植物や生き物たち、そして季節を告げる鳥たち、彼等の変わらぬ営みには到底私たち人間はかなわない。
数千キロを飛んで来る鳥たちを見ると、自らの苦労などと比べようもない。
マイナス50度の中、我が子(卵です)をじっと一ヶ月以上温める皇帝ペンギンの父。
どうしてこんなに動きにくい体型になったのかと思うペンギン。
母親ペンギンはトボトボと海を目指す、そしてやっと食べ物にありつき、体いっぱいにためて、ひたすら”夫ペンギン”とその子のところに辿り着く。
途中で死んでしまうのも多い。
膨大な数がいるのに、夫と我が子を間違えない。
何も食べずに”妻ペンギン”を待つ。こんな夫婦愛と親子愛は、現代社会では、夢物語だ。
今年も小さな庭に秋から来年三月まで、置いた赤いリンゴを食べに来るいつもの鳥が来た。どうしてリンゴがあるのを知っているのだろうか。遠い鳥の国に帰った鳥が、教えたのだろうか。
スーパーに行って一袋に六個、350円を持ち帰った。
何故だか緑色のリンゴは好まない。柿やミカンも、バナナも好まない。
♪~赤いリンゴに口びるよせて…。こんな古い歌を口ずさんだ。
私は未だ未だ苦労が足らないのだ。金曜日まで400字のリングは、休筆です。
長い書き物に挑戦中なのです。