大、大、大好きな芸人「ケーシー高峰」さんが死んでしまった。享年85歳。
お医者さんの服を着て白板(ホワイトボード)とチョークを持って舞台に立つ、首には聴診器が定番スタイルだった。グラッチェ、アミーゴ!と言って出てくる。医学ネタを漫談にする。私の好きなのは、「病気の予防はあるか、ないんです。予防に勝る治療なしと言うけど。だから病気にならないための予防としては、死ぬことなのです。」グラッチェ!とか、「どういうおっぱいがいいかは乳房の大きさではなく、乳首で決まる。ピョンと出て、触るとイヤンと感度がいい。これをピョンイヤンと言う」アミーゴ!もう一つ「ある美人がいて大名に見初められた。3人の大名がその美人を犯してしまった。これを『3キン交代』と言う」グラッチェ!医学ネタしている自分自身は、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症の手術。05年に舌がんが見つかり手術。そして復活した。顔面は月面のクレーターのようであったが、実に可愛かった。私の寄席芸人大好き度ランキングでは、ベストスリーに入る。「南州太郎」さん「松鶴家千とせ」さんと共に。白衣の芸人はもう絶対に病気にはならない。死んであの世に逝ってしまったから。ケーシー高峰さん長い間楽しませてくれてありがとう。心からご冥福を祈る。グラッチェ・アミーゴ!グッドパイパイ。何を言っても許される、天性の芸人なのであった。