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2011年10月4日火曜日

「一路君がんばれ」



朝っぱらから草鞋のようなモーニングステーキ、スクランブルエッグ、ベーコン焼、チーズハンバーガー、ホットドック、フライドポテト、ピザ、フライドチキン、アイスクリーム、パフェケーキ、コカコーラ、コカイン、LSD、スピード、アルコール、バイオレンス、フリーセックス。

破滅、壊滅、破綻、そして破産国家へ。


ご飯、味噌汁、海苔、納豆、干物、漬物、生玉子、おひたし、酢の物、ご飯、卵焼き、野菜の煮っころがし。

不安、不満、不信、そして破産国家へ。


前者はアメリカ合衆国。後者は勿論日本国だ。

何故か両国共に侵略戦争、介入戦争、次に開始したのは経済戦争だ。

全ての道はローマに通じるではないが両国共に全ての道は金儲けに通じる道をひたすら走り続けて来た。


その結果アメリカは格下げ、日本は更に更に格下げられてしまった。

思想なき国、哲学なき国、信じるものはただ金という精神不安定国家。



自殺、人殺し、親殺し、子殺し、妻殺し、夫殺し。地震、津波、洪水、山崩れ、放射能。

二十一世紀に疎開などという言葉に出会うとは誰が思っていただろうか。


アメリカ帝国は戦争と享楽と快楽主義の中で無惨な肥満体となり自壊した。

飲み過ぎ食べ過ぎ、夜になると元気を出し全てやりすぎ。

日本国は働いて、働きづくめで肉体を、心身を傷つけ、競争社会の中で自壊したのであった。

「働けど働けど我が暮らし楽にならざりじっと手を見る」啄木。

通勤疲れ、仕事疲れ、リストラ疲れ、就活疲れ、介護疲れ、経営疲れ。もうどうしようもない疲れる話ばかり。


そんな中で私の会社に居た人間から一枚のFAXが入った。

第一子誕生、命名は真実一路から「一路」君としたとか。ただし8ヶ月の早産、体重は1200gであったと、母子共に元気だと。

何かすーっと体中から疲れが抜けた。五十歳になってからの子供だから喜びもひとしおだ。


私の兄も同じ8ヶ月で800gであった。人一倍丈夫に育ったから心配はいらない。

いい名前だ。「おめでとう」のFAXを送った。翌朝家に電話があった。

ありがとうございます、うれしいです。子供と妻の為に頑張りますと。

そうだ命掛けで頑張れ、辛いだ、しんどいだ、疲れたなんていってる場合でないのだ。

わずか1200gの赤ちゃんが一生懸命生きているんだ。



国滅びて山河ありといったが、国滅びても希望の命ありだ。たくましく育て、この国を救ってくれ「一路」君よ。

真実という言葉はもう死語の様な言葉になってしまったのか。

いい言葉を思い出させてくれた。

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