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2011年1月12日水曜日

湘南の嵐便り 「正月に想う」


正月観たテレビは主に箱根駅伝とラグビーだけであった。
勿論ニュースは見たがこれは楽しむためのものではない。今やテレビはその役目を終えようとしている。本格的地デジ化となるとただの電視箱となる。


どのチャンネルをだしてもまとめてドンみたいにお笑いやオカマやニューハーフやフグの巨大化した男だか女だか分からない生き物がペリカンの膨らんだ口、顎袋みたいな顔から毒を出す。バラエティという名の異様な番組。


もう馬鹿を通り越して大馬鹿になるように仕掛けられたチンドン屋さんには失礼だが(この人達は立派な芸人)家の中に土足で入り込んで来たチンドン屋系の悲しくも哀れな芸人の集団である。

世の中はネット帝国という見えない帝国に確実に犯されている。
そしてこの帝国は決して滅亡する事のない世界史上初の帝国である。歴史は創った者によって滅びるという格言が正しければ間違いなく人間社会、地球社会はネット帝国によって滅亡させられる。誰も信じられない、何も信じられない。

かつてピーター・ドラッカーが云った「断絶の時代」が変形して形となってしまった。
恐ろしい社会の中に我々は入った。テーマパークのお化け屋敷の何十倍も恐い社会だ。汝隣人を愛せではなく、汝隣人を疑えなのだ。


そして巨大な隣国中国は日本中の山と水を買い占め始めている。見えない処で動いている社会の現実。それはテレビ、新聞等で見られ読まれている世界と情報ギャップは大きく恐怖を通り越して処刑を待つ死刑囚の如くである。

※写真はイメージです
徹夜して福袋を買うために行列して飛びつくオバサン達を見るといよいよこの国の終わりを感じる。元々20004000円のカニを10000円位に値付けして、さあ2000円だ持ってけドロボーみたいに売り込む人間達。分かっちゃいるけど止められない人間。


で、まあ、そんなこんなうんざりしあきれ返りながらTSUTAYAに行って鬼平犯科帳をごっそり借りて来てずっと観ていた。このドラマには一話ずつ教えがある、人情がある、食がある。善と悪に対する意志がある、物事に対するケジメがある。


私はこれからの社会は「逆化」すると思っている。「男と女」「善と悪」「高と安」「大と小」「旧と新」「街と村」「富と貧」「強と弱」「常識と非常識」すべてが逆化し始めるだろう。既に「テレビとネット」は逆化した。「男と女」も逆化した。値下げ競争をしている企業は滅び始める。新たな「逆化価値社会」が生まれ始める。

かつて栄華を極めたカタカナ産業はワーキングプアとなり、医者になるなら歯医者が一番といわれた歯科医は続々と医院を閉めている。信じられない「歯医者復活戦」である。

(※ちなみに私が通院している銀座鳩居堂裏の「深水歯科」は先生もスタッフも最高でオススメです)


「小児科」も同じである。中でもジゴロ的ジャーナリスト、たかり的ジャーナリストなどはネット帝国の出現でただのスケこましとなり果てている。


新しき年、まず一人一人が自分を見直すしかない。
自分のオナラは人のお尻からは決して出ないのだから。

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