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2019年7月12日金曜日

「花菱アチャコ師匠」

7月9日(火)、私は飛騨高山にて、左官のカリスマ「挾土秀平」さんとの打ち合わせを、ある大手不動産会社の総責任者の役員の方や、販売最大手の担当の方々、現場を担当する方々など8人で行った。朝10時から打ち合わせ開始なので、前日高山駅側のホテルに泊まった。挾土秀平さんとは某大手ビールメーカーの仕事を、ご一緒させてもらってからのおつき合いだ。全身殺気をためていて、眼光はでかく鋭い。声は野太くでっかい。気の弱い人は2分か3分でマイッタとなる。当然笑い声も大きい。怒ったときはその何倍もでかい。天才である。また詩人であり、写真家でもある。繊細さと殺気が生む、途方もない芸術的作品群は圧倒的に凄い。私たちが着いたときすでに、見本となる大きな作品を、作り終えていた。すばらしいの一語で全員息を飲んだ。詳細は7月末から8月にかけて現場で、巨大作品をつくる工程を、数日間ドキュメンタリーの映像にして、発信する予定だ。すでに制作スタッフのキャスティングをしている。おそらく業界初となる。その後、高山名物のラーメン店に全員で行く。火曜日は高山ラーメンは休日。わずか2、3店しかやっていないのを、事前に広告代理店のベテランが調べていてくれた。高山はとにかくラーメン店が多く、それぞれが味を争っている。私たちが行ったのは、「魚魚(ととや)」であった。ラーメンに煮玉子入り、いいスープの香りとともに出て来た。ラーメンのたたずまいがいい。期待がふくらむ。レンゲでまずスープをひと口、旨い! ピンポーン、久々の当たり店だった。人それぞれに好みがあるのだが、私はいままで2店が当たりで7店が外れだった。はじめて食べたときの、大ピンポーンの店がどうしても見つからない。私は写真を撮らないので記憶が頼りだが、何度行ってもラーメン店が多いので分からなくなる。ラーメンを食べてすぐに高山駅に向かった(それぞれ散会、おつかれさまでしたと)。午後3時半に名鉄グランドホテル18Fカフェラウンジで、中日新聞の記者の方と打ち合わせがある。少し遅刻してエレベーターを降りると、記者さんが立っていた。18Fラウンジの目の前は、東京モード学園の巨大なモニュメントのようなユニークな建築物だ。新宿のシンボルタワーになっているのも、東京モード学園の建築物だ。今話題となっている映画「新聞記者」の主人公の女性記者とは同期入社であった。女性記者のご主人も大手新聞社の記者であった。想像を超える圧力やイヤガラセを女性記者は受けているとのことだった。我が国は国際機関の調査によると、報道の自由度が先進国の最下位に近い。映画の中で内閣官房調査室の責任者が部下に言う。「この国に民主主義はいらない。形だけでいいんだ」と。私たちは恐い国の中にいる。私の住んでいる街にバリバリの自民党員の人たちがいる。その人たちがこう言った。「オレたち今回の選挙は自民党には入れないんだ」と。その言葉の意味は、「もういい加減にしろ、現政権」ということであった。むかし関西の大スターに「花菱アチャコ(ハナビシ アチャコ)」さんという師匠がいた。少年の頃大ファンだった。その師匠の決めゼリフが、“目茶苦茶でゴジャリマスルガナ”であった。金権主義の成れの果てが今の我が国であり、メチャクチャなのである。貧乏でもいい、幸せな国にしてほしい。救世主が現れることを切に願う。中日新聞の記者さんは実に清々しく、正義感に満ち満ちていた。30代そこそこと思ったが、40代であった。正義感はその人相に的確に現れる。家に着いて洗面所で顔を洗った。鏡に写った自分の人相の悪さに苦笑した。メチャクチデゴジャリマシタ。みなさん、いい週末を。三連休の間じっくり自分の顔とニラメッコしてみてください。何、オレはホレボレするようないい顔だと。ちなみに当時アチャコに対抗できる東京の大スターは「伴淳三郎」で、決めゼリフは、「アジャパー」であった。我が国は今、「アジャパー」だ。(文中敬称略)



1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。