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2020年6月3日水曜日

第73話「私は消毒」

私は「消毒」である。私消毒は現在日本国中で、不可欠の存在である。昨日久々東京に出て、私消毒の多さに、少年の頃DDTというベビーパウダーみたいのを全身にかけられたのを思い出した。シッカロールみたいとも言われた。私消毒が生まれた年から、一年、二年、三年、日本中が敗戦後のノミ、シラミ、ダニまみれだった。2020年近代化された日本は、新型コロナウイルスが、お寿司屋さんにも不気味なシーンを生んでいた。私消毒は昨日ビジネスパートナーのライターの方と、午後五時開店というお寿司屋さんに入った。新橋である。四時五十五分から五分店が開くのを待った。地下一階の店がオープンとなり入店した。昨日銀座「WAKO」フードショップで消毒、次に西哀漬けの「魚久」で消毒、銀座の仕事場に立寄り消毒、水天宮のデンタル・クリニックで消毒、溜池の仕事場で消毒、私消毒の手は消毒液の臭いがとれない。その後神田神保町の店で消毒。そして新橋へ。すし職人の手には、手術するお医者さんみたいに白いゴム手袋。その手で握ってもらったお寿司は、とても美しい一人前だったが、白い手袋が「横溝正史」の“犬神家の一族”みたいに不気味だ。そうか日本中がいま“八つ墓村”なのだ。一人ひとりが疑心暗鬼になっている。街中マスク人間。アメリカの進駐軍が日本中の人間をバイ菌みたいに、DDTの白い粉をブシュブシュとかけまくった時と同じだ。そうだ世界中がバイ菌化しているのだ。街行く女性はみんなマスクしているので、ほとんど目しか見えない。だから美女ばかりだ。マスクを外した瞬間、えっと99.8%裏切られる。2020年日本は勿論、世界中が“ウイルス戦争”の年の重大エポックとして、教科書に載るだろう。現在午前九時〇一分、5chモーニングショーを見ている。又、岡田晴恵教授が出演している。顔を白くメークしているのだが、DDTをかけられたみたいな粉が見える。NHK以外に朝・昼・晩出演している。教授以外の他の面子(メンツ)も、金太郎飴みたいに出演者は同じだ。急に色気づいたオバさんは(失礼)、やはり八つ墓村みたいに不気味だ。香港、アメリカでデモと暴動が多発化している。八つ墓村は一人の男が、ある夜暴発して32人を殺した大事件だ。岡山県津山32人殺しとしてその名を残す。八つ墓村の“八つ”は、平家の落武者を村人たちが、祭りの夜に惨殺した落武者の人数だ。人間という生き物は、疑心暗鬼がつづくと、農民一人ひとりが殺人鬼となる。“やられる前にやっちまえ”私消毒も突然平家の落武者みたいにやられるかもしれない。むかしは噂話から広がったが、現代はSNSだ。誰にも知られないだろうと、アイツがコロナを広げている。アイツも、アイツもと、調子にのってSNSを打ちつづけると、きっと八つ墓村事件みたいなことが、日本中で起きるだろう。私消毒はやたらに消毒しながら、映画の中で名優山崎努が、頭に懐中電灯を点灯させ、猟銃を打ち放し、老若男女32名をメッタ斬り、メッタ刺しをしたシーンを思い出した。九時二十三分12chを見ると、株価がうなぎ上りだ。日本中コロナ大不況下なのに、一部の金満投資家や日銀、世界の投資家が日本株を買い漁っている。大不況下の株高はやがて地獄絵となる。八つ墓村になるだろう。猟奇的大事件は、古今噂話からはじまった。私消毒はSNSと縁がないが、きっとバレないだろうと、SNSに書き込んでいる。SNS村の村人は祟りが起きるだろう。映画では老婆が、タタリじゃ、タタリじゃ、八つ墓のタタリじゃと表現されていた。アメリカの暴動もその一つだ。黒人一人の命、白人一人の行動から歴史は変る。トランプ大統領が、ムッソリーニみたいに公開処刑されることだってある。私消毒は実に不気味な気分なのだ。SNSが消毒される時代は、言論弾圧みたいで、これはこれで恐い社会だ。投稿者が夜ぐっすり眠っていると、枕元に猟銃を持ち、腰に大刀を差した男が頭に懐中電灯を光らせて立っているのだ。私消毒は家に帰ると、やたらに手洗い消毒、手洗い消毒と言う愚妻に、ウルサイ! と声を発するのだ。いつの世も「重大事は“一事”からはじまる」ネット村の心ない村民はこれから気をつけることだ。テレビ局全体にも言いたい。もっと汗をかけ、“アタマを使え、アイデアを出せ”と。(文中敬称略)

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