十一月二十一日午前五時二十四分四十三秒。
外はシトシト雨、ポストから朝刊を取り出し、記事を読み始めてふと引き算をした。
黒田東彦日銀総裁が掟破りの金融緩和をした。
そのことを「バズーカ砲」といった。一発、二発と大量のお金の弾を市場にぶっ放した。だがその効果は、バズーカから「ズー」を引き算すると「バカ」なことであり、1%の大企業と株を持っている者と外国の投資家を大儲けさせただけだった。
国債のほとんどを日銀が買い続けるという「バカ」なことで、結局アベノミクス大失敗の引き金となった。
日本国の景気は後退局面に入った。「バカ砲」のために。
歴史上最低の日銀総裁として後世に名を残すだろう。
大相撲が大好きなので午前三時四十分から取り組みの再放送を見た。
ふと考えた、男と男が裸同士でガッチリ抱き合い、ハアーハアー、ヒーヒー、息を荒めている。少々眠気が生じてたせいか、今まで考えてもいなかったエロ行為に相撲が見えた。
両者張り手で顔面を殴りあうシーンを見ていて、東映の映画を思い出した。
五社英雄監督の作品だったと思う。女優同士が顔面をナメんじゃないよとバチバチ殴り合った。映画の題名と女優の名がハッキリ思い出せない。
訳あってマンガのシナリオを書いたりしていたのですっかり思考回路がマンガ的になっていたのだ。
大関「琴奨菊」という力士がいる。
この力士の売りは腰をグイグイ使ったがぶり寄りだ。見方によってはかなりいやらしい。R15指定かもしれない。
友人がワインを送ってくれた。
いつものグラスに赤い血のようなワインを半分位入れた。
人間はしっかり睡眠をとらないと「負眠(ふみん)」になると教わった。
私は完全に負眠なのだ。ちなみに私がいちばん好きな力士は十両の「里山」というオッサンみたいなオモロイ力士だ。
女優は名取裕子VS池上季実子だったかもしれない。