43才、44才、42才、43才、47才、中には二人の孫がいる女性たち、厚化粧の熟女というか、家庭内ホステスが画面に映っている。
毎月エステにネイルに美容室に20万も30万もお金をかける。バツイチもあり。
どうみても教養があるようにはみれない。
既婚者は台所をしながらもお尻の穴をキュキュとしめて美容を保つ努力を重ねる。
こんな美容おたくを美魔女というらしい。
早い話銀座の夜の蝶みたいな仕事に勝負かけているプロと違って不気味な昼の蝶なのだ。
人から年のわりにキレイねといわれたい。
人を見て私の方が全然キレイだわと思いたい。
同窓会やクラス会、PTAや地域の集会なんかで、マァ〜なんてキレイなのとか、いつもおキレイねなんて(実は腹の中ではバカ女、厚化粧に金ばかりかけて嫌なオンナと思われている)誰にもキレイねなんていわれないと子どもに向かって、ママってキレイでしょ、学校のママたちの中でいちばんキレイでしょ、キレイっていいなさいとムキになったりするのだろう。
知るところでは、このようなタイプを妻にする男ほど浮気をしています。
家に帰ってまで厚化粧の女性はゴメンなのです。スッピンに薄化粧で十分だからです。
家はスナックやバーやクラブではないからです。
自分の女房に毎月20万も美容、化粧、エステ、ネイルのお金を払う男なんてロクな生き方をしていません。その内警察のガサ入れなんかがあるはずです。
そしてきっとパクられます。
私は美魔女っていうのは今まで、ピーターとか大御所美輪明宏さんとかみたいな種族のことだとばかり思っていた。
ちょいと調べることがあって雑誌と映像を見た。
コンビニの本棚に美魔女特集のなんと多いことかと思った。
どんなにお金をかけても快眠をしていない人は、目の周りがクマだらけです。
クマったと思ったらお化粧より睡眠なんです。
私の家には目も合わせられない、ド魔女が一人住んでいる。
クマったことにもう手のつけようがないのです。
私がいままででいちばん美しいと思った女性はシワシワになって骨と皮になったアフリカの子どもたちに言葉をかけていた、オードリー・ヘップバーンです。
まるで女神のようでした。
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