突然パッと咲いた。もう絶対咲かないと言われていた牡丹である。まさに狂い咲きだ。ルージュ色であるから、ルージュマジックである。一気にドバーッと花開いた様は、かなり淫乱である。どこか夜の世界の性悪女的でもある。こんな時望遠レンズのついたカメラがあればいい写真が撮れるのだが、私はカメラを持っていない。使い捨てカメラが専門である。が、それもないので仕方なく携帯で撮ってもらった。七日土曜日銀座のジャズバーで、知人のヘアーメイクアーティストの出版記念パーティーがあった。夜六時半~八時半、30名が招待されていた。ルールは何故か着物、もしくは着物的でとあった。友人を誘い二人で行った。このパーティーはかなり富裕層の人々(女性がほとんど、男は三人)ヘアーメイクアーティストの鈴木冨美子さんはじめ、着物姿は見ごたえがあった。友人はちゃんと着物姿であった。私は着物などはないので、知人がプレゼントしてくれていた、着物地で作ったアロハシャツをジャケットの下に着て行った。DJも着物、店内にはLPレコードが棚の中にビッシリとあった。私はこういう席が大の苦手であり、余程でないと行くことはないのだが、鈴木冨美子さんの本で、オルハの商品をとてもいいと書いてくれていたからであった。又、オルハのPRもさせてくれるとのことであった。ビンゴの商品にオルハさんから提供があり、一等賞は高級な枕セットであった。次々と数字が呼ばれた。ハ~イビンゴ、ハ~イビンゴと喚声が、そしていよいよ一等賞となった。オッビンゴと声を発したのは、私の連れの友人であった。黒字に金色の線が入った羽織、斜めに赤いポシェット、独特の薄笑いを浮かべて一等賞の大きな品を席に持って来た。何故かシメのあいさつをと指名されたので、最高級の羽毛ふとんについて、銀座一丁目オルハショップについて、羽毛に含まれる成分、ケラチンから生まれた各商品について話させてもらった。着物姿の女性たちは熱気にあふれていた。前日の六日元神奈川県特別参与、知事の右腕だった友人に誘われて、毎年恒例の花相撲「藤沢場所」のプロモーションパーティーの席に行った。私の隣りに歓進元の最上重夫様、実に26回目となる藤沢場所を取り仕切っていた。斜め前には担当である錣山親方(元寺尾関)であった。聞けば十四日の花相撲を目指して、何日も前からホテル住まい、そして朝から晩まであいさつ回りと、夜のお付き合い。歓進元の人は地元で建設業を営んでいる。知事の右腕だった友人はさすがに顔が広く、いろんな人があいさつに来て、一人ひとり私に紹介してくれた。店は貸し切り、四十人以上入っていて席は満杯であった。歓進元のスピーチは実に楽しくておもしろい。あっという間に時間が過ぎて、それではお開きとなった。ゲストに芸大出身のサックス奏者の美人。お相撲とお寿司と、ジャズ。いつもながら湘南で名高いヨットマンの友人は、いい席に誘ってくれる。大好きな大相撲はいろんな人々によって支えられている。茅ヶ崎出身の「服部桜」について錣山親方に聞いたら、入門以来1勝100敗であった。がんばれ服部桜、2勝目を目指して。決してその前に散ってはイケナイ。
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