謎の味。というのがある。
どうしたらその味に近づき超えられるか、あらゆる会社があらゆる手段で追い求めたが未だに謎の味である。
一つはコカコーラ(コークと呼べるのはコカコーラだけ)、もう一つはケンタッキーフライドチキンだ。特許を取るといずれその製法を公開しなければならない。
コカコーラとケンタッキーはそのレシピは秘中の秘、数人しか知らされていないともいわれている。謎の味なのだ。
フライドチキンは数あれどやはりケンタッキーにはかなわない。
ローマ帝国はパンとサーカスで滅びたというが、アメリカ帝国を滅ぼすのはコーラをがぶ飲みしながらケンタッキーをカブリつくことだと言われている。
肥満大国の最大の原因なのだ。
日本が生んだ謎の味、謎の肉といわれるのがある。
日清食品のカップヌードル「ダイスミンチ」というサイコロ状の肉だ。
味付けした豚肉や野菜をミンチにしてダイス状に固めた具材だ。
実はこれは六年間販売をしていなかったが今週末あたりから復活するという。
ダイスミンチの代役だったチャーシュー「コロチャー」が不人気で謎肉ファンだった人々からダイスミンチの復活が待たれていたらしい。
私は一年間に数食位しか食べないが確かに不気味な味である。
ハマった人はその謎の味から逃れられないという。
またお前は一体どんな豚肉のどこをどうやって使っているのか、野菜との結合はいかなる方法かなどと、謎解きに一生涯を費やすことになる。
魔物の復活の日は近い、謎肉の謎解きに肉体の門をいざオープン。