かんだものを忘れない内に書いておこうと原稿を書きながら小さなテレビを見ていたら、山中選手がアルゼンチンの選手をボッコボコにしてKOした。
紙袋に資料やら本やらを入れたらゴッツイ重さとなった。
血だらけになったボクサーに比べたらこれ位のことと思い手に食い込む痛さを我慢した。夜風がやけに気持ちよかった。KOされたアルゼンチンの選手は28戦無敗、アナウンサーが愛する我が子を失った悲しみを乗り越えるためにアルゼンチンからやって来たなんていっていたのを思い出した。
さて、あなたの仕事は痛いですか、血だらけになりますか。
あなたは自分の顔をみながらおいしくゴハン食べれますか(?)