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2011年7月20日水曜日

「朝は鯉の滝登り」


深夜の国道1号線、お客さんよく暗い車の中で文字が読めますねと運転手さんに言われた。

全然大丈夫だよと応えた。私は週刊文春を読んでいて腹をかかえて笑っていた。

「ハングオーバー」という映画が上映されている。その映画は酒を飲みすぎて泥酔の末にとんでもない事をやらかしてしまう男達の物語だ。


酒好きなら誰でもひとつやふたつの武勇伝が有るはずだ。

週刊文春にその例がのっていたので一部紹介する。


「朝起きると、自宅の犬小屋で犬を枕にして寝ていた」(39・女・自営)

「サークルの飲み会で論争、そこで豚足があるのに豚手が無いのはおかしいと」(24・女・学生)

「目が覚めたら知らないラブホで下着を着けてない。ことを済ませた後だった様だ。ホテルの代金がテーブルの上に置かれており『いい夢見てねー』と置き手紙。どこの誰だか、幾つ位の人か全く記憶にないまま現在に至る」(45・女・パート)

「寝ている幼稚園の子をトイレと間違いおしっこをかけた」(47・男・無職)

「気が付いたら、左半身血だらけで右半身が打撲、どうやら道で車に引かれたようだった。夜中の三時にパトカーで送ってもらった」(43・男・自営)


とまあ紹介したのは実はほんの可愛い一部分。

どちらかというと男はやはり飲んで、暴れて、リバース(吐いて)知らない人にお金をばらまいてというパターンが多く、女性は飲んだらラブホで上司と同僚と部下と同窓生と先輩と、又見知らぬ人と間違いを起こすケースが多い様だ。


ベロベロ、グデングデンに酔ってベッドの中に大・小をおもらしして婚約を破棄された女性も知っている。ダンナの連れ子で19歳と間違いを起こしおなかに赤ちゃんが出来てしまった32歳女性を知っている。酒は涙かため息かというが気狂い水ともいう。

これから暑い暑い犯罪的に暑い夏、体につける衣類もとかく薄く露出も増えがち、「飲んだら脱ぐな、脱ぐなら飲むな」です。


サマータイムの導入が増えて四時頃からもう飲み始めている会社員が沢山います。

この人たちは朝から夕方までは前の日のお酒でほとんど働きの悪い連中です。

焼き鳥二本に冷奴、ウーロンハイにモロキュウとなるとモロに元気が沸いて来て別人の様にイキイキとするのです。


会社の悪口、上司の悪口、会社内の出来ちゃった話、自分の自慢話と毎度同じパターンで時間を進めます、そんな時、すみませんそこの席空いてますかと三人の女性、どうぞどうぞと席を空ける(マッテマシタと心ウキウキ)そして次の朝とんでもない事が起きるのです。恐いですよ気狂い水は、人生の設計図なんかたった一晩で破り捨てられるのです。


「いや〜だあなた誰、誰なの?私何で裸なの?いやだここどこ?何で私の裸が大きな鏡に写っているの?いやだ、なんでベッドがグルグル回るの?いや〜何したの訴えてやる〜」なんて事になるんです、しかしこの場合法律的には同罪なのです。


「うあ〜あなたの背中になんで鯉の滝上りの絵が描いてあるの?何で小指がないの?お願いどうなってるのお母さ〜ん」

この女性がその後どうなったかは想像通りです。

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