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2019年12月16日月曜日

「赤穂浪士討入りの夜に」

  君には君の 夢がある 僕には僕の 夢がある ふたりの夢を よせあえば こんな歌詞の青春歌があった。確か「北原謙二」という歌手が歌った。大ヒットした。今年の日本の状況に置き換えると、総理には総理の嘘があり、官邸には官邸の嘘がある。二つの嘘を寄せ合えば、嘘は八百+八百で一千六百という計算になる。まるで息を吐くように嘘をつくと言われている人間に、国家をまかせるべく選挙に勝たせたのは、国民の清き一票だから、民主主義国家としては、その存在を認めざるをえない。次の総理大臣はとの世論調査の第一位は、安倍晋三がこの男だけには絶対させたくないと言っている石破茂なので、年が明けると一気に政界は動く。すでに心ある政治家(意志のある人間)以外は、国会議員は就職活動の場と化している。高い給料と特別な特権付、さらに安い宿舎付だ。国会議員は三日やったらやめられネェなんて、酒が入るとつい本音を言う(?) 小泉進次郎という人気者もいるが、この若者は政治家的資質に欠けている。演説が上手いというが、すでにネタは尽きた。その手法もワンパターン化した。強い意志がないということは、ビジョンを持っていないのに等しい。父が変人だとしたら、この息子は無人だ。苦労をしていないので言葉が身についていない。これから一年、一年、メッキがバリバリと音を立てて、はがれて行くだろう。三権分立の国家であるはずの現在の日本は、司法も立法も、行政も総理官邸に、その権限を奪われてしまった。嘘八百の始まりはここにある。あの加藤の乱に加わっていた、菅義偉がアッチ、コッチとマークする人間を変えて、いつしか影の総理となった。官邸が官僚の人事権を握り、警察官僚を官邸以内に入れ、あらゆる情報やスキャンダルを手にした。もちろんその中には自分自身のもあるだろう。麻生太郎という上からしか物が言えない、へらず口の男は、腹の中では安倍晋三の血族、何するものぞと思っているはずだ。オレはヨォ~皇族ともつながってんだぞと。無礼が背広を着て歩いている。マンガのギャングみたいな帽子をのせて肩で風を切るが、本当のところは体中にガタが来ていて、マッサージなしではやってられないはずだ(?) 大企業にやさしく、中・小零細には厳しい。アベノミクス大成功なんて言っているが、大失敗なので数兆円以上の補正予算を組んで、ヨッタヨタ。同志社大学教授の「浜矩子」さんの言った、アホノミクスが大正解だった。消費税を上げたのに、税収が減ってしまったという現実を国民には直視させない。黒田東彦という、おそらく日銀総裁史上、最低度No1の男がへらへらと笑って許される。黒も黒、真っ黒の政治家、ヤバイときは眠れないから入院したと嘘をつく、甘利明が税制会長と言うから、アマリにもうイケマセンなのだ。天敵である東京新聞の望月衣塑子記者との質問のやりとりで、気色ばむ影の総理菅義偉は使い古された。「桜」という字は、聞きたくもない。見たくもないと言って苦笑した。その顔は実に正直でチャーミングだった。私も実のところ、あの三白眼の軍事オタク石破茂は大嫌いだ。100%総理大臣にはなれない。負け犬の遠吠えみたいに、正面切って戦いを挑まない男に、天下は取れない。政界はぐれ鳥になるだろう。7月の東京都知事選に橋下徹は出るか出ないか。山本太郎が出るか出ないか、他の人間ではシタタカな小池百合子の敵ではないだろう。我々零細企業は何を頼りにしたらいいのだろうか。何を、誰を信じたらいいのだろうか。救世主よ! なのだ。激変するIT社会にふり落とされまいと、必死なのだ。昭和のビジネスモデルなどは、時代遅れとなっている。家族経営とか終身雇用制度。人生100年時代なんて言うから、世の中は大波動を起こす。若者たちは夢も希望も持たず、イズム=今さえよければいいのだとなる。少子高齢化はさらに進み、ヒト対ヒトのお店は消えていく。街はさらにシャッター通りとなる。60歳以上がハローワークに行くと、(一)介護(二)掃除(三)管理人(四)警備員と言う。有名一流会社出身や特別なスキルを持たない高学歴者は、就職先がない。2020年のオリンピック以降は、誰も予想できない国になっているのだろう。嘘つき国家の行き先は、誰に聞いたらいいのだろう。平気で法を破る人間たちが、法を作る資格はないと、某有名私立大学の学長さんが、新聞に書いていた。深く静かに潜航している人の中に、きっと救世主はいるのだろう。新しき年も、二階俊博(80)という大実力者が鍵を握る。何しろ人生100年時代、まだあと20年もある。これを喜ぶべきか、悲しむべきか、神のみぞ知る。が、神はいつも沈黙する。1214日赤穂浪士討入りの日にこれを書いている。実はこの討入りも、あとから生まれた物語だ。かつて三州吉良に言ったとき、吉良上野介の悪口を言ったら、ヒドイ目にあった。私の人生劇場(尾崎士郎著)の憧れの人は、侠客「吉良常」である。中学生のとき、生活指導の教師に、将来何になりたいとの問いに、吉良常だと言ったら、母親が呼び出された。たくさんの恩人に不義理のまま、年の瀬は迫って来ている。♪ こんな私に誰がした 菊池章子の歌が浮かぶのだ。(文中敬称略) 
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